OKRってなあに?OKR初心者がGPT先生に聞いてみた。

 4月からの新しい職場(訪問看護ステーション)では、OKR(Objectives and Key Results)を導入しています。が、実はOKRに触れるのは初めてだったので、調べてみました。調べ方はいま流行り(?)のChat GPT先生(今は思い切って有料版のGPT4を使っています)。

 ただ、GPTで調べて終わりよりも、noteに整理してみる方が覚えるなと思っています。ということで、かなり板書的な感じにはなりますが、GPT先生とチャットしてみた内容を整理したものを以下綴ってみます。

1.OKRとは
 OKRとは、"目標達成"のために、"具体的な成果指標"を設定し、"定期的に進捗を評価"する手法です。
 "目標(Objectives)""主要成果指標(Key Results)"で構成されているもので、多くの企業や組織で採用され、チームの生産性向上や目標達成に効果があるとされています。ObjectivesとKey Resultsの概要は以下のとおりです。

(1) 目標(Objectives)
 
達成すべき目標を明確に定めたもの。目標は、"具体的""わかりやすく"、かつ"達成可能"なものであることが望ましい。
 ⇒例)訪問看護師として利用者さんの生活の質を向上させる

(2) 主要成果指標(Key Results)
 目標達成のための具体的な成果指標を設定したもの。"成果指標は数値"で表され、"期間"を設けて"定期的に評価"される。
 ⇒例)3ヶ月以内(期限)に、利用者さんの満足度を90%以上に(定量指標)する。


2.OKR導入により期待される効果
 
OKR導入により期待される効果は、一般的に以下と言われています。
 
(1)タスク管理の効率化
 
目標達成に焦点を当てることで、チームの優先順位が明確になり、効率的なタスク管理が可能になる。

(2)業務に対する責任感の醸成
 目標や成果指標が明確であるため、チームメンバーが自分の役割を理解しやすくなり、責任感を持って業務に取り組むことができるようになる。

(3)問題点や改善点の明確化
 定期的な評価とフィードバックにより、チームの進捗状況が可視化され、問題点や改善点が明確になる。

(4)チームの連携向上
 チーム全員が目標設定に関与することで、コミュニケーションが活発化し、チームの連携が向上します。


3.OKRの実践方法
 
訪問看護ステーション全体、チーム、個人の3レベルでOKRを設定します。全体の目標と各チーム、個人の目標が連携し、全体で効果を最大化することが目的で、主なポイントは以下のとおりです。

(1) 目標設定
 チームメンバー全員が参加し、意見を出し合いながら目標を設定。これにより、チームの共通認識が醸成され、目標達成への意識が高まる。

(2) 進捗評価
 定期的に(例:3ヶ月ごと)OKRの進捗状況を評価し、問題点や改善点を共有する。進捗が遅れている場合や、状況が変化した場合は、目標や成果指標を柔軟に変更し、適切な対策を立てる。

(3) OKRの活用方法の改善
 OKRの運用に関して、チーム内で継続的にコミュニケーションを図り、OKRの活用方法を改善していく。


4.設定する目標の難易度(ルーフショット)
 
OKRにおいては、適切な難易度の目標設定が重要とされており、ルーフショットという概念を以下に説明します。

(1) ルーフショット

 高い目標を設定し、その目標に向かって積極的に取り組むこと。「空高く矢を放つ」というイメージです。ルーフショットは、自分やチームの限界を超えて、より高い目標に挑戦することで、成長や変革を促す働きがある。

(2) 達成率からみる難易度の水準
 
達成率が60~70%程度となることが想定される難易度がルーフショットを意識した目標設定として適切な水準。この達成率は、目標が十分に野心的であり、同時に現実的な範囲内であることを示している。箇条書きにしてみると以下のとおり。
 達成率80%以上:目標設定の難易度が低すぎる
 達成率60%~70%程度:ルーフショットとして適切な目標設定の難易度
 達成率50%以下:目標設定の難易度が高すぎる


4.OKRの具体例
 
ObjectiveとKey Resultsの組合せの具体案は以下のとおりです(ここまで一瞬でつくってくれるGPT先生はすごい!)。

【Objective(その1)】
 2023年度中に、利用者さんのQOL(Quality of Life)の向上を実現する。【Key Results】
 KR1: 利用者さんアンケートでの満足度スコアを90%以上にする。
 KR2: 利用者さんごとの個別ケアプランの達成率を95%以上にする。
 KR3: 訪問看護士の継続教育プログラムを実施し、全スタッフが年間10時間
    以上の研修を受講する。

【Objective(その2)】

 2023年度中に、訪問看護ステーションのサービス範囲を拡大し、地域の医療ニーズに応える。
【Key Results】
 KR1: 新規利用者さん数を前年比20%増加させる。
 KR2: 訪問エリアを20%広げることで、地域カバー率を向上させる。
 KR3: 地域の医療機関やソーシャルワーカーと連携し、情報交換会を年間4
   回以上開催する。

【Objective(その3)】
 2023年度中に、訪問看護スタッフの働きやすい環境を整備し、人材の確保と定着率の向上を図る。
【Key Results】
 KR1: スタッフの離職率を前年比で50%減少させる。
 KR2: 職員のメンタルヘルスケアをサポートし、ストレスチェックの実施率
   を100%にする。
 KR3: 訪問看護スタッフ向けの労働環境改善策を実施し、年間有給休暇消化
   率を80%以上にする。


 今回調べてみた内容も活かしながら、新しい職場でのOKR設定も考えてみたいと思います。少しでも読んでくださったみなさんの参考になりましたら、嬉しい限りです!

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