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『わたしが知らないスゴ本は、 きっとあなたが読んでいる』で無駄な出費がなくなった

・タイトルにつられてジャケ買いした本で失敗する
・似たような内容・ジャンルばかり読んでしまう

ある程度、読書にお金と時間費やすと頭をもたげてくるこれらの問題。

「何か読みたいのに、その”何か”が見つからない」

もがけばもがくほど、深みにハマっていく嫌な沼から抜け出すには?

そんな悩みを抱えた時に出会った『わたしが知らないスゴ本は、 きっとあなたが読んでいる/dain 著』は凝り固まった本の選び方を根本から見つめ直すのに最適な一冊です。

とどのつまり、自分が面白いと感じる新しい本を探すなら、直接新しい本を探さずに、自分と好みの合う人を探す方が圧倒的に早いとのこと。

ここが私にとっては目から鱗でした。

自分は世界で唯一無二の感性を持ったスーパーセンスマンという変なプライドってないですか?

私の場合はそのプライドが邪魔することで、やみくもに変な本に手を出して、無駄な時間とお金を散財していました。

人に教えてもらえれば、面白い本はわりとすぐ見つかるんですね(笑)ホント最初からこうしておけばよかったとつくづく後悔。

ただ、その『人』というのがネックで誰でもいいのかというとそうではなく、そこはやはり「あなたが言うなら読んでみたい」と思えるような人であることが大事。

だからこそ自分の好きな本を同じように好きだと言っている人をまずは探しましょうね、というわけ。

この『スゴ本』ではとにかく図書館の利用を薦めています。

おかげさまで今ではすっかり、図書館の検索システムの虜です。

とくに私のような、財布にも、家の収納にも限度がある人間にしてみたら「なんで今まで思いつかなかったんだろう?」と思えるほどの、最高な解決策。

公共の図書検索のシステムは使ってみるとわかるんですが、ものすごく優秀なんですね、ビックリしました。

人々の「知りたい」という気持ちに、血反吐を吐きながら応えようとする、JAPANの本好きたちの意地を感じます。 

思えば、私の読書には『人』が完全に欠けていたように思います。

本に書かれている内容とそれを受ける自分の損得だけが常に優先されてる。

だから他の奴の言うこと、感想、レコメンドなんて知らん!

こういう驕り高ぶった精神が自分の知性を貧困に導いていたんだなぁと反省。

自分よりたくさん読んでる人はたくさんいるし、様々な知識を結びつけることで深く読んでいる人もいて、それはこれからもずーっと変わらないでしょう。人間の一生は世界中全ての本を読み尽くせるほど長くないですからね。

ですが誰かを頼ることで自分一人では得られなかった結果を生きてる間に得ることができる。

人生折り返しに入ったアラフォーだからこそ、戦略的に欲望を満たしていかないといけませんね。

ちょっと大人な本選びの指南書、おすすめです。

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