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フラワーバレンタイン、ほんとに普及できるのか?

フラワーバレンタイン、ご存知ですか。
農水省が激推ししているニュートレンドです。

「バレンタインには男性から女性へ花を贈ろう」

というのがフラワーバレンタインの趣旨。
欧米の習慣を日本にも取り入れようとのことです。
(つまりは花の消費を拡大したいんでしょうね)

2011年頃から農水省によるフラワーバレンタイン推進事業が始まったそうなのですが、その割には浸透してなさすぎる気がしませんか。

ところで、今日お花屋さんの前を通りかかったら、フラワーバレンタイン用の商品が店頭にずらりと並んでいました。
ちらっと見て目に入ったのは、
・パンジーの鉢植え
・バラの切り花
・ラナンキュラスの鉢植え
でした。

フラワーバレンタインが浸透していないのは、実はこのラインナップに原因があるのでは? と私は思います。

まず、プレゼントに鉢植えってなかなか難しい気がします。
土植えなら置き場所を選ぶし、しばらく残るし、水やりしなきゃだし……。
チョコのようにぱくっと食べて、あーおいしかった! では終われないのです。
更にブーケやアレンジとは違って花そのもので勝負が決まってしまうので、花の種類や色のチョイスでセンスが試されてしまいます。大変!

あとバラは、定番だけれど、その分プレゼントとしてハードルが高い!
赤いバラはプロポーズに使われるし、バラ自体にロマンティックなイメージがつきまとう……。
贈る方も贈られる方も何だか照れ臭い……。
(長い付き合いのカップルやご夫婦なら大丈夫でしょうけど。むしろすてき!)

ただ、ワンコインブーケのような(お値段も大きさも)ちょっとしたフラワーギフトがもっと増えれば、フラワーバレンタインも活気づくかも。
まず、贈る側の気が楽。お花屋さんがいい感じにデザインしてくれたブーケを選ぶだけ! 金銭的負担も軽い!(税抜き500円)
そして贈られる側も気が楽。ワンコインブーケなら適当なグラスに活けられる。例えばオフィスの机にも飾れる。値段も手頃なので、気後れせずに受け取れる!

あとエディブルフラワーを使ったスイーツなんかもいいですね。目にも楽しく、おいしい。
切り花の消費拡大にはなりませんが……。

(フラワーバレンタイン、誰かプレゼントしてくれないかな……)

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