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他者と生きる記事まとめ

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他者と生きる記事まとめ
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青春の定義。アオハルはいつだった?

自分の青春っていつだったんだろう。 〇もう青春は過ぎた?2023年末、12月31日の夜。 神社で、年越しを待っている若者たちを見ました。 新年来るのが、待ち遠しい感じ♪ 早くカウントダウンしたい!っていうワクワク。 それはもう、ウキウキしてて、うれしそうなのです。 大きな声で「ご〜!よん〜!さん〜!」ってみんなで言ってやるぞ、の雰囲気。 それを見て、私の青春はとうに過ぎていたことに気づきました。 〇カウントダウンがうれしかったなぜ、年越しがそんなにうれしいんだろう?

分類したいだけな私たち

大人気のドラマ「不適切にもほどがある」、第9話は「分類しなきゃダメですか?」でした。 「分類したい」というキーワードは、今の世の中を表しているように感じました。 〇分類されると安心する? 分類、という言葉を聞いて真っ先に【血液型】のことを思い出しました。 20代の時、アメリカ人の友人が「自分の血液型は知らない。知らないのが普通」と聞かされ、衝撃を受けました。 だって、日本人は自分の血液型を知っているのが普通でしたので。 「自分の血液型を知りたくないのか?」と聞くと「別

褒め言葉を受け取ろう

集団の中で、遠慮しすぎる人が苦手です。 一方で、褒め言葉を上手に受け取れない自分がいます。 ふと、両者って同じじゃん!と気づきました。 苦手なものが自分の中に存在する矛盾です。 アドラーは、褒めても叱ってもいけない、と言いました。 しかし、日常で他人の言葉はコントロールできませんので、突如として褒め言葉をいただくことがありますよね。今回は、その受け取り方の話です。 〇そのまま受け取ってくれるかな?感謝の言葉もそうです。 「おかげさまで、助かりました」 こう言われると

謝ったら死んじゃう病

「ごめんなさい」「すみませんでした」 自分の間違いを素直に認められるかどうか。 この人は謝れる人か?謝れない人か? 大人になると、そんな試験が定期的にやってくるように感じます。 ○謝ったら死んじゃう病 「すみません、間違えました」 「すみません、私のミスです」 そう言うだけなのに、謝れない人に時々出会います。 そういう人は後輩曰く 【謝ったら死んじゃう病】とのこと。 「あの人、謝ったら死んじゃう病なんですよ」 と同僚のことをよく言ってました。 自分の間違いやミスを認

嫌われることを覚悟する勇気

最近「いい人だ」と言われることが多くなりました。 それが、良くない方向に行きそうな気配があるので、今ここで改めて書いてみます。 〇いい人だ、は苦しくないか?いい人だ、と周囲に言われること。 それは人に良い印象を与えているので、良いことなのですが、その反面 自分自身を苦しめていることがあります。 アドラーは「人に嫌われたら、あなたが自由に生き始めた証拠」と言いました。 確かに嫌いな人というのは、自分ルールを勝手に作ってます。 "いい人"とばかり評されると、"いい人"

あなたの周囲は敵じゃない、味方です

10〜20代の頃、孤独を感じていました。 同時に、イライラもよく感じていたことをふと思い出しました。 「私ばっかりいつも大変な思いをしている」 そう思っていました。 〇なんで私ばっかり?「私ばっかりいつも仕事が多い」 「私ばっかり大変な思いをしている」 「なんで、いつも私ばっかり?」 いつもイライラ、カリカリしていました。 自分ばかり貧乏くじを引かされているような気分。 若さのエネルギーもあり【やり場のない怒り】のようなものを常に抱えていたように思います。 同時に、

SNSの正義について考える

今週は漫画家の芦原妃名子さんが亡くなったことがショックで、そのことを何度も考える一週間でした。 どうやったら救えることができたか、ということよりも、私も、かつて死にたいと思ったこともあるので、ご本人のお気持ちを考えて、「このような精神的な窮地に立った場合、どうしたら乗り越えられるのか」を考えていました。 同じ立場だったら、同じ選択をしてしまう人もいるかもしれないと思ったからです。 ○近くて遠い、遠くて近いSNSの世界今回の悲しい結末。 元を辿ればX(旧Twitter)が

