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自己理解のやり方 入門編

 今回の記事では、「今の自分をどのように理解しているのか」について書きたいと思います。2023年度も上半期を過ぎ、大学の授業も前期を終えようとしているこの段階で自分を見つめ直し、今後の糧にしていきたいと考えています。少し長くなるかもしれませんが、よろしくお願い致します。


自己理解をしようと思ったきっかけ

 きっかけは大学の授業で受けた心理学の授業です。失礼は承知の上ですが、大学1年生で受ける心理学の扱う範囲だと、自分で読書をして勉強をした方が理解が早いと感じてしまいました。

 そこで、
①インプットを自分で行い、授業で復習。
②「自分とは何なのか」というアウトプットに活用する。

という手順でここまで勉強してきました。

 しかし、これらの勉強を自分のノートの中に留めておくのは少しもったいないと感じた為、ここでさらにアウトプットすることにしました。

自分を理解する為には「繋がり」の理解が必要不可欠

 まず初めに、自己理解をするうえで欠かせない「繋がり」をまとめていきたいと思います。以下の参考図書としては、『対人関係を通しての自己理解ワークブックーひとのこころとふれあう私ー』(2013,遠藤健治)を中心に扱っていきます。
 一つ目は「自分を装う」という繋がりです。具体的に言えば、自分と服・自分と化粧・自分と表情といったところでしょうか。
 自分をどのように装っているのか理解しなければ、本当の自分を理解することはできません。自分を客観視し、分析するための第一歩として、このような表面的な「繋がり」を一つ目に挙げました。
 
 二つ目は、「他人」との繋がりです。友人が時には自分の鏡になると言われるように、他人と自分の関係を理解することも自己理解に関わってきます。直接関係ないと思うかもしれませんが、このような社会的な繋がりもとても重要です。

 三つ目は「ストレス」との繋がりです。普段はおとなしい人が家に帰ると攻撃的になる・飲酒をすると性格が大きく変わってしまうといった「ストレス」による反動を自分で理解することで、自分の両面性を理解することができます。一つ目に挙げた装いとは異なる視点の為、大きく言えば自分の3面を理解できるということになります。

 最後の四つ目は「コミュニケーションで欠かせないこと」の繋がりを理解することです。例えば、表情と声のトーンの関係・親密度に応じて自分をどこまで見せるのかといったことが挙げられます。普段は無意識に行っているコミュニケーションを理解し、道具として活用していくことは自分を相手に理解させる上で大切な視点だと言えます。

 まとめると、
①「装い」との繋がり
②「他人」との繋がり
③「ストレス」との繋がり
④「コミュニケーションで欠かせないこと」の繋がりの理解
という4点が自己理解するうえで欠かせないということです。もし、皆さんが自己理解をしたいということになった場合、以上の4点を意識しながら分析していけば自ずと良い結果が見出せるかと思います。

実践 自分とは何なのか

 これまで「自己理解」する上で欠かせない視点を述べてきました。そこで、次にこれを実際に活用するとどうなるのかということを自分の自己分析を通して伝えていきたいと思います。

「装い」との繋がり

 「装い」で欠かせないのはやはり衣服でしょう。流行している服をただ着るだけなのか、それとも機能性を重視するのか。ブランド名が大きく書かれたアイテムを身に着けることも一種の自己主張と言えると思います。
 授業で扱ってきた「自己理解ワークブック」(2013,遠藤健治)(以下本著とする)に基づいて結論を見出すとした時、「何を着ても良い」と結論付けるのは少し乱暴だと感じます。なぜなら、何でも良いという、まさに日本人らしい言葉で片づけてしまうと、自分を理解することは絶対に出来ないからです。私の場合、「装い」で大切なことは、「自分の選択に責任を持つこと」だと結論付けました。
 衣服であれ、化粧であれ、自分には何が合うのかを理解することはとても重要です。実際に、近年では「パーソナルカラー」という言葉もあり、自己理解をした上で装いをする傾向にあります。流行に流されるだけの無個性も認められるでしょうが、本授業を受けた身からすると、自分を分析したうえで最適なものを選択することが大切だと感じました。

「他人」との繋がり

 「他人」との繋がりでは本著の場合、対人魅力や親との関係性、恋愛観等が挙げられています。心理テストを何度か行ってみた結果、自分は自立型でありながらも内向的な性格であるということが分かりました。そこで、本結論は「自分が自立していることを自覚し、自己肯定すると共に積極的な行動をする」としたいと思います。
 恋愛や対人との関わりが無くても我々は十分幸せに生きることができます。しかし、これらを大切にすれば、人生の歯車がさらに円滑に回ることは確かです。19歳で大学生として自由な学びができることに関して親に感謝すると共に、他人との関わりも大切にしていきたいと思います。

「ストレス」との繋がり

 「ストレス」との繋がりに関してはバウムテストや認知療法等、実践的な実験を通して考察することが多かったです。ここでの学習で印象的だったのが「考え方」の癖の分析。
 自分の場合、「先読み」「深読み」の傾向が強いと感じました。自分は自意識過剰な所があるため、本著を読んだときにとても納得したのを覚えています。自分を責めてしまう性格が最終的にはうつ病に繋がる可能性があるという授業の話を踏まえ、自分は自意識過剰になることなく、気楽に生活していくことが大切だな、と感じました。
 バウムテストという象徴的な研究を自分と結びつけるのは難しいと思います。あくまでも統計的な推測にすぎない為、自分の場合はあまり合いませんでした。

「コミュニケーションで欠かせないこと」の繋がりの理解

 「コミュニケーションで欠かせないこと」としてネット社会での対人関係や笑顔の作り方等が挙げられると思います。
 ネット社会での対人関係で欠かせないことは実際に対面で話したらどう思うかということを考えることです。普遍的な結論ですがこれに尽きると思います。例えば、SNSでの誹謗中傷。蚊帳の外からの言葉は一見すると気にならないでしょうが、当人からすれば確実に傷つくでしょう。実際に誹謗中傷を通して命を落とす人も目立っている為、これに関しては常に客観視しながらコミュニケーションを取ることが重要視されると思います。
 コロナ禍も終わりつつあり、マスクを外して接する機会が増えました。そのため、他人からどう見られているか、笑顔になっているかを理解することはコミュニケーションを円滑にするうえでも自己理解するうえでも大切だと考えられます。今一度自分が社会に接する上で何をしているのかを振り返り、意識する点を確認したいと思いました。

おわりに

 以上が自分の大まかな自己分析になります。勉強に時間を割いていることもあり、短い結論になってしまっていますが、ある程度は丁寧に書けたのではないかと思います。
 「生きていくうえで」と書いてしまうと壮大な話になってしまいますが、純粋な心で気持ちを受け止める幼い態度と、一度疑い熟考する老いた態度を使い分けられない人には決して自己理解はできないと思います。
 「自分は何なのか」という根本的な視点は必ず使います。大きな決断をする時。悩みや不安で頭がいっぱいになってしまった時。どんな状況であっても自分を知っていれば俯瞰したうえで結論を下すことができます。
 自分もこの気持ちを忘れることなく、たまには自分を見つめる時間を作ろうかな、と思います。

 長くなりましたが、お読みいただきありがとうございました。良ければスキ・フォローよろしくお願い致します。励みになります。


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