78年目の「８月」を迎えるタイミングで、原爆を開発した物理学者の半生を描く映画『オッペンハイマー』と『バービー』の画像を加工・合成したネタ画像がSNS上で拡散され、批判の的となっています。分断の深まる世界で核攻撃が現実味を増す中、戦勝国にとっての原爆被害はしょせん「ネタ」でしかないことを改めて思い知らされる悲しいニュースでした。

　一方、国内では『はだしのゲン』が広島市内の学校教材から外されて以降、売り上げが爆上がりしているそうです。現在24の言語に翻訳され、世界に被爆の実相を伝えています。翻訳したボランティアの方々は広島でのG7サミットをどのような思いで見つめたのでしょうか…。詳しくは名古屋テレビ放送制作の下記番組をご参照ください。今回も最後までお付き合いください。

▼「はだしのゲン」誕生50年の今、なぜ販売数が急増？ 紛争地域で関心が高まる特徴も…「ここまで部数が伸びるとは」外国語版の翻訳者が語る“平和への危機感”【テレメンタリー2023】
　https://youtu.be/iuVCxESXqXU

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■ 最新号の紙面から

▼関東大震災100年　朝鮮人虐殺、その時キリスト教会は？
　信州夏期宣教講座で星出氏講演
　http://www.kirishin.com/2023/08/01/61568/

▼教会での未信者葬儀は可能か
　「キリスト教葬儀の学校」開校
　http://www.kirishin.com/2023/07/28/61550/

▼処理汚染水の海洋放出に反対
　日韓の聖公会が連名で声明
　http://www.kirishin.com/2023/07/27/61534/

▼改革派教会が岸田政権に抗議
　「積極的な平和外交と和解を」
　http://www.kirishin.com/2023/07/26/61522/

▼「マザーハウス」五十嵐弘志氏
　性的暴行で逮捕・起訴を受け理事長辞任
　http://www.kirishin.com/2023/07/20/61345/

▼【宗教リテラシー向上委員会】
　「８月と『主の祈り』」與賀田光嗣
　http://www.kirishin.com/2023/07/28/61546/　

■ web限定

▼【書評】『なぜ子どもは神を信じるのか？　人間の宗教性の心理学的研究』
　Ｊ・Ｌ・バレット
　http://www.kirishin.com/book/61310/

　幼い子どもが、無邪気に神について語ることがある。「花や虫は神さまが作ったんだよ」「神さまが見てる」などと大真面目に話すのを見て、大人たちは「両親がそう教えたのだろう」と考える。しかし、両親はそんなことを教えた覚えがないと言ったりする。実際、多くの親たちは子どもに何かを「教え込むこと」が非常に困難であることを体験的に知っている。にもかかわらず、子どもたちは容易に宗教を信じ、時には神への信念を諦めさせるのが難しいことさえある。このような宗教的信念を、子どもはいかにして持つのか。宗教認知科学者である著者が、宗教性の発達に関する研究成果をまとめた。


▼神戸国際支縁機構、５度目のウクライナ訪問で神学校司祭と対談
　神戸で平和集会も開催
　https://christianpress.jp/kicc-0730/

　世界各地の被災者や難民、孤児の支援を行う神戸国際支縁機構（神戸市垂水区、岩村義雄代表）は６月１１日～２４日、ポーランド国ワルシャワ経由でロシアによる軍事侵攻が続くウクライナに入り、首都キーウ（キエフ）をはじめ、ブチャ、イルピン、ザポリージャなどを訪問した。また、帰国後２８日には、サンキタ広場（神戸市中央区）で、ウクライナ避難民ら３０人と集会を開き、地域の人たちに平和の大切さを呼びかけた。

■ 告知情報

▼「おふぃす・ふじかけ賞」授与式2023
　https://youtu.be/-f2KdLHxMm8

　毎年、臨床心理士の藤掛明氏が独断と偏見で、キリスト教を背景としたカウンセリングやカウンセリング的な発想を示した良書を選ぶ「おふぃす・ふじかけ賞」。今年で第９回目（選定対象は2022年１月から同年12月に出版されたもの）となる授与式のハイライトを公開しました。

　【本賞】
　・『こころの時代のキリスト教』堀川 寛（地引網出版）　
　・『LGBTとキリスト教』平良愛香 監修（日本キリスト教団出版局）
　・『DVからの家族再生』栗原加代美（いのちのことば社）

