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多形浸出性紅斑

今わたしは、猛烈に太ももが痒い。
原因は多形浸出性紅斑という皮膚疾患である。
(若干気持ち悪いので写真は載せませんが、興味のある方は画像検索を。笑)

ことの始まりは4〜5年前、最初の投稿にも書いた"人としての生活が出来てなかった時期"に遡る。

ポツポツと太ももに出来たヤツが痒くて痒くてたまらない。
数がある割に全部が痒いわけではなく、その中の数個だけが、どうにもこうにも痒いのだ。

当時は部屋もめちゃくちゃだったから、ダニなんじゃない?とも言われたりしたし、自分もそうなんじゃないかと思っていたので、皮膚科に行くのも気が引けた。

けど、そんなことも言ってられないか…と、ついに近所の皮膚科に行くも、原因不明の湿疹とのことで、薬をもらって終了。
その後、全く良くならず、むしろどんどん増えていったヤツ。
なんか美容皮膚科だったみたいで(病院の選択ミス!)、逆に先生ごめんなさいな感じになった。

そんなこんなでいよいよ足がヤツで埋まった頃、乾癬を患う知人がここ一択だと信頼を寄せる皮膚科を教えてもらった。

おじいちゃん先生はわたしの足を見て、1〜2質問をした後、
「これですねー」
と、病名と症状を書いた紙をくれた。実にスムーズな診断。

多形浸出性紅斑

全く耳にしたことのない言葉。

一応、正式な病名が出た、けど発症の理由はやっぱり原因不明。

調べてみると、粘膜にもできるようで、場合によっては生命の危険が起こるらしい。
私は幸いなことに四肢と、たまに顔まわりで済んでいる。

それからというもの、毎年同じ時期に悪化して皮膚科に行っては、
「今年も6月ですねー」
と言われる。
季節の変わり目にできやすいそうな。そして、この季節性のものは、20〜30代の女性に多いそう。

そんなこんなの色んな不調を経て学んだのは、原因不明ってだいたいストレスということ。
そんなに頑張らなくてよかったのに…当時の自分…とも思うが、あの頃がなければ今もない。

ストレスをあまり感じなくなった今の職場でも出るのだから、きっとこれからも出続けるかもしれない。だから、(多分)命の危険がない、季節性の湿疹で人間の深みが増したと思えば安いものだ、と思うつもりでいる。

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