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014 Bruxelles

2016 Bruxelles

朝食も列車の座席で取ることができた。とても美味しかった。まるで国際線の機内食のようだ。だが1つだけ違うことがある。それは朝日が雲海からではなく、列車の出発地ここオランダ特有の真っ平らな地平線から昇ってくることだ。朝日を眺めながらアムステルダムとその友人に別れを告げた。

AM10:30ごろBruxelles-Midi駅に到着。メトロに乗ってMadou駅へ。次の宿であるYHは出口2から出てすぐだった。チェックインはpm3:00からなのでバゲージルームにスーツケースとバッグを置き、撮りためた写真たちをUpしてPM1:30にジュドバル広場へメトロで向かった。

Jeu Du Balle広場では毎日蚤の市をやっている。一歩間違えればほぼガラクタかもしれないようなものも売っている。私が行ったのはほぼ終わりかけ。何故なら事前調査によるとPM2:00を過ぎると店主たちがいらないものをその場に捨てていくと知ったからだ。つまり、置いてったものを拾おうと、なにも言われず、それはタダでもって帰れるのだ。

置いて行かれたものは小さなものから大きな家具まで様々だ。私は昔の手紙とコースター、そしてベネチアの古地図、ビン、銀メッキの猫足の小物入れを手に入れた。探している間はまるで宝探しをしているような気分だった。

周りも私同様、エコバックやカートを持ったおじさまおばさまたちが、ガラクタという宝の山を漁っている。お宝を無事ゲットした私はそのまま歩いて中心部へ向かった。

ジュドバル広場の近くにはヴィンテージショップや工房があり、歩いていてとても楽しかった。しかしこの日は雨。もうすっかり体が冷えてしまった。といことで暖めようとMasion Dandoyでベルギーのブリュッセルワッフルをいただくこといした。ホットチョコレートが染み込んだワッフルに甘く煮込まれたイチゴをトッピング。美味。

そのあとはすぐ近くのあの小便小僧の元へ。

このPee Man呼ばれる小便小僧は世界三大ガッカリのひとつ。確かに想像より小さかった。ちなみにもう少しだけ歩くと小便少女もいる。こちらも小さく、小さな路地にある。

雨だったのでガレリアを通り、ホステルへと戻った。PM5:00にチェックインを済まし、部屋へとスーツケースを運ぶ。週末だったのでエレベーターは作動せず、また自力で運ぶことになった。(腕死亡。)

部屋はすでに2人の女の子に占拠されていた。私は自分の枕であろうクッションを取り戻し、ベッドメイクをし、着替え、早めにリラックス。日本から持ってきた味噌汁と最後のひとつとなったカップラーメンを食す。実にひもじいがしょうがない。

2/14 バレンタイン。今日は遅めのAM8:30起床。またジュドバル広場に行き、今日はタダで拾いにではなく、買いに来た。1ユーロで映画「マイフェアレディ」のサントラLPレコードを、あと20ユーロでミニティーポットとティーセットをゲットし、一旦宿に戻った。ーー11:00

AM11:30 母の知り合いのベルギー人家族がYHの前まで迎えに来てくれた。彼らの車(黒のジープに会社のロゴと、日本語で日本の芸術と書かれた車)に乗り込み、ブリュッセルの色んなところを見てまわった。この家族は実に面白い人たちで、バレンタインを1人で虚しく過ごすことなく実に楽しい1日を送れた。ベルギー万博の開催されたアトミウムを見学したり、ガレリアでチョコを買い、ブリュッセルのフランボワーズビールを飲み、夜はウサギのビール煮込みをいただいた。

Grand Placeではバレンタインということもあって、地元のTVやFree Hug、そしてハートのシンボルにそれぞれの結婚した年数を書いたボードを掲げた夫婦や家族が一堂に会し、広場はまさに愛に溢れていた。愛とチョコの街、ブリュッセル。YHまで彼らに送ってもらい、ベルギー分の更新をして、私のバレンタインは終わった。ーー2/15 AM1:00

AM6:30に起床。7:15にYHをチェックアウト。7:45にはMidi駅へ。しかしここで異変が。私のvodafoneがデータアクセスできなくなった。あーでもないこーでもないといろいろ試すも原因がわからぬままEUROSTAR9117でロンドンへ。イギリスへの入国審査をベルギーで済ましてAM8:52出発。


つづく。

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