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おばさん部長、どうしようもないくら落ち込んだ夜の呪文

40代半ばで、外資系に転職した元ライフスタイル編集者、おばさん部長です。 転職して6年経っても、いろんなことが重なってどうしようもないくらい落ち込む夜があります。 ベストセラー『LIFE SHIFT』の美辞麗句や、誠実そうに見せて計算高いヘッドハンターに乗せられて転職なんてしなければよかった。 管理職転職が難しいこともわかってないで、苦労して。 アウェイの会社に来て全然会わないし、 前職でそれなりの自信も達成もしてきたのに、アウェイでは理解もされない、スキルや知見に興味も

    • おばさん部長の「ママは仕事の文句が多いね」、息子の反応「それはちゃんとやってるからだよ」

      年中グチっぽいのは嫌われる、文句ばっかり言ってないで気分転換するか、やることやった方がいいと思いつつ、家族や親しい友達には愚痴が出てしまう私。 おばさん部長、6年前に管理職転職して今だ七転八倒する50代。 特に、毎日の夕食の時間は、家族の楽しい時間にしたいから、この頃はできるだけ仕事の話をしないように気をつけてきていました。でも、昨日はストレスいっぱいで、言葉が溢れ出てしましまた。「私に、小さいウソを重ねて自分を大きく見せようとするメンバー」とか「私の部署で何年も葛藤して

      • おばさん部長、年下役員にムカッとした時のマイベスト対応

        40代半ばで、古き良き日本企業からグローバル企業に転職した、おばさん部長です。 最近、斜め上の役職者、つまりよく連携する部署の一つ上のポジションの10歳以上年下の方に、かなり上から目線で命令されたりアドバイスされたりします。噛み砕いて言うと、私と私の仕事を尊重して私から情報を得たり学ぼうという気はなく、自分のやりたいことと自分の考えを上からやってくださいと言ってくる。 ムカッ。 昇進に年齢は関係ない、いわゆるグローバル企業ではそういうこと多いですよね。 本当の上司、レポート

        • おばさん部長、転職でうまくいかない日々、スイッチを入れてくれたのは部下の力でした

           私より、無謀でおっちょこちょいな転職をする人っているのかしら。  6年前、40代半ばのおばさん部長にして、古き良き日本企業から、いわゆる外資系企業に、思うところあって転職。管理職転職は本当に難しいと言われているのに、外資系、しかも異業種という別世界でした。リスクも覚悟の上で、2.3年しかもたないかもしれないけどやってみようと.  いやー、想定以上の、それこそ天と地がひっくりかえるような転職でした。会社のタイプもカルチャーも全く違って。七転八倒して、泣いて怒って、3年必死で

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          アメリカ人の夫が『PERFECT DAYS』に憧れる理由

           子供が高校生になって、親子3人で観たいという映画がずいぶん少なくなった。一人息子が小学生の頃は毎週末のように近くのシアターに行き、一番大きなポップコーンを買っての映画鑑賞が恒例のイベントだった。コロナの間は、うちでポップコーンを山ほど作ってネットフリックスを観るのが新しい楽しみに。大人の鑑賞に耐えうる良質な子供映画、子供も楽しめる心温まるドラマ、老若男女がワクワクするライトなサスペンスやスパイもの。3人が好きな映画やドラマを見つけるのはそんなに難しくなかったのだけどな。  

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          ブルーな女の子に「普通でいいんだよ」と言ってくれた映画

           午後の光が窓から差し込む教室で、彼氏のできた美人のクラスメートの横顔を遠目に見て、「ああ、少しでも可愛かったら自分に価値を感じられるのに」と思った。  17歳の私は、ひどく落ち込んでいたと思う。アンニュイな青春だった。中学校まで成績はよかったけれど、進学校に進んだから高校では目立つ生徒ではない。中学まではスポーツも得意だったから人気者だったけれど、女子だけの進学校ではおしゃれな美人がスターだった。10人並みの容姿、10人並みの成績、恋に憧れていたけれど出会いもなく「予定」と

          ブルーな女の子に「普通でいいんだよ」と言ってくれた映画

          「ママ、アメリカの大学に行きたい」

           ティーネイジャーの息子が、濃いまつ毛を伏せて、今もダイニングテーブルで問題に取り組んでいる。私はカフェオレを片手にネットのニュースを読みながら、休日の朝を楽しんでいる。息子は数学オタク。三度の飯より…いやかなりの食いしん坊だから、三度の飯“と”数学が好き。頭の中身の9割がその2つみたい。インターナショナルスクールに通う彼の夢は、数学を思いきり勉強できる大学に行くこと。最近「ママ、アメリカの大学に行きたい」と言うようになった。やはり数学を学ぶには、教授も学生も世界中から才能が

          「ママ、アメリカの大学に行きたい」

          ちょっと呼ばれてハッピーアワー

           渋谷に住んでる友達が、広尾の知り合いのチーズやさんに行くから、そこで一杯飲まないかとLINEしてくる。小春日和のレイジーな土曜日。友達は年始のお客さん用の買い出しに行くとかだけど、店のコーナーがバーになっていてワインとチーズを楽しめるらしい。広尾のマンションに住んでる私は、行く行く、とLINEする。家族の夕食の支度前に一杯。5時過ぎだからお酒が安いハッピーアワーかもしれない。  ちょっと呼ばれてハッピーアワー。  これがないと、女は生きていけない。と言うのが一般化しすぎなら

          ちょっと呼ばれてハッピーアワー

          温もりとリラックスのマリアージュ

           我が家のキッチンは少し小さい。そこがいいところだ。体の大きい料理好きの夫が夕食の支度をしていると、私が食前のワインをちょっと注ぐにもスペースが足りなかったりするし、勉強の合間にお腹を空かせた子熊が谷に降りてきて、いや子供がキッチンにやってきておやつを漁っていたりすると、 「キッチンに人が多すぎるー!」 と夫が少しだけ嬉しそうに大きな声で不満を言う。いやしかし、つまみ食いを怒られながら背中と背中が軽くぶつかったりするのも悪くない。仕事から帰宅し、家族の温もりにほっとしながら、

          温もりとリラックスのマリアージュ