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早乙女まぶた
2017年7月30日 16:26
大きな花火の下で夜が聴く怨霊の讃美歌。
2017年7月29日 15:07
蛇口をひねるとシンクの底で水の花火が小さく上がった。
2017年7月22日 02:01
気を抜くと全身が透き通る。彼を構成している原子の結合がゆるんでしまい、この部屋と彼との区別がつかなくなるのだ。
2017年7月20日 09:06
手品師は美女を真っ二つにして、次に自分の体をどこかに隠してしまった。手品師は一向に姿を見せない。長い沈黙の後で、観客が一人席を立った。それを合図に他の観客も狐につままれたような顔をして日常へと戻っていった。ステージ上に残された美女は落ち着き払った表情をしていつまでも手品師の帰りを待っている。
2017年7月17日 08:21
ピアノの前に椅子が並べられていて、静かな演奏会。
2017年7月15日 15:14
シャッターを切る。鏡の前でポーズを決めているカメラ。