見出し画像

アジンの家族と暮らす マカピーの日々 #1235

マカピーです。
アジン(来月4歳)の存在が面白いです!

アジンはアディキッチンのコックであるアピとその奥さんのアイダの息子です。

アイダは分かれた前夫との間に2児をもうけていて17歳と13歳の息子がいて、アピとの間の子供は長男のアジンだけです。


朝日が海面を照らしていました

アピ自身はサバ州の人ではなく、隣のサラワク州の人で二人は半島マレーシアで知り合って結婚し、アイダの田舎に来てマスオさん状態だったのですが義理の父と油ヤシ農園管理をするくらいしかなく、同居しても肩身が狭かったようです。

今回のコックの仕事はアピにとって「渡りに船」だったのかも知れません!

マカピーの借りている倉庫に更に一部屋増設し、そのアピ家族が住んで早くも1週間経ちます。

その後もアピは実直にオートバイで、妻の実家に住む13歳のアイダの次男を学校に送り迎えを繰り返しています。(長男は既にコタキナバルで仕事をしているそうです)


二羽のツバメはつがいでしょうか?羽つくろいをしていました

アピは俳優の風貌や声が豊川悦司さん似で、かなり歳をくっているかと思ったら、たったの36歳でアイダの方が一歳年上だったんです!

二人ともムスリム(回教徒)なのですが、アイダはトドン(ヘシャブ)をかぶっておらず腰まである長髪を垂らしていています。

彼女自身は両親のいる村の出身で、この地域の学校を卒業して17歳で結婚して第一子が生まれていますが、その後州の外で働いているせいか、一般のここの人たちとはちょっと感覚が違うのでした。

しかも、最初アジンが英語をしゃべるのでマカピーはビックリしたのです。

マカピー:「え、どこで覚えたの?」
アイダ:「私が教えているんです。時々日本語も!」

アピは本来のサラワク州の民族語もしゃべるのですがここではマイノリティーですからバハサ(マレー語)しかしゃべりません。

マカピー:「Azin, What do you want to drink?アジン、何を飲むの?」
アジン:「Miloマイロ!(ネスレ製品のミロの事)」

もちろんマレー語もしゃべるし、朝部屋に入って来る時は「アッサラームアライクム!」と叫んでいます(笑)

物見台に上ると、見知らぬネコが駆け上がって来て足元に甘えてくるのでした

マジメなアピとアイダを見ながら、ハナさんは「アピが惚れて結婚したのね!」と観ています(笑)

最初はハナさんが作ったご飯を一緒に食べていましたが、そのうちにアイダが料理したり、アピがレストランで料理したものを一緒に食べたりします。

朝が早い場合は「アジンが起きたらボクが面倒見るから!」とホワイトボードに絵を描いたり、おしっこをもらしてしまったら脱がせて洗い、着替えさせたりしています。

なんだか、好々爺(こうこうや)になってしまったマカピーです!(笑)

昨晩、本来アディキッチンで最初から働く予定だったサリから、ハナさんのところに電話がありました。

彼の突然の休暇?でこちらはコック探しでてんてこ舞いさせられたのですが、「仕事がありますか?」と聞いてきたので「うん、実は別の新しいレストランを開くことになって人が必要なのよ」

と怒りも見せず「人材確保」をしている、したたかなハナさんでした。

ロビンの家からアリが海藻収穫をしている様子が見えました

そうなんです、「アディキッチン2」が実現化しようとしているのでした。

今日はここまで!

マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。次々と展開が早いぞ!

もしもサポートいただければとても嬉しいです。そのサポートは感謝のバトンタッチとして使わせていただきます!