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これからどうすべきか

今日も愛猫に起こされる。
休職してからはご飯の後にたっぷりと撫でて遊んでスーハー吸ってと贅の限りを尽くし過ごして来たが、今日はそういう訳にはいかない。
愛猫のお腹をたっぷり堪能しもう1回…いやいや後ろ髪を引かれるが今は出かける準備をしなければ!

ちょっとした葛藤に勝ち、玄関のドアを開ける。今日はいい天気だ。
クリニック受診の日なのだが、お日様のおかげか足取りも軽い。
受付のお姉さんに保険証と傷病手当金の申請用紙を渡す。
自分の順番が来るまで深く深呼吸をして待つ。以前はドキドキしたが、もう慣れたものだ。
自分の持っている札の番号が呼ばれる。
私の通うクリニックは名前ではなく番号札で呼んでくれるのだ。
診察室に入り診察を受ける。
色々話を聞いてくれ、うんうんと頷く先生。そしてこんな事を言われた。
「良くなって来てる。いい兆候だと思うよ。
で、まちゅりかさんはこれからどうしたいの?」

え?どうしたい?

…どうしたいと言われても何も考えてなかった。慌てて頭の中をぐるぐる巡らせ考える。

あぁそうか。そろそろ決めなくてはいけないのか。このままもう少し休むのか、復職に向けて準備するのかを。
そりゃそうだよな。ええとどうしようか。迷う!

こんな事を思い結局そのまま正直に伝える。
先生は穏やかに微笑み、私にこう告げる。
「急がなくていいんだよ。まちゅりかさんの思うようにしていこう。とりあえず診断書は月末までにしておくよ。会社と相談して復職の方向に向かうようならまたそこで考えよう。」

ありがとうございますとお礼を伝え、お会計を済ませ家へと向かう。
家に帰るまでの間、私は本当はどうしたいのかと自問自答していた。
休職中だって遊んでいる訳じゃない。のほほんとしている時もあれば、急に不安に襲われる時だってある。でも働かないで過ごせるのはやはり私には良い環境だ。
でも復職したい私がいる。仕事は嫌いじゃない。そういった環境下に居たいのも事実。

適応障害の症状が回復しているからこその選択肢。
さてどうしていこうか。


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