見出し画像

婚外恋愛という言葉は大嫌い #第8夜

初めましてのみなさまも、おなじみのあなたもこんにちは、MAKIです。

個人的美学の大前提として、
不倫は文化、
というのはあまり腑に落ちていなくて
散々ぱらそれらしき表現を綴っておきながら、
既婚者に自ら飛び込むことはしない主義です。

「ひとのものは奪わない」などと
綺麗事をいうつもりはなくて
「リスクを負わない」などと
利口ぶるつもりもないけれど

そんなあなたでも
帰りを待つひとがいるのよ、と
自分のことは棚に上げて
オンナの気持ちが分かる側にこころを置きがちで
#しつこいですがマンハッタンキス参照



だから
ケッコンというのは制度であって法律であって
縛られたくないなどと考えるほうが間違いで
嫌なら解消すればいいだけのことをしないまま
法律は破るためにあるという武装戦線のような言い分は通じなくて

結婚生活のなかのルールは家庭で決めればいいし
その家庭がオープンな関係なら
それはそれでいいのだけれど
巻き込まれたくないというのが正直なところ。


オンナも30代になるとロクな男が寄ってこない時期というのを経験して強くなるのですが
婚活市場や合コン市場からあぶれたわたしたちは
ふと、寂しくて人肌恋しくて
そのロクでもない男たちにほだされてしまうことがあって

もうこのひとしかいない、などと
盲目的にあなたに染まってしまって
ぼろぼろに傷ついて、
どんなにやさしいあなたでも結局は去っていって
ひとりになったとき、
ため息をつく間もなく涙がこぼれて。

抱きしめてくれるひとはいても
こころを抱いてくれるひとはいなくて
自分で自分を抱きしめることにたどり着いて

包み込むようにわたしを癒やしてくれたなら
安心して穏やかに眠りにつけるのだけれど
それはまるでスカーフのように着飾るだけ着飾り
するするとこころをすり抜けていって

だから、
婚外恋愛という言葉は大嫌い。

恋をしてはいけないとは言わないし言えない。
恋はするものじゃなくて、落ちるものなんだと江國香織先生も綴って久しい。

不倫は結果論。賛否を問うものではない。
どうしようもなく、好きになってしまうのだ。
そういうものだ。


だからこそ、
婚外恋愛、などと
儚げな言葉で美化してほしくない。
愉快犯ならばなおのこと。


近年、既婚男性を見極めるのがたいそう難しい。
かつて、2000年代までは
左手の薬指を確認するのがマナーだったけれど
いまは極端に付けている方が減ってきている、
ような気がする。

指輪なんかじゃあなたを縛れない、
わかってる、わかっているのだけれど、


女の子の要望が9割9分詰まった宝飾店で
一緒に選んで決めたであろう結婚指輪には
その時間を費やすことのできた者だけがもつステータスというのが必ずあって
あぁ、想い出には勝てない、
そう思わせてくれる最大級のそれだったのに、と



かつて、一緒に選んだこともあり
指輪を置いて家を出て行かれたこともある
わたし側の人間たちは
結婚指輪について、
そんなことを思っていたりするのです。


つづく

#最後に爆弾おいて終えるそれw

この記事が参加している募集

私のプレイリスト

いつもお立ち寄りくださりありがとうございます!これからも、必要な方に届くように言葉を紡いでいく予定です。あなたのサポートがチカラになります。お待ちしています。