　【特別賞】
　・「コラージュの実践」
　　花野井百合子　キリスト教カウンセリングセンターなどでの指導
　　谷口基子　「舟の右側」誌でのコラージュ記事

　▼ノーカットのライブ映像はこちら↓
　　https://youtube.com/live/3GLj5zxh10w


▼「Ministry」創刊号 特別対談「無神論の黄昏」
　アリスター・Ｅ・マクグラス×森本あんり（2009年）公開
　https://youtu.be/Mds39XPIzbM

　「Ministry」創刊号に収録された特別対談の動画を日本語字幕付きで公開しました。

　2008年、キリスト新聞社と聖学院大学の招きで来日し「聖餐」をテーマに講演したイギリスの神学者、アリスター・Ｅ・マクグラス教授。自身もかつては無神論者だったという同氏は、これまで積極的に「無神論との対話」を繰り返してきました。来日を機に、森本あんり氏（国際基督教大学教授＊当時）がそれらの対話をめぐってたっぷりと話を聞きました。

　▼「無神論の黄昏」中編
　　https://youtu.be/mtDdWJnQveQ


▼「日本人に不足しがちな宗教リテラシー」
　（クリスチャンプレス主催オンラインセミナー）ダイジェスト動画公開
　https://youtu.be/NbByqhcmVo0

　クリスチャンプレスが毎月第二金曜日に開講しているオンラインセミナー「クリスチャン解体新書」から、７月の対談回「日本人に不足しがちな宗教リテラシー」のダイジェストを公開しました。

　ニュースではたびたび取り上げられるのに、宗教に関してなかなか情報を得る機会が少ない現代。日本のキリスト教を中心に、献金とお布施、無宗教という誤認、反ワクチン、チャットGPT（AI）など、宗教を取り巻く最新事情について、２人の「異端児」が立場の異なるクリスチャンの視点から切り込みます。

　関心を持たれた方は、ぜひ来月以降の受講をご検討ください。

　▼Chiyo（サルーキ＝）× MARO 対談
　　「Rock in Christ 〜音楽とプロレスとキリスト教」
　　8月11日（金）19時半～21時
　　https://christianpress.jp/introduce/chripre-seminor/

　　音楽は愛のかたまり、プロレスも愛のかたまり、そして聖書の語る福音も愛のかたまり。すべての道は愛に通じる。クリスチャンであり、ミュージシャンであり、そしてプロレスファンでもあるChiyoとMAROが音楽を通して、プロレスを通して、そして福音を通して、肌に感じている「愛」を語り合います。

　▼6月開催「知らなかった！ニッポンのキリスト教～教会をめぐる５つの誤解」
　　https://youtu.be/Lhw8ZxnxE9M

　「教会は誤解されてる」と被害者ぶるのでもなく、なぜ世間からそう見られているのか原因を分析し、そのイメージを払拭しつつ、正しく理解してもらうための努力は不可欠だと思うのです。


▼『神学の小径』シリーズ完結記念
　芳賀力さん（東京神学大学名誉教授）インタビュー
　https://youtu.be/XH2hB_YoFyk

　2023年3月に『神学の小径』シリーズが完結したことを記念して、著者の芳賀力氏（東京神学大学名誉教授）にインタビューしました。ライフワークとして取り組んできたナラティブ（物語）神学の神髄について、同シリーズの読書会を主宰する徳田信氏（フェリス女学院大学宗教主事）が深掘りします。

　はが・つとむ　1952年神奈川県生まれ。東京神学大学大学院修了。1983年、ドイツ・ハイデルベルク大学神学部留学。神学博士号取得。2023年３月まで東京神学大学学長。現在、同大名誉教授。著書に『物語る教会の神学』『大いなる物語の始まり』（教文館）、『思索への小さな旅』『洗礼から聖餐へ――キリストの命の中へ』『落ち穂ひろいの旅支度』（キリスト新聞社）、共編著に『まことの聖餐を求めて』（教文館）など。

　▼前編　物語（ナラティブ）神学の神髄に迫る
　　https://youtu.be/XH2hB_YoFyk

　▼後編　功利主義を克服する共鳴の倫理学　＊本日（7/11）中は無料公開。以後はメンバーシップ限定。
　　https://youtu.be/XxQo9Rf6kZ4

　▼『神学の小径　V 成就への問い』
　　http://www.kirishin.com/book/59167/


▼東京バプテスト神学校 前期公開講座
　全５回の講義一部を公開中
　https://youtube.com/playlist?list=PLIu-pTftRZuaPcWujLOr3vqqbmWQHBc6L

