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【グルメ詩B級】「ラーメン道」

着丼ちゃくどん――
文字のとおり 注文した「丼」が目の前に来ること
この場合の丼は
かつ丼 天丼 牛丼ではなく
多くの場合がラーメンである

入り口で食券を買い
カウンター越しに店員に渡す
ほとんどのラーメン屋のシステムだ

そして着丼を持つのだけれど
この言葉は
ラーメンレビューで見かけて知った
いつから使われているのか
ぼくはこの数カ月のうちに初めて知った

レビューの多くに
着丼〇分……などと記されている
麺 スープ 具――
味と食感を織り込んで
ラーメンの景色が描かれる

そこにはラーメンと向き合う
一種のラーメン道の趣が……

しかし
そこまでかしこまって食べるものかね
ラーメン
ただ着丼までの時間は
長すぎないほうが よい

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