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挨拶代わりの映画10本

いろんな人のマイベスト10を聞いてみたい。王道作品から、それなの!?っていう作品が出てくるからすごくおもしろい。
まずは、わたしの挨拶代わりの10本を書いてみたいと思います。好きだけど今はそんなに頻繁には観ていない作品もあります。でも頭の隅にいつもこの映画たちがあって、ふとしたときにシーンが浮かんだり、歌が頭の中で流れたり、同じ監督の作品を観ても「やっぱりこの作品が一番だな」と思ったり。とにかく私の好きや、「こうなりたい」が詰まった作品たちです。

「天使にラブソングを…」「天使にラブソングを…2」

この日記に書いている作品はランキングではなく順不同で書いているのですが、この作品は私の人生ベスト1です。もうこれはずっっっと言ってます。そしてずるいけど、1も2も好きすぎて順位が決めれないので、2作品で人生ベスト1です。
正確には覚えていないけれど、「天使にラブソングを…2」が生まれて初めての映画体験だったような気がしています。家でビデオか、金曜ロードショーで観たときに、もうめちゃくちゃ楽しくて、改めて1をビデオでレンタルして2との繋がりがわかって感動して。90年代の映画ですが、今見てもぜんぜん古さを感じない。何かに打ち込んで協力する姿に嫌味がなく、もちろん音楽も素晴らしく、笑える部分も泣ける部分もある。本当に最高の映画。
続編決定のニュースもあるみたいで、また新しい感動が観れるのかもしれない!

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ダージリン急行

ウェス・アンダーソン監督が好きです。よくいろんな人に「好きそう」と言われるのですが好きです。「ダージリン急行」と同じくらい「ファンタスティック Mr.FOX」「グランド・ブダペスト・ホテル」も好きです。
主人公の男の子に似ているとよく言われる「ムーンライズ・キングダム」はそんなに好きではないです。
「ダージリン急行」は、わたしも弟がいるので兄弟の映画は少し感情移入をしてしまうのかもしれないです。悩んでケンカして旅をする3人がとってもキュートで、インドという街並みにもグッときてしまう。

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かもめ食堂

ママも大好きな作品で、ふたりで家にあるDVDを観すぎているので、劇場に観に行ったのか忘れてしまいました。フィンランドに行ってみたいです。そしてこの映画のように、ちゃんとごはんを食べて、人と触れ合って、自分がいいと思えることをできる生き方をしたいです。
片桐はいりさんが大好きで、エッセイも面白いし、映画館愛にあふれた素敵な方で、私の憧れの人です。(一度だけキネカ大森で、はいりさんにチケットをもぎってもらったことがあります。うれしかった!)

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南極料理人

もう人生ベスト級に大好きな作品。最高のごはん映画。最高の堺雅人作品。誰かと食べるごはんってこんなに面白くて、楽しんだね。誰かのために作るごはんってこんなに温かいんだね。遠近感が狂う伊勢海老のフライや、オーロラを忘れるラーメンも好きですが、中華とかいつもの朝ごはんも、めちゃくちゃ美味しそうだった!いろんな性格の人が一緒に暮らすのは大変だけど、みんなお腹はすくんだよね。
この作品以来、沖田修一監督のファンになり、全ての作品を観ていますが、全ての作品が面白く、日本の監督さんの中も絶大な信頼を置いている監督さんです。

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ディナーラッシュ

ごはん映画が大好きでいろいろ観るようにしていますが、この作品ほどクールなごはん映画はないかと思います。DVD買いました。華やかなレストランの裏側は常に慌ただしさの戦いと、そして事件。楽しくて可愛いごはん映画もすきだけど、この作品はちょっと特別。
監督のボブ・ジラルディは舞台となったレストランの実際のオーナーとのこと、キッチンの映し方もテンポがすごいです。

ディナーラッシュ

ビフォア・サンセット

イーサン・ホークのファンです。この3部作は全部すきですが、中でも特別にすきなのは「ビフォア・サンセット」。ふたりの絶妙な距離感がいい。「ビフォア・サンライズ」ほど初々しくなく、「ビフォア・ミッドナイト」ほど成熟もしていない。何よりあのラストはしびれた。「ビフォア・ミッドナイト」であの時ふたりがどうしたのか分かるのだけど、「ビフォア・サンセット」は本当に素敵な距離感。

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ピンポン

小学生の時に観て以来、そんなに見直したりはしないんだけど、夏になれば見たくなるし、最っ高におもしろいし、何よりARATA(まだARATA時代)がすごく好きだった(今も大好きです)
わたしの中では夏を象徴する邦画といえばこの作品で、青春映画といえばこの映画で、スポ根映画と言われればこれしかない。

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LIFE!

人生につまずいた時、きっとこの映画をもう一度観ると思う。そんな映画です。誰かがつぶやいていた言葉がぴったりなんだけど、この映画は『映画の装丁』が素晴らしい作品だと思う。オープニングの音楽から、クレジット、役者の演技も演出も、ロケ地もセリフも。そしてこの映画が伝えたいメッセージも、全部が本当にすき。ベン・スティラーはとても好きな役者だったけど、こんな素晴らしい作品を監督するなんて、ますます好きになるね。

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シェフ 三ツ星フードトラック始めました
こちらはパッと明るくなるような、ごはん映画。わりと笑えない(現実に考えたらヒヤッとするTwitterの使い方)シーンもありつつ、本当に自分がしたいことで上手くいく主人公を観るのは、やっぱり楽しい。
そもそも「アイアンマン」など大作を撮っていた監督のジョン・ファヴローが、自分が本当に作りたいと思って撮った作品。大作と比べて何十分の一とかになる低予算映画でも、こんなにメッセージ性があって観る人をハッピーにできる。
そして何よりフードトラックが魅力的!この作品を見た後は、今後一生キューバサンドイッチが頭から離れない。アメリカ横断のカラッとした景色に、ラテンミュージックがすごく映える。最近、自分は元気がないなと思ったらこの映画で補充できます。

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パターソン

ジム・ジャームッシュの全作品は観れていなかったと思うけど、予告やスチールを見ただけで、わたしが好きな映画だってわかったよ。アダム・ドライバーはこういう作品にすごく合う。(わたしはアダムに仕事で会ったことあって、すごくいい人だと分かるエピソードを持っている)
こういう生活を嫌味なく、それでいてクスッとおもしろく、表情ゆたかに描ける観察力って才能だよなぁって思う。
「パターソン」は大島依提亜さんデザインのポスターも可愛かったし、韓国版のポスターも最高に素敵だったな。

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好きな映画について書き出すと当然10本では収まらないので箇条書きで…

・とにかくごはん映画が大好きで、アン・リー監督の台湾時代の作品「恋人たちの食卓」や、「バベットの晩餐会」も大切な作品。

・最近はあまりチェックできていないのですが韓国映画も大好きです。「新しい世界」や「新感染」は劇場でも二番館でもDVDでも観るくらい面白かった。ポンジュノやパクチャヌクの作品も好き。ホン・サンスの作品はあんまり観れていないのでもう少し観たいと思う(キムギドクは少し苦手)

・大学生のときはジョニートーにはまっていて、香港ノワールをよく観ていました。

きっとこれからも「挨拶代わりの10本」が変わっていくような映画に出会うと思うと、わくわくします。たのしみ!

※画像はシネマトゥデイさんや、映画comさんから借りました。

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