見出し画像

認証あれば安心かな? マカピーの日々 #1072

マカピーです。
認証があればその製品の信用と言えるのでしょうかね。

いろいろな認証がありますよね。
例えばISOという国際規格がありますし、日本でも工業規格としてJISそして食品などではJASというのがありました。

それは、放っておくと人に害を及ぼすような製品を作る輩が出てくるからですよね。

製造業では他社製品より売りやすくするためには「安くする」。
安くするには生産原価を切り詰める事になります。
更に進めると「保安部品」などを取り払ったりします。


若葉の萌える頃



そうすると、『安かろう悪かろう』という製品が世にあふれ、結局はそれがもとで事故が起きたり社会に不利益をもたらすことになります。

で、各種の性能試験、材質試験、毒性試験などを経て適正な「製品」が世に出るようなシステムを作るわけです。

なんでこんな話をするかと言うと、マカピーも「マレーシアが日本の米を輸入」したら面白いのではないかとマレーシアの穀物会社の方と相談した事があったんです。

彼は日本に滞在し、日本食を食べたことがある社長さんでしたが「日本の米が手に入るのなら、私の会社でも扱いたい」との事でした。

そうすればブームの日本食レストランなどにも美味しい日本米を供給できるからです。

ところが、マレーシアに大量に輸入されるコメの多くはベトナム産だというのです。

さすがにベトナムってすごい国で、まるで工業製品のように農業でもサードパーティー生産物を作ってしまうのです。

例えば、タイの「ジャスミンライス」という美味しいお米がありますがベトナムでも栽培していますし、日本の米もベトナムで栽培しています。

つまり、売れる農産物を作っているわけです。

マカピーもそのたくましい商売根性を見習いたいものです!

ポピーの花がポンってはぜた感じですよね

実は前述した社長さんは「実はマレーシアには食糧庁のような組織がありそこのリストに日本米の業者があればOKだ」という事でした。

日本食には日本米が欲しいですよね。
寿司レストランなどでは特にそう思います。

ところが、現実では日本米ではない事が殆どで、更に奇怪にもマヨネーズ沢山、甘タレたっぷりの「スシ」が売られていてしかもしっかり高価なのでした。

まあそれを地元の人たちが喜んで食べているので否定はしないのですが、せっかく美味しい新鮮な「ネタ」が近海で豊富に獲れるのに、素材を無視した味付けたっぷりの「スシ」が大手を振って「日本食」と言われるのにはどうもマカピーは違和感を覚えるのでした。

実際にマカピーもサバ州の地元スーパーなどで米の5㎏や10㎏パックを買います。もちろん日本米は高級品なので地元やベトナム産の長粒米です。

そのパッケージを見るといろいろな認証の印が印刷されています。

その最たるものはハラル(Halal Food)認証ですね。
ムスリムは、この認証が無いものは口にできません(ハラム)

食品を製造する会社であれば、この辺りを徹底しないと大変なことになります。例えばムスリムが忌み嫌うブタの肉だけでなく、そのエキスが入った製品も困ります。

このアヤメなのかカキツバタなのか、きれいですね

半製品の米ではなく、カップラーメンであろうと、PETボトルの水にもハラル認証が必要なのでした。

その昔、日本の会社の生産ラインで豚由来の酵素を利用したという話がありました。微量であってもダメなものはダメなのです。

マカピーも「まあまあ、そんな固いこと言わないで!」と言いそうになったことがありましたが、日本では考えられない事がその国ではとても大切なんです。

国際理解というのは、それぞれの国の宗教や習慣を正しく理解する事から始まると思います。

その一方で本当に『ハラル・フード認証』だったら安心なのかしら?って考えてしまう事があります。

人間が取り行うことでは、とかく間違う事があり絶対ではありません。

小さな小さなバラですよー

よく吟味してその国の事情に合った認証があって人々が安心して暮らせるようになることが一番大切ですよね。

マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。人間が作ったものは完全じゃないですよね。







もしもサポートいただければとても嬉しいです。そのサポートは感謝のバトンタッチとして使わせていただきます!