わが家の保護ねこ兄妹。ねこの１歳といえば、生殖も可能。人間でいったら思春期真っ盛りというところか、ともかく血気盛ん！　そろそろ、個性も際立ってきた。
　飼い主がもっていたねこのイメージ。気ままで、優雅で、の～んびり…　これとほぼ違わなかったのが、レンちゃん。いつも一番快適そうな場所をみつけては、の～んびり微睡んでいる。
　見事にひっくり返してくれたのはキンちゃん。ともかく元気！　昼間は、大人しく寝ているなんてことがなく、飼い主の後をついて回るか、イタズラをさがしている。「後をついて回る」と、とりあえず書いたが、そんな生やさしいものではない。いつもそばにいて、席を立ちそうな気配を察知すると、全速力で飼い主の横をすり抜け、弾丸走りで目的地に先行する。仕事場ならデスク、寝室ならキャビネット、キッチンならテーブルに飛び乗って待つ。そこになにがあろうと、おかまいなしに…　おかげで、近頃わが家は破損物が多い。
　オッドマンつきの読書椅子は、２匹が最も気に入っている場所。毎日、争奪戦が繰り広げられる。
　キンちゃんが勝った場合は、負けたレンちゃんは仕方なく別の椅子へ。レンちゃんが勝った場合、キンちゃんは小さいオッドマンに納まってみる。「はみ出してるよ！」やっぱり落ちた…
　急に冷え込んだ昨夜、勝者はどっちだったのか、それがどういう経緯でこうなったかは目撃していないが、読書椅子の上に一腹の大きなタラコががあった。