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ネコがカリカリすると豊漁だって? マカピーの日々#1049

マカピーです。
日本でも昔「クジラがとれる場所は魚が沢山いる」とか言われたそうですね。

マカピーの仕事では、毎日のように村人のロビンの家に行きます。

彼の家の下屋(ひさしを伸ばした追加の部屋)を倉庫にして生産物を保管しているからでもあります。

ロビンの家はとてもシンプルです。

家の中に入るとほとんど家具らしいものがありません。


今日も暑くなりそうな日の出の様子

彼の信用できる人柄なので、彼にお願いして倉庫も作りそこで計量し他の村人からの生産物を買い取る作業もしているのです。

彼自身も生産者の一人なのですが、彼の家の金目のものと言えばバイクが一台あるのと手漕ぎのボートがあるくらいです。

雨が降ると、トタン屋根が雨漏りして下に座っている人の横にピチャピチャ水たまりを作るような家なんですよ。

そんな状況でも、お昼ごろになると必ずマカピー達にご飯を出してくれます。

「魚しかないけど・・・」と、マカピーはさっきご飯を食べたのですが、その心づくしのご飯を断る事なんてできませんよ!


子どもたちは激しくハンモックのブランコをやってました

そんな中で、ネコが収穫物の入る米袋(プラスチック繊維製)でカリカリと爪を研ぎ始めたんです!

マカピー:「お、爪研ぎしてるぞ!」
ロビン:「ボクらの間では、ネコが爪研ぎをしたら漁に出ると豊漁だっていうんだ。だからネコを飼っている漁師が多いんだよ」
マカピー:「へー、面白いね。日本ではネコが顔を洗うと雨が降るって言ってたよ?」
ロビン:「それで毎日雨が降るんだ!(笑)」


この母親ネコがカリカリしたんです。

ハナ:「ワタシはさっき食べて来たからお腹がいっぱいだけど(僕だって同じだよ)ロビン、どうしてアナタは食べないのよ?」
ロビン:「ここ二日ばかり歯が痛くて食べる事が出来ないんだ」
ハナ:「マカピーが先日、近くの町に行ったんだけど、唯一あるクリニックでは土日にしか医者が来ないんだって。50㎞先の次の町には郡の病院があるからそっちだったら無料に近い治療費よ!」

ロビン:「ボク注射が嫌いなんだ。COVID-19のワクチン接種も怖くてたまらなかったんだよ」
ハナ:「そんなこと言ってる場合じゃないでしょう!今日はラッキーな事に土曜日よ。これから近くの町へ今から車で行くから直ぐに治療しましょ!」
マカピー:「奥さんも何か買い物する事があるだろうから一緒に行こう」
ハナ:「じゃあ今から準備してね。私たちは車で待ってるわ」

余り面倒見ない母ネコの唯一の子猫。眼病があったのでマカピーの眼薬をさした

しばらくすると、子供を連れたロビン妻が車に乗り込んできました。

マカピー:「あれ、病人のロビンはどうしたの?」
ロビン妻:「怖いって家から出てこないのよ!(笑)」
マカピー:「え、ロビンが来ないのに行くの?」
ハナ:「(笑) 臆病者は置いてさっさと行きましょう!」

なんでこうなるの?

マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。子供たちは車での遠出に喜んでました!



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