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どうやら日常生活では演じているらしい。ーインプロ(即興劇)に参加してきました前半

こんにちは!!
先日、インプロ(即興劇)に参加してきました。
インプロに参加したのは人生初めてことでしたが、とても面白かったです。
インプロに参加したことで、「自分らしく生きる」ことの大切さを発見したので、そのことを記事にしたいと思います。


インプロ(即興劇)というこれまでの人生になかった新しい体験

知人から誘われたことをきっかけに、2日間インプロ(即興劇)に参加してきました。
子どもの頃から、映画やドラマは好きでした。でも、「自分が役を演じたい」と思うことはありませんでした。そういう人って多いんじゃないかな?
これまでの人生で演技することに興味を持ったけれど、「新しいことにチャレンジする良い機会かも!!」と思って、参加してきました。
参加を決めてから新しいことを体験できるという期待はありましたが、不安もありました。
「演じる」なんてやったことがないですからね。
それに「即興劇」というアドリブを求められるようなことにも不安を感じていました。
ですが、2日間の講義が終わってみれば、僕の人生観に影響するような大きな気付きがありました。

演劇ならではのワーク

講義が始まりました。
座学というのはほとんどなく、演劇ならではの特殊なワークをいくつもしました。
参加者は10数名いましたが、僕のような演劇初心者は他にいませんでした。
中には10年以上やっているベテランもいらっしゃいました。
そんな状況で、僕が上手くできるわけがないです。
なので、もう「お願いします!!」という体当たり精神でワークにぶつかってきました。

演劇なのに「演じないで」という謎の指示

ワーク中、講師から最初に受けた指示は、「役を演じないで」でした。
演技をしているのに「役を演じないで」?
どういうこと?
言われていることの意味が分からず、困ってしまいました。演劇って、役になりきることではないのか?
演劇に対する僕の認識がどうやら間違っているだと、この時に分かりました。
そして、その後の振り返りで、「役を演じないで」の意味が明らかになりました。

日常生活では演じている。演技中は演じないで。

講師が言った言葉が、凄く響きました。

「人生では演じているでしょ。父として、母として、会社員として、役職だったり学校の生徒としてだったり。そう言った立場や役割であなたを演じてきている。そして、人とぶつかった時には、相手と揉めごとにならないように自分を抑えて調整してきたでしょ。この自分を抑えて調整した時にあなたらしさが失われている。だから演技中は相手と調整しないで。役を演じないで。あなたらしさで突き抜けて。あなたらしさが出ている時に、そのシーンが面白くなる。」

こんな風に言っていました。
僕は、これを聞いた時に、演劇って面白いなと感じました!!
そして、講師の言っていることが、心に響きます。
これまでの人生で、思い当たることがたくさんありました。
自分がやりたいことがあっても、誰かとぶつかればお互いが納得できるような折衷案を見つけて、妥協してしまっていたなとか。
いろいろ思い出されました。
確かに、日常生活での調整の積み重ねで「自分らしさ」って見失ってしまったんだろうなと、思えました。

あなたは演じていますか?

この記事を読んでくれたあなたは、日常生活で演じていますか?
僕の場合は、人生の大半で役割を演じてたな〜と思いました。
特に、公務員としての自分という立場から9年間演じていました。
おそらく、あのまま公務員として定年まで働いていたら、本来の自分と公務員としての自分が区別できなくなっていたんじゃないかと思います。
現代社会では、「自分らしく生きること」は難しいんですよね、きっと。
本来の自分を見失わないために、どうしたら良いのか、正解は人それぞれな気がします。
僕は、「自分は何をしたいのか」を大切にすることが必要だと思っています。
そのために、小さなことでもやりたいと思ったことは、損得を考えずにやることにしています。
おかげで、少しずつ「自分は何をしたいのか」が見えてきました。
この方法は、おすすめです。
自分の気持ちに素直になれる人が増えることを祈っています。

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