それでも愛する

仲間外れにされた、と友人が泣いていました。 そういう話は10代で終わっていたかと思ったのですが、大人になって経験してもとても悲しいことです。 〇友人の涙フィリピン人である彼女。 文化は違えど、気持ちに国籍関係ありません。 仲の良いグループがいて「久々に会える♪♪」と期待していたら、いつまで経っても声がかからず「誘われなかったよ…」と泣いていました。 知ったのは後日。 Facebookで集合写真を見て「本当に集まったんだ」と悲しくなり、自分が仲間外れにされたことを知った

人を許すことを覚えよう

ドキッとする言葉を、中学卒業時に担任からもらいました。 「人を許すことを覚えよう」 え?どういう意味!? となったことを覚えています。 ○人を許す、許さない中学生の頃は「許せない!」と頻繁に言う思春期真っ只中の子供でした。 父親をクサイと言ったり、バカにしたり。 母親の態度がひっかかったり。 学校でも担任の態度をセクハラだとぶった切ったり。 許せない! 自分は正しいと思い込み、許せないことが多すぎる子供でした。 ○傷ついたプライド中学の卒業時に担任が、クラス

あなたが幸せならそれでいい

「今、おおむね幸せだよ」 友人のその言葉を聞いて、幸せな気持ちになりました。 〇引っ越した友人友人は2年前に、東京のど真ん中から、東北へ引っ越しました。 大きな決断でした。 慣れ親しんだ都会を離れ、全く知らない土地に移り住むという決断。 この2年ずっと連絡を取っていなかったのですが、久しぶりに彼女とオンラインで会いました。 後で気づきましたが、私が聞きたかったことは、 「元気でいるか」 「今、幸せかどうか?」 これだけだったなぁとしみじみ感じたのです。 〇今幸せ

良いフィードバックだけすればいい

たまに「え?何でそんなこと言ってくるの?」という人がいませんか。 直接の批判・ディスりなら、まだわかりやすいですが、今回のテーマはそうではなく「その情報、私に伝える必要あった?」「それ、言う必要なくない?」とモヤモヤするタイプのことです。 〇情報を受け取る〜独特のレシピ〜少し肌寒くなってきました。豚汁が美味しくなる季節です。 実家の豚汁には、少しだけ「酒粕」が入っていました。それが 母のオリジナルレシピ。 酒粕(さけかす)には、体が温まる、味噌を使いすぎなくて済む、旨

他人を裁きたい欲求とは

「オバはん」とツイッターで攻撃された女性の記事を読みました。 顔が見えない相手に、言葉の暴力を浴びせるって何なんでしょうね。 人を裁く人について考えました。 〇相手を言葉で攻撃する当時ツイッターで情報発信していた若い女性が、ある特定の人から「オバはん」と執拗に攻撃を受けたそうです。 オバはんが、見苦しい オバはんが、恥ずかしい コメント、DM。 いろいろ繰り返され、女性に精神的ダメージを与えました。 しかし、この女性がここで終わらず。 この「オバはん」と攻撃してき

親ガチャにハズレた、なんて思いたくないから

「子」の立場からの意見です。 数年前に【親ガチャ】という言葉が流行りましたが、初めて聞いた瞬間「私の親ガチャはハズレだ!」と確信しました。 〇親ガチャ親は子を選べませんが、子も親を選べません。 子供の立場から見て、生まれてくる時代も、環境も、地域も選べません。 何が出るかわからないゲームのガチャに例えて【親ガチャ】という言葉が登場しました。アンラッキーを意味するのが「親ガチャ失敗」です。 〇家族に味方がいない私の親は、幼少期からずっと、いつも味方になってくれない印象が

スルー力(りょく)を身につけよう

不器用な人、いませんか。 私は自分を不器用だと思っています。 昔から「要領が悪い」と言われてきました。 仕事では「もっと適当に手を抜け」とも。 でも、不器用だから手の抜き方がわからないですし、全部全力。 適当に手なんか抜けない… そんな過去の私と似たような人たちを、一人でも救おうという思いでおります。 〇要領のいい人との違い集団の中にいて、こう感じることないですか? 「あの人って失敗しているイメージないな」 「あの人って、何か世渡り上手だよな」 「なんで同じことして、あ