ちょっとしんどい。そんな一人反省会をやめたい
8月も残り数日。
イベントの多い夏は、気持ちが上向いてテンションが上がって何でもやりたくなってしまいませんか?今年も楽しい気持ちで急上昇、ふと我に返って急降下なんて日々を私は過ごしていました。
楽しみを全力で楽しむことは大切ですが、やはり自分のルーティンがあったり、普段通りの自分の時間を徹底したりするのは穏やかな日々には欠かせないと痛感している…そんな今日この頃です。
とはいえ、夏に限らず普段通りを意識していても予想外はいつだって起こるもの。
予想外にうまく対処できない時ほど、家に帰ってから「一人反省会」という名の自分を責めてしまう時間を作ってしまう人も多いのではないでしょうか。
しんどい「一人反省会」をやめて、穏やかに自分と向き合う時間を過ごすためにできることについて、少し考えてみました。
『振り返り=自己否定』になっていないか?
一人反省会というのは、自分の1日の行動を振り返る時間のことを指します。
しかし、一人反省会=自分の行動のダメだったところを見つける時間になっている方も実は多いです。だから、振り返りの時間が少ししんどいと感じてしまうのだと思います。
中でもHSP気質の方や完璧主義の方は、意識が自分の内側にとどまりやすいので「自分が正しい行いをしていたかどうか?」を考えすぎてしまいます。
あの言い方良くなかったかな
なんであの時気付けなかったんだろう…など。
自分を無意識のうちに責めていると、次第に自分自身を信じてあげられなくなったり、自分はどうせ…と悲観的になったりすることもあります。
自分と向き合う時間を作る2つのコツ
一人反省会は活用方法を少しだけ工夫すれば、自分を責めるのではなく、自分と向き合う時間に変えていくことができます。
一人反省会で大切なポイントは2つ。
視点を広げていく
ネガティブ思考に陥っている時は、どれほど人から褒められたり感謝されたりしても、「でも…」「だって…」と、どんなことも自分に対して否定的に捉えてしまい視野は狭くなりがちです。
視野が狭いままではダメだった部分ばかりが気になってしまうかもしれません。でも、少しだけ角度を変えて捉えてみたら誰かの力になれている部分だってあるはずです。
例えば、自分は好奇心が旺盛で飽きやすいと認知していたとします。しかし、周囲の人は好きなものへの集中力の高さが特徴であり魅力的な部分だと認知されているなんてこともあります。
自己理解は自分から見える自分だけではなく、「周りの誰か」からかけられた言葉にたくさんのヒントがあるものです。
区切りを意識する
特に避けてほしいのが寝る前の一人反省会。考え込みすぎるとなかなか眠れないなんてことも起こってしまいます。
一人反省会をするときは、
など、反省会の終わりを最初から決めておくのが私のおすすめです。
一人反省会は、必ずしもやめなくてはいけないものではありません。
穏やかな時間を増やしていけるように、一人反省会の使い方を少しずつ変えていけば気づきある時間になっていくのです。
自分だけでは気づけない部分だってある
一人反省会に限らず、自分と向き合うときは自分の中だけで完結してしまうことも多いでしょう。
時には、誰かの言葉に耳を傾けて欲しいというのが私の願いです。
自分の価値観や長所・短所を知ることを心理学では「自己認知」と言いますが、どうしても自分だけでは自分の全体像を捉えることは誰しもが難しいものです。
「自分」のことは誰よりも自分が知っているつもりでも、自分だけでは知り得ない一面を周りの人は気づいているということだってあります。
こんなこと話したら笑われる?なんて不安があるときは、あえて身近ではない人に話してみるのもいいかもしれませんね。
少しずつ自分を知っていければそれでいい
どうしたって受け入れられない自分の一面がある。と感じている人にとっては自分と向き合うこと自体が怖いもののように思えるかもしれないですよね。
でも大丈夫です。
すぐに自分の全部を受け入れられなくても、自分のさまざまな一面をちょっとずつ知っていければそれだけで十分。
一人反省会をよくするという方は、「誰かの迷惑になっていないか」を人一倍気にしてしまうからかもしれません。
そんなときは発想の転換です。
誰かに迷惑をかけたのではなく、「助けてもらってありがとう」と柔らかく捉えてみるのはいかがでしょうか?
今回のお話が少しでも考え方を和らげて自分に優しくなれる、穏やかな暮らしのヒントになれていますように。
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