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まだ噴火が続いていたんだ マカピーの日々 #1445

マカピーです。
ルアング山がまたまた大きな噴火しました!

フィリピンから帰るフライトがキャンセルになったのはスラウェシ島北端のルアング山の噴火が原因でした。

それが、またドーンと1万9千メートル噴煙を吹き上げたらしいです!

https://tenki.jp/forecaster/deskpart/2024/04/30/28573.html

その噴火の様子を宇宙からの観察で見るとなんと、スラウェシ島やボルネオ島のある低緯度無風帯での風の流れは偏西風の西から東ではなく、東から西だったことが分かり愕然としました。

そうか、だから飛行機が飛ばなくなったんだ!

ヤレヤレ

何とフライト以外にも、近くを航行するフェリーなどにも影響が出ているようです。

マカピーはかつて3年7か月ほどフィリピンのマニラに滞在していた事があるんですが、その時にルソン島中部にあるピナツボ山が噴火したんです。

その日マニラは小さな台風が通過するとかで曇天だったのですが、午後三時くらいなのに街灯がついて「なんで?いくらなんでも早すぎるでしょう」と思ったのですが、それがピナツボ山の噴火の影響だとは知りませんでした。

なんとピナツボ山の噴火でちょうど上空に来ていたその小さな台風は消滅してしまったと言われています!

翌日朝起きてみると、家の周囲が真っ白で「雪?」って思いましたが火山からの降灰だったのです。


フェリーが沖を行きます

もちろんマニラ空港は閉鎖され、降灰は南部のパラワン島まで及んだそうです。

マカピーの友達のシューちゃんは飛行機が飛べないのでパラワン島に戻れなくなってしまいました。

そうなんです、ジェットエンジンが火山灰を吸い込むと突然エンジン停止になる恐れがあるので、おいそれと稼働できないんです。

しかもエアコンの室外機や掃除機などのモーターにも影響があるから使えなくなってしまったのです。

なんとマニラ空港の滑走路には沢山の人が出て箒をもって灰を集めるのですが、しばらくすると風が吹いてきてまた吹き溜まりが出来るというのを繰り返していたそうです。

ピナツボ山の麓では少数民族のアエタ族が狩猟生活をしていたのですが、火山性地震が活発した際に強制的に避難させられて助かりました。

ところが、山容が変わるほど巨大な噴火だったので火砕流の発生やその深い降灰の影響で全ての樹木が枯れてしまう死の世界になってしまい、アエタの人々は帰還することが出来なくなってしまったんです。

在フィリピン米軍のスービック海軍基地とクラーク空軍基地もこの影響で閉鎖されてしまいました。

マカピーはその一週間ほど後に高原避暑地としても有名なバギオに出張で出かけたのですが灰が積もった中を延々と進むのですが、牛車に家財道具を満載した避難者の群れにもすれ違いこの世のものとは思えない光景でした。

実はそのピナツボ山の噴火前にバギオを中心とした地震が発生していたんです。

マニラでもかなり強い揺れで、オフィスで執務していたマカピーはテーブルの下に潜り込むと同僚のアイダさんも来ました。

「研修に行った日本では地震があるとこうしてテーブルの下に入ったのでなれました!」と笑っていました。

飛行機は火山に弱いのです

マカピーは、最近日本各地で頻発する地震が気になります。

過去の富士山の噴火もトラフ地震との関連性が言われていますし、マカピーはあのピナツボ山の噴火後の光景が思い出されるのでした。

何もなければいいのですが、ちょっと心配です。

マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。気になったら準備しましょう!

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