少し前のことになりますが、次男が14歳の誕生日を迎えました。その日学校から大きな荷物を抱えて帰ってきたので何事かと思いましたが、友達からプレゼントをもらったとのこと。彼はそのプレゼントにひどく興奮していて、私に会うやいなや嬉しそうに中身を見せてくれました。そして私はそのプレゼントにとても感動したのです。

プレゼント選びと言うのはなかなかに難しいものです。何が喜ばれるのかは、その人のことをよく知っていて、よく観察していないと分かりません。なので多くの場合は割と無難でありきたりなものを選んでしまいがちです。

我が家では、子供たちへのプレゼントは本人に何が欲しいのかをあらかじめ聞き、それを送るようにしているので、本人たちはもちろん嬉しいのですが、サプライズはありません。少々イベント性に欠けてしまいます。

今回次男のお友達がプレゼントしてくれたものは、かなり次男の好みを理解し、時間をかけて考え、手に入れてくれたことが想像できるものでした。中学生にもなるとこれほどの心遣いと知恵が備わるものかと感心するのと同時に、私たち大人は彼らから学ぶところが大きいように思いました。

バレンタインだからチョコを贈り、母の日だから花を贈る。誰かがお金儲けのために作り出したイベントに乗っかる形で、よく考えもせずにプレゼントを買ってしまうことが私にもありました。もらった相手の驚き、喜ぶ顔を想像しながら、時間をかけてプレゼントを選ぶ余裕のある大人は、それほど多くないのではないでしょうか。

こんな素敵なサプライズプレゼントができるボーイズに育っていることに、お友達のママたちは気づいているかな…

「次男のことを大切に思ってくれてありがとう」と心から思った最高の1日でした。