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スポーツx地方創生を10年やってみて

通常ならば今頃は白馬国際トレイルランの準備で、連日ありえないくらいの寝不足だった。

毎年毎年、半年以上も準備して、2000人に楽しんで貰えるか、コースは安全か、宿のキャパや手配は大丈夫か、熊は、蜂は、と不安と期待の毎日。
と同時にゲスト呼んで、前夜祭や後夜祭やって、ノベルティにこだわって、と。
みんな10年間、本当に本当に、多くのものを差し出して、良く頑張った、と思う。

今やこの運営メンバーから村長や観光局長やら要職に就いて、
もちろんそれ以外のメンバーも、皆それぞれ次のステージへと進んでいる。

もともとの目的は、スポーツx地方創生。
詳細の設計を話すと1万文字くらいになってしまうので端的に言うと、
2010年、宿泊事業者が集まって、閑散期に人を呼ぶことを目的に着想した。
さらに最終的な目的は、ハイシーズンである真冬の観光の復興。
実は、イベントはトレイルランである必要は全くなくて、逆算的に白馬にベストマッチするコンテンツを選んだ。

あれから10年経って、"HAKUBA"は世界に名だたる山岳リゾートの仲間入りをして、
多くのアウトドアショップの誘致や、多くの国際スポーツイベントの開催、外資の参入、そして地価が上昇した。
多くの地方創生に取り組む人たちの取り組みが、大きなうねりになって、白馬村にとって地方創生の一つのマイルストンは成就した。

が、変化には痛みが伴う。
揺り戻しもある。
やればやるだけ、また違う課題が出てくる。
ここから先はまた違う戦いが、おそらくずっと続く。

FYI:白馬のいまと、これから
https://yamatogokoro.jp/inbound_interview/48813/

昨年から、主催者と名前が変わった白馬のトレイルラン(白馬国際クラシック)は来週末(9/10)。
大会は、アウトドアメーカーに無償譲渡したため、運営はほぼゼロリセットで、課題は間違いなく多いと思うけれど、とにかく頑張って欲しい。

僕はイチ参加者として、ユーフォリアの社員の多くの仲間たちと、走りと応援に行く予定です。

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