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ベイビーアイラブユーだぜ、BUMP OF CHICKEN


わたしは BUMP OF CHICKEN が好きだ。

もちろん4人のキャラクターも、音楽やリスナーに対しての姿勢も、仲良くわちゃわちゃしているところなんかも好きだけれど、やっぱりなんといっても、曲が好き。

彼らの曲は、わたしがつらいとき、いつでも側にいてくれた。

ほんとうに、バンプが好き。



バンプは誰もが知っている国民的バンドで、その素晴らしさはそこらじゅうで語られていて、わたしよりも、もっと知識がある人も、もっとずっと昔からのファンも、いっぱいいる。

それにきっと、わたしがどんなに言葉をつくしても、全てを伝えきることはできない。

そんなのは承知で、だけど、ありがとうの想いが増えつづけて溢れそうで、書かないではいられなくなってしまった。



バンプの曲は、優しい。

そっと寄り添って、迷って間違えて後悔している自分をまるごと肯定してくれるような優しさがある。

隣に座って話を聞いてくれるような。
側にいて、大丈夫だよ、わかってるよって。

前向きになることを強要しない。それでいて、聴いたあとにちょっとだけ気持ちが軽くなる。

綺麗事ではない優しさがあって、それがきっと、くじけてしまった人や自信をなくしてしまった人の心に、優しく響くんだ。



このあいだのツアーで、藤くんが、何度も語りかけてくれたこと。

「君たちがつらいとき、側にいられたらいいって気持ちでは思っているよ、でも物理的に、本当に側にいることはできないじゃん。だけど、俺の作った曲たちは、いつでも、どんなときでも、君の側にいるから。」

もっと色々なことを話してくれたし、本物の言葉はもっと優しくて強くてかっこよかった。

どんな想いで曲作りをしているのかは「流れ星の正体」を聴けば十分伝わってきたけれど、直接、語りかけてくれた言葉はわたしが思っていたよりもずっと強くて熱いもので、やっぱり泣きそうになった。

「つらいときには、俺の作った曲が側にいる」

全ての曲の根底に、この想いがあるから、だから優しい。




わたしも、もう長いこと、何かにつまづいている感覚があって。漠然とした生きづらさみたいなものを感じていて。

その気持ちが特段つよく感じられるような朝や夜、何度も彼らの曲を聴いた。

どうしても学校に行けなかった朝には、「ホリデイ」を聴いた。悲しくて眠れなくなった夜には「プレゼント」を聴いた。

自分には何もない、と自信をなくしたときには「グロリアスレボリューション」や「才悩人応援歌」を聴けばすこしだけ気持ちが軽くなったし、将来のことを考えても考えられないときには「stage of the ground」や「記念撮影」に"大丈夫"という気持ちをもらった。

あの日もあのときも、今も、聴いている。

曲名を挙げようとすると、キリがないけれど。いつでも、そのときのわたしにぴったりな曲が、寄り添ってくれた。

遠くにいるはずで、わたしのことは知らないはずで、それなのにこんなに、わかってくれているって思えるの、すごい。

言葉が、音楽が、時間と距離を飛び越えて、人をすくうことって本当にあるんだな。



バンプを好きな人には、彼らの曲にすくわれた、という人が多いし、ライブでは号泣する人も珍しくない。だから、リスナーの想いの強さや熱は、全然興味のない人からすると怖いくらいかもしれない。

バンプの曲が、わたしと、たまたま波長があっていただけかもしれない。

だけど今はバンプに興味のない人の中にも、きっとぴったり波長が合う人はたくさんいて、つらいときには絶対に寄り添ってくれるから、それですくわれる人はたくさんいるから、既に有名な彼らではあるけれど、そんな人にもっと届いたらいいなって、どの立場で言っているのかわからないけれど、本気でそう思ってる。



毛布の内側に逃げ込んだわたしのところまで、ちゃんと、バンプの曲は、想いは、届いているよ。気づいているよ。

わたしたちがこんなに、本当にありがとうっていう気持ちでいることも、ちゃんと伝わっているかな。


届いてほしい。


ありがとうじゃ足りないんだけど、
BUMP OF CHICKEN、ありがとう。


ベイビーアイラブユーだぜ。

彼らの空まで飛んでいけ。














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