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友、来るDAY34サンティアゴ・デ・コンポステーラ(+0Km/766→779Km)/総務課長も歩いてスペインを横断しよう

この日は朝から大聖堂の前に行き、友の到着を待ちます。

こんにちわ、相馬と言います。
ちょうど1年前(2022年)、スペインの巡礼の道を1ヶ月ほど歩きました。

前日のこと

予想外に前日にゴールしてしまい、知り合いにはほとんど会わず。
(終盤になるとだいたい同じペースで歩く人は固定化され、みな知り合いに。それが予定通り固まりになって進んでいくので、1日分、先に行ってしまうといきなり1つ前の知り合いがいない集団に合流することになる)

この日は大聖堂のあたりをフラフラしながら知り合いがゴールするのを待ちまっていると、来るわ来るわ知ってる顔。ちゃんとお話しした方から、数回話したことのある方、また、あいさつだけはした方などがぞくぞくやってこられる。

その皆さんとお互いをたたえ合い、写真を撮らせてもらう。今、見てもみな晴れやかな顔で達成感に溢れており、私自身も遺影に使ってほしいような笑顔だったりする。

2022年9月21日のメモ

  • 巡礼証明書もらう。(これをコンポステラという)

  • 距離証明をもらう(正式には779Kmだった)
    →これにて巡礼はいったん終了。

  • 巡礼事務所の職員さんに「日本だったら四国も歩け。両方歩くとまた特別な巡礼証明書が出るよ。」と、言われる。(たしか、熊野古道でももらえる。)

  • 午前中、大聖堂の前で待ってると続々知り合いがやってくるので、イチイチみんなで喜ぶ。そして、泣く。

  • 完走者の名前がミサで読み上げられるとのことだったが、読み上げられたのかわからず。

  • 会いたい人にはほぼ会えた。これがいちばん。あと2人いるのだが、彼らはどこを歩いているのだろう。明日も大聖堂で待ってみる。

  • もっとも気の合ったグループの一つでの夕飯は最高にうまかった

  • ドミトリー同室の人が戻ったのは3時。これも、巡礼の終わりをあらわすようでうれしい。(これまではみんな22時就寝、6時起床くらい)


そこまで早く出たわけではないが、まだまだくらい。
再びのサンチアゴ・デ・コンポステーラ
結局、3週間くらい同じペースだったアイルランドのじいちゃん。
前日はもうわけ分かんなかった景色も、ゆっくりと味わいながら歩く。
夜明けの大聖堂。
横から見るとこんな感じ。
昼前からお土産物とかがでてしまうが、朝イチだと静寂。
名物のアコーディオンも朝イチはなし。
昨日の喧噪が嘘のような大聖堂。
これはこれでよい。
この日にやることは巡礼証明書をもらうこと。
巡礼事務所はまだまだそんなに並んでなかったので朝ご飯。
というか、カフェコンレチェ(カフェオレ)。
オープン前からそこそこ並んでいるが、受付がデジタルになったのでだいぶスムーズになったらしい。自分の番号が前面のモニタに映し出されたら中に入る。
これが巡礼証明書。
21 Semptembre。
これが後に奇跡の数字になる。
これは距離証明書。
サンジャン・ピエ・ド・ポーからサンチアゴ・デ・コンポステーラまで、779Kmを歩いた。
事務所前でスンジュンに会う。
2週間くらい同じペースのイタリア人夫婦。
ずっと愛想悪いなと思ってたのだが、2人とも英語がほぼ話せないから愛想がなかっただけということが判明。最後に仲良く写真を撮らせてもらう。
いつも朝に会うと「ボンジーア(ポルトガル語でおはよう)、ボンジーア」と挨拶してくれたブラジル人の明るい兄ちゃん。
パイセンHさん、Kさんと、韓国のおじさん(お名前を忘れたのは大変申し訳ない)。
アイルランドのじいちゃん。国旗仲間。
抱き合って泣いている人も多い。
この日にあったばかりだがお互いをたたえ合う。
エストニア人の元IT関係のおじさん。
そして、スタートから最後までほぼずーっと一緒だった仲良しスンジュ。
目の日は私もこんな感じだった。
巡礼事務所であったティム。IT系のけっこうすごいおじさん。
午前のミサに出席。記念の日や、誰かが寄付をしたときにはこのボタフメロ(香炉)がたかれ、ぶんぶん振り回されるが、この日はナシ。
ただ、ボタフメロのあるなしが達成感に影響することなどない。
すばらしいパイプオルガン。
また、ボタフメロ。
もともとはフロにも入らず超くさい巡礼者達がこの空間に集った際、
それを少しでも和らげるために焚かれたという。
この日は歩いてないけど飲む。
午前のミサに出て、ビールを飲み、昼過ぎに大聖堂の前で待っていたら、
トマスとヴォルフガングがやってきた。
オーストラリア人のご夫妻。とくにポーズも取らずに写真を撮ったら
「こういうときはピースサインだろ!」と言われて撮り直し。
ヴォルフガングに促されて、恥ずかしいポーズ。
前年にグランパス(当時)の相馬君が日本代表に入ってくれたおかげで、「SOM」Aユニフォームで来ることが出来た。
知り合い達はコンポステーラをもらいにいくというので分かれ、昼ごはん。
これはおいしかったなぁ。
荷物を取りに巡礼事務所に戻るとけっこうな人だった。
前日について、次の朝イチにコンポステラをもらうのは正解だった。
4回目のセイチェント(FIAT600)
夜の宴会の前にまた大聖堂を撮る。
めちゃくちたくさん写真撮った。
こんなにキレイな空の写真は実は少ない。
そして0次会スタート。
スウェーデン、アメリカ、ポーランド、オーストリア、そして日本。
紳士淑女の集い。
夕日に染まる大聖堂と美女の後ろ姿。
(いびきの話をしていたとき「Kenもうるさいわよ」と突っ込んでくるクールビューティー。
ヴォルフガングが「ここが一番おすすめらしい!」と予約してくれた肉。
恐れることなく大きな肉を頼む。
なんだかものすごいおいしかった。

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