見出し画像

013 Amsterdam

2016 Amsterdam

2/11 PM5:36 列車は少し遅れてアムステルダム中央駅に着いた。宿に直行したいが、まず市内交通チケットを買わねばならない。

インフォメーションを探してそれらしき所で宿までの行き方を聞くが、窓口のおばちゃんに軽くあしらわれた。納得いかずまだ直に会ったことのない友人に助けを求め、彼の提案する(メトロではなく)バスでの交通手段に切り替えた。

しかし1つ目の券売機が私の前の人の操作で壊れ、もう1つ別のを探す羽目になった。これがまた大変だった。見つけたはいいがカードが使えない。キャッシュが残りわずかだったが、しょうがなくキャッシュ!だが今度は買い方もよくわからずひたすら前の人の買うところと会話を盗み聞きしてやっと手に入れた。

バス乗り場もいくつかあって、困惑したので人に聞きまくった。バスの乗り方もちんぷんかんぷん。周りの人に英語とオランダ語で教えられ、なんとか今回の宿(YH)Stay okay zeeburgに辿り着いた。チェックインのおばさんに優しく迎えられ、部屋に入った。ーーPM6:50

私に与えられたベッドは"5"しかしもう使われていた。部屋は6人の女性ドミトリー。トイレとシャワー付き。私はしょうがなく空いているであろうベッドにシーツ等をセットし、Wi-Fiでアニメを見ながら寛いでいた。

するとPM7:50くらいに相部屋の人がやって来た。どうやら私が選んだ"空いているであろうベッド"は彼女のらしい。また仕方なくせっかくセットしたシーツをひっぺがして上段のもう1つ空いているベッドに移った。踏んだり蹴ったりだ。

でも幸いなことにあとから来たこの相部屋の二人組はとても良い人だった。二人ともブラジル出身で片方は英語しゃべれないが、もう一人は英語も喋れて日本語も少し話せた。(日系ブラジル人だそう。)私が一人なのを気遣ってか、色々話しかけてくれる。

ほどなくして他の二人もやって来た。彼女たちはイタリア出身だった。日本の少女漫画が好きらしく、NANAの話で盛り上がった。PM23:15には準備もろもろ済ませて就寝。

2/12 AM6:20一度目の起床。AM7:10二度目の起床。
身支度を済まし、朝食を取る。今日はZaanse Schansというオランダらしい風車の景色を見るべく、Sprinterという電車を使おうと思う。駅までは徒歩10分ほど。途中ATMに寄り、お金を下ろして電車に乗る。チケットは乗車前に券売機で買い、乗る前にホームで機械にピッと打刻するだけ。降りるときも同様にピッと打刻。簡単だが、この作業を忘れてはならない。

Zaanse Schansの最寄り、Zaandijkに着いた。ーーAM9:31
アムステルダム中央駅から程近く、所要時間は20分ほど。最寄りからは歩いて15分ほど。橋を渡るともう村に着いた。風車の回るのどかな風景が広がる。朝10時前だというのにもうツアー客が押し寄せてきた。ほとんど中国人。さすが春節。

ひとりでしばらく歩き回っていると、程なくしてまだ直に会ったことのないオランダの友人から連絡が来た。もう着くみたいだ。
彼は今日大学があるにも関わらず、朝から来てくれた。ベンチで座って待っていると、「もしかして緑のスマホ持ってる?」とテキストでメッセが来たので、そうだと返すと後ろから「Maaya?」と声がかかった。振り替えるとそこには私の想像を遥かに越えた高身長の男が立っていた。名はWies、同い年だ。

彼の長い足による早足についていくのは少し大変だったが、本当によくアムステルダム、母国オランダのことを熟知している。一生懸命案内してくれた。あまりに足が早いので時々私を見失うらしく、後ろを振り向いてくる。あと背が高いので、よく頭や肩をあちこちにぶつけるドジっぷりも見せてくれた。とてもおかしかった。いや、会う前からだいぶおかしいやつだなと思っていたけど、実際生で会うとさらにぶっとんでいた。

ミュージアムパスも貸してくれてZaanse Schans museumにタダで入れた。他にもチョコレートの製作過程を見たり、ニワトリと戯れたり。11:00になると彼は12時からの授業のため先にアムステルダムに戻った。私もミュージアムを見たあと、彼を追った。

彼のクラスはPM2:30までとのことなので、ランチにomeleggでオムレツ(野菜たっぷりのポパイオムレツ!)を食べ、旧教会を見た後、飾り窓地区を歩いた。夜はここを女一人で歩くのは少し危ないので昼に歩くことにした。

そのままアムステルダム大学まで歩き、近くのカフェでケーキを食べて彼を待った。PM3:00すぎ、彼は再び私の前に現れた。その後はもうただひたすら彼のあとをついて案内されるがままにアムステルダムの街中を歩き回った。景色を眺めたくて、駐車場の屋上に上がるため、おっちゃんに交渉してくれたり、そこで写真を撮るのを手伝ってくれたり、トイレ探すの手伝ってくれた。とにかく任せっきりで申し訳ないくらいだった。ピザまで奢ってくれた。

正直今日まで毎日送られてくるテキスト攻撃で若干うんざりしていたが、会ってみると意外と良い人だった。ひたすらぶっ飛んでて、オランダ人なのに自分はイタリア人みたいだと自負するくらいジョークを言うDutch tall boy

PM7:00にお別れした。が、それからもまたテキスト攻撃が再開された。彼のお陰でオランダを少し好きになった。アムステルダムも、お気に入りかもしれないが、テキスト攻撃には困った。

2/13 起床。 YH近くのバス停からバスに乗り中央駅へ。メインの入り口から入ると左手にフリーピアノがあった。
グランドピアノが置いてあり、誰でも弾けるのだ。朝からそこでおじさんがショパンの別れの曲を弾いていた。これもWiesに朝そこでピアノを見てから列車に乗ってと言われたお陰でこうしてショパンを朝から聴くことができた。ーーAM8:17

Thalysに乗ってアムステルダムからブリュッセルへ向かう。


つづく。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

鉄道予約はこちら

レイルヨーロッパ・ジャパン公式サイト

レイルヨーロッパ公式鉄道ガイド

宿泊はぜひここでトライ!

ユースホステル公式サイト


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?