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憧れのカポック枕をゲットした日 マカピーの日々#1037

マカピーです。
カポックが並木になっている街道で気になっていた事がありました。

マカピーはカポックの木が好きです。
といっても日本ではお目にかからない木ですから、多くの人はその存在を知らないかと思います。

Wikipediaの写真ではその植生が良く分からないですが別の紹介している写真も似たようなものですね!
幹や枝が緑色しているので、ちょっとアオギリに似ていますね。

ただ、実のはぜた様子の写真や、解説がこちらの方が優れている印象です。

そうなんです、花が咲いて実が大きくなると紡錘型の実がはぜて中からワタとその種が飛び出し空中に漂うのでした。

カポックは一年に一回しか収穫できません!

で、何が言いたいのかというと、この「天然のワタの木」の実の繊維(種子の周りを包んでいる)が熟するとまさしく綿状の繊維が辺り一面に広がり、口に入ったり目に入ったりすると厄介なんです。

ちなみに一般的に言われる「ワタ」つまりコットンとはこちらになります。

一年生の植物でマカピーが5年暮らしたウズベキスタン共和国はこのワタの大生産地で、そのほとんどを輸出していました。

でも、昔からカポックの繊維で作られた枕はワタの枕よりも「汗を吸わず気持ちよい」と定評がありました。

それから、吸水性がないので救命胴衣の中綿としても使用されていた歴史がありカポックというと救命胴衣だと思っている人もいるとか。(それ以外にもトウモロコシの乾燥した幹の部分も使っていたそうです)

またクッションや「ぬいぐるみ」などの中綿の「パンヤ」と呼ばれていたのもこのカポック綿だったそうです。

マカピーは何時の日にかカポックの枕を手に入れるのを願っていたのでした。

ところが、カポックの木があってその実の綿があたりに飛び交うような場所であっても枕を売っているような場面には出会った事が無かったのです。

タイやカンボジア、それからアフリカでもカポックの木を見かけましたが、その製品を見たことがありませんでした。

ところがここマレーシアのサバに来てみたら、ワタを採取して枕やマットレスを作って売っていたんです!

ヤッター!

今風のデザインの布地を使ってますね

街道で車を止めて小さな小屋の中に入ると、ワタを収穫した大きな袋がありそこから枕や子供用のマットレスを作っている作業場でもありました。

そこで働く数人のトドンをかぶっているバジャウ族の女性の衣装にも沢山のワタがついていました。

マカピーは枕よりも、「抱き枕」に目が行きそちらが欲しくなりました。

でも枕を少し長くしたようなサイズで「この2倍の長さのは無いの?」って尋ねたのですがこれだけだというので、仕方なくそれを購入しました。

ハナさんはマットレスが欲しかったのですが、子供用サイズしかないので「こんど特注しようかしら?」と話すのでした。

で、その抱き枕の使い心地はどうか?

実はギッチギッチに詰め込んでいるのでこの「抱き枕」かなり固いのです。
ですから、もう少しこなれてくると柔らかくなるんじゃないかなあって期待しています。

これで寝るのが楽になりました!ってな程のコメントが出来ないのはマカピーがすぐ眠りに落ちてしまうからでした(笑)

収穫したカポックワタ(右の袋)を詰める作業は結構大変ですよ!

マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。天然カポックの抱き枕で安眠!


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