【辿り着いた】ファッションの正解

今日はファッションのお話。

今の僕はオシャレではありません。
昔も決してオシャレではないけれど、自分で言うのは烏滸がましいところもあるが、高1から27、28くらいまでは洋服好きで、いろんな系統を辿ってきた。

高校時代は当時の裏原ブームの影響でストリート系。
そこから大学時代に古着系に転換して、21歳くらいから古着MIXをやるようになり、そこからさらにTSUMORI CHISATOやFRAPBOIS、ZUCCaなどフェミニンなブランドを着るようになった。
そのまま社会人になってあまり服を買わなくなってしまったけれど、20代の終わりに雑誌の「Safari」を読むようになって、これまでの奇抜なスタイルを卒業。
スタンダードなアメカジとか男臭いコーデをやるようになりました。

それから30代が進むにつれて、自宅で働いている関係もあり、20代の頃よりファッションへの興味を失いましたが、セットアップに身を包み、綺麗目にカテゴライズされる格好をすることが多いようになったかと思います。

初期のストリート系からセットアップまで、自分でも驚くくらい大幅に系統に変わっている。
こうして色々な系統を経てきて、年齢と自分の体型や顔立ち、仕事などすべて加味した上で最近、また少し系統が変わり、ようやく「自分にはこれが似合う」という僕の中でのファッションの正解に辿り着いた気がする。

それは……

「少し遊びが入った綺麗目スタイル」。

最近も新しいセットアップを買ったのですが、ちゃんと試着して選んだので似合わなくはないけれど、たとえばこれにシャツとかブーツを合わせるなど、僕がカッチカチな格好すると、キャラや容姿的にしっくりこない。
ただ、カジュアルすぎたりストリート系だったり、ダボダボすぎるのも、読書とか映画好きだったりする面とライターという職業柄、違う。

セットアップを着る場合、ラインの入ったTシャツやスニーカーにしてカジュアルダウンさせると、しっくりくる。
テーラードジャケットってファッションのベースで、センスに自信のない人は毎日着ていてもいいとは思います。
でも僕の場合は、テーラードジャケットも良いんですけど、サイズがジャスト〜ジャストよりちょい大きめくらいの、派手ではないブルゾンにスラックスとかの綺麗目だけどキッチリしすぎてないスタイルの方が自分でも見栄えがいいというか、僕の体型やライフスタイルなども含めた個性に合うときがあるんです。

こういう感覚って、ファッション以外にもすごく大事だと思います。
いろいろ辿ったり、試行錯誤しないと気づかないことですが、お仕事でも、普段の生活でも、自分には何が合うのか、どんなペースで他者と付き合っていったらいいのかなど、あらゆる物事に対する「ちょうど良いところ」って人それぞれ。

一つの物事においてそれを見つけられると、今回取り上げたファッションみたいに、他の物事にも影響を与えていく。
それが連鎖していくことで「自分」というものが確立されると思う。
同時にセンスとかも磨かれていく。

自分を確立できてる人って何着ていても不思議とオシャレに見えますしね。
ようやく見つけた正解(と思える)ファッションで、誰かにオシャレと思ってもらえた「僕は間違ってなかった」と自分を誇れそうです。

読んで頂き誠に有り難う御座います! 虐げられ、孤独に苦しむ皆様が少しでも救われればと思い、物語にその想いを込めております。よければ皆様の媒体でご紹介ください。