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「私の 供」

根拠のない楽観を供として これまで生きてきました
根拠のない楽観ですから
ケ・セラ・セラ なんとかなる なのです
根拠のない楽観は
無責任です が
遅れません
休みません
それでいて 仕事しません
根拠のない楽観とは
長いながい付き合い
30年、いや
40年、いや
もの心ついて以来なら
もう50年以上の付き合い
かと

根拠のある楽観は
自信にあふれ 笑顔があり
豊かで その零れ落ちる果実を
周りの人に押し付けそうな
そんな人々かもしれません
根拠のある楽観は
それを持つ人を 一層厳しくします
根拠を見つけ 自身の手で
つかみきらないと
楽観など 簡単には持てません
私に それは そもそも―
根拠なぞを見つける術がなく 努力もしようとはせず
今日只今に至っているわけですから
根拠を持って生きてる人って
エライな

でも
息がつまりそう なんて思います

根拠のない悲観は
私とかなり似ているかも
でも
悲観って いつまでも
逃げ切れるものでもないだろうし
それを持ち続けて 今もその場に立てているなら
結果的 現状においては
悲観ともいえないのかもしれません

根拠のある悲観
これはやはり いけません
それに取りつかれでもしたら
その先は考えないようにします

この先も
根拠のない楽観
これを杖に 生きていきたい


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