テレビ通販のバーゲンで買ったゼブラ柄のプルオーバーが届いた。しかもシャギー。さっそく試着してドアを出ると、来合わせたキンちゃんが、一瞬固まって、後ずさった…　黒い被毛の中の金色の目。いつもクリクリしている大きなまん丸の目が、いっそう大きくなって、驚きと恐怖の色が浮かんだ。まさにギョッ！！
　一人暮らしの巣籠もりは味気ない。おしゃれをしようが、髪型を変えようが、ねこ達じゃ褒めてもくれない。それが、こんなあからさまなリアクション…　ゼブラだろうがレオパードだろうがアニマル柄なんて、人間にとってはただの意匠のひとつにすぎない。それが、動物にとっては、遺伝子に組み込まれた生死を左右する信号になりうるとでもいうのだろうか？　ねこにとってゼブラが敵に相当するかどうか知らない。キンちゃんは本物のゼブラなんて出会ったこともないだろうに…
　なんだか今後、ねこのリアクション求めて、ワイルドファッションに傾倒しそう…