　４～５月に全15回で開講された東京バプテスト神学校主催の公開講座で、松谷編集長が「宣教学：日本のキリスト教会の現状とこれから」の最初の５回を担当しました。以下、部分的に公開しています。

　▼#01 なぜ教会の敷居は高いのか（2023.4.10）講義＆質疑応答 ダイジェスト
　　https://youtu.be/Up1hhyztUc8

　▼#02 「ハタから」の視点に立ってみる（2023.4.17）質疑応答のみ
　　https://youtu.be/Px4Ud4eT8Jw

　▼#03 教会のチラシ、ホームページを総点検（2023.4.24）講義＆質疑応答 ダイジェスト
　　https://youtu.be/uDMf8THaWN0

　▼#04 オンライン、SNSを活用した広報術（2023.5.8）講義＆質疑応答 ダイジェスト
　　https://youtu.be/Mm8ayUqs0YM

　▼#05 統一協会問題が投げかけたもの（2023.5.15）講義＆質疑応答 ダイジェスト
　　https://youtu.be/t6syjgvkeVE


▼「賀川豊彦オンライン資料集」申込受付中
　https://kagawa-doc.net/

　キリスト新聞社は賀川豊彦記念松沢資料館の協力により、賀川豊彦が執筆した書籍、コラム、その他関連資料を網羅した「賀川豊彦オンライン資料集」を共同開発し、公開中。賀川が実践していた社会事業などに関する学術研究の進展へ貢献すること、また多くの方々に賀川豊彦の業績への理解を深めていただくことを目的としています。

　▼初期公開時の掲載内容
　　賀川豊彦の主な著作物（全150種類）全文書PDF、賀川豊彦がキリスト新聞に1946年～生前最期まで不定期の連載「不尽油壺」の全回分、その他キリスト新聞に執筆した原稿類。

　▼利用方法と利用額
　　① 下記フォームからお申込みください。お振込み先情報など詳細をメールでお知らせします。
　　　https://kagawa-doc.net/#form
　　② 指定口座への振込を確認後、ＩＤとパスワードを発行し、ＵＲＬと共にお知らせします。
　　③ ＵＲＬにアクセスし、ログインのうえ、10月３日からご利用いただけます。

　法人／団体（大学図書館、研究機関等）　年額50,000円（税別）　※同時アクセス制限：３
　個人　　　　　　　　　　　　　　　　　年額10,000円（税別）　※同時アクセス制限：１


▼松谷編集長の出演情報・講演実績をまとめました。講演の依頼は shinkichi1109@gmail.com まで。
　http://www.kirishin.com/2019/09/18/29392/

　▼隠れたポテンシャルに気づくための処方箋＠日本聖公会神戸教区広島伝道区
　　質疑応答より抜粋（2023.5.27）
　　https://youtu.be/u9nnFr7_I2I　　

　▼いのちのことば社「ぶんでんチャンネル」による密着取材
　　https://youtu.be/-mdSXe9XMSg

　▼キリスト教放送局 日本FEBC制作の新番組「FEBC Sprout!」出演回
　　https://youtube.com/playlist?list=PLIu-pTftRZua6zoC6y8qRBes12m7Msy1j

　▼札幌キリスト教連合会主催講演会
　　「ポストコロナの教会2.0――世界的危機から得た教訓を無駄にしないために」
　　https://youtu.be/tNRGZrNwofQ


▼その他のメディア掲載記事については以下↓
　共同通信「ときを結ぶ」　紙面刷新も精神は生きる　https://bit.ly/38HEGrE
　withnews　宗教っているの？自分探し中の僧侶と、サブカルなキリスト教徒が激論　https://bit.ly/2UnoyHh
　BLOGOS　隠れオタクに届け…、元マンガ家志望の社長が語るアツい思い　https://bit.ly/3E6fugw
　Youtube　「What Being a Christian Is Like In Japan」　https://youtu.be/PLvWDYb2ORI
　日刊サイゾー　「プリキュアにはかなわない」という現実を超えて　https://bit.ly/3EbxJ4t
　編集長ブログ（Twitterまとめ）　http://macchan1109.livedoor.blog/

■「論壇2.0」／編集後記

▼「論壇2.0」　矢島志朗（ＫＧＫ主事）

日々、神の国を生きる