現在、Googleで「react native」と検索すると、サジェストに不穏な単語が表示されます。

まずReact nativeで作られているアプリの例を見てみましょう
・Facebook
・Instagram
・Uber Eats
・Twitter
・Pinterest
・Discord
・Skype
・WIX
・SoundCloud Pulse
・Walmart
・Coinbase
・Tesla
・Bloomberg
・NAVITIME
・menu
・Progate
・mercari

なんと誰もが知っているようなナウいサービスばかりですね。不用意にバカにしたら思わぬ大企業を敵にしてしまいそうです。facebookの後ろ盾もありますし、まだまだ採用と発展は続いていくでしょう。

ではなぜ日本のサジェストにオワコンと出るのか、正直に白状します。
これは自分のせいです。ごめんなさい。

それは1年か2年前のことです。自分は会社でクロスプラットフォームの技術選定でどれがいいか色々と調べていました。cordovaやxamarinなどとgoogle trendsで比較して、react nativeが良さそうかなと思っていました。しかし、やはり採用するからには将来性が気になります。自分はひたすらreact nativeが廃れそうな兆候がないか調べまくりました。

具体的には「react native オワコン」や「react native離れ」といった単語でgoogle検索を20回ぐらいしました！

そして今年あたりから、サジェストに同様の単語が並び始めたのです。

「やっちまった」と思いました。確かにreact nativeを採用しようと思って調べていて、サジェストに「オワコン」なんで単語があったらみんなクリックしますよね。

確かにfultterが話題になったりもしていますが、react nativeもまだまだ現役です。xamarinやcordova、flutterも触ってみましたが、自分は今のところreact nativeが気に入っています。特にExpoが素晴らしい。

React nativeのいいところ
・AndroidとiOSで同じコードを使える→開発効率がほぼ２倍以上！
・reactで書ける→書ける人が多い！
・typescriptで書ける→大規模開発もいける！
・あらゆるjsの資産が使える→面倒な処理もほとんどライブラリが使える！
・ネイティブのUIを使える→速いし統一性がでる！

Expoのいいところ
・コードの変更を自分の端末でリアルタイムに確認できる
・ワンコマンドで、いろんな人の端末でアプリを動かすためのQRを発行できる
・アプリの公開もexpoが面倒を見てくれる
・バージョンを上げなくても、ワンコマンドでユーザのアプリをアップデートできる(OTAアップデート)
・とにかく開発が楽

ちなみに、主要なネイティブの機能はAPIで網羅されているので、使えなくて困る機能はほとんどなかったです。仮に未対応の機能を使いたい場合でも、個別にネイティブコードで記述可能なので、詰むことはないでしょう。

というわけで、「サジェストで出てくる単語が一般的な意見だと思わない方がいい」と学んだ出来事でした（自分のせい）。