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保護ねこ兄妹きょうのスナップ10 あまえ下手の甘ったれ(2020/11/9)

 ベッドサイドのラグを、畳一畳ほどのホットカーペットに替えた。電気を入れて座り込んでいたら、レンちゃんがさっそく隣にゴロニャン。「キンちゃんもおいで。温かいよ」と呼ぶと、自分の名前と「おいで」には忠実すぎるほど反応するキンちゃんが来る。来るには来るが、仁王立ちで頭を突き出し、ポンポンと頭を撫でると行ってしまう。カーペットの上に寝転んでみようとはしない。人知れず寝転んでみるまでに2日かかった。
 レン&キンちゃんのお気に入りの玩具は3つある。ある? 棒の先にゴム、またはテグスをつけて、その先にヒラヒラするものがついた紐付き猫じゃらしなのだが、遊び方が激しすぎて先っぽのヒラヒラするものの原型はとうにない。100円ショップでポンポンやリボンを買って、3日に1度は再生している。
 これを振り回すと、走り回ったり、大ジャンプしたりして大喜び。今日も、レンちゃんと遊び出すと、すぐにキンちゃんも参戦。キンちゃんは猪突猛進型なので、辺り構わず降ってくる。爪を出したまま降ってくるので、棒振りもデンジャラス。
 大ジャンプして口でゲット。そのまま「自分の獲物だ!」と言わんばかりにくわえて持ち去る。ところが、レンちゃんが私のところに玩具をくわえてくるのを見て学習したのか? 持ち去ってしまうと、獲物は動かなくなり、つまらないことに気づいたらしい。背を向けて5、6歩立ち去りかけて、ハタと止まった。頭上に「!」マークが出た感じ。しばらく、Uターンして、私の手の届くところまで持ってくるようになった。何度やっても同じ。ハタと止まって「!」マークが出る瞬間、スゴスゴと引き返してくる様が可愛い。
 どうもキンちゃんには、人間と共存して暮らしたDNAがない感じ。手探りで無骨に習得していく様が痛々しい。

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