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『檸檬先生』

『檸檬先生』珠川こおり
音や数字、人に色がついて見えてしまう共感覚を持つ孤独な少年と、同じく共感覚をもつ檸檬色の少女と出会い、少年の人生が透明から様々な色に変わっていくようなストーリー。
読んでいて思ったのは珠川こおりさんの文章の表現力が芸術的だと感じてしまった。
作中の“砂浜に捨て置かれたおばあさんのサンダルは曇りと雨をさして転がっている。それをそっと晴れに変えておいた。”という文章は、これだけで短歌や詩みたいな作品ではないかと驚いてしまった。
何より、表紙の装画は「ブルーピリオド」でお馴染みの山口つばさ先生によるもの。この本を手に取ったのも、少女の檸檬色の瞳に惹きつけられたからだ。
『檸檬先生』は芸術的な小説だと私は思う🍋

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