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お悩み映画館🎦3【グリーンブック】自分の殻に閉じこもりがちな貴方に。


一言が言い出せないあなたに
主人公のシャーリーは
黒人のクラシック系のピアニスト。
ニューヨークのホテルのペントハウスに住み、
大統領とも親交のあるインテリ。
それでも黒人であるというレッテルの為に、
アメリカ南部での興行では
泊まりたいホテルに泊まれず、
ツアーガイドに雇った
イタリア系で用心棒のヴァレロンガと
グリーンブックという黒人向けホテルガイド
にある粗末なホテルをツアーでまわっている。

身分も違えば人種も違う二人。
中々ソリの合わない
シャーリーとヴァレロンガだが、
あたり合いながらも、
やがて友情が芽生え、
相手を認め合える仲となってきた時に、
シャーリーは自分の抱える孤独の深淵を
ヴァレロンガに打ち明けます。

誰にでもある孤独。
自分でその孤独の部屋に
閉じこもっているのは分かってる。
ドアを開け広げて声に
出してみればいいのは分かってる。
でも、なかなか言い出せない一言。
それで傷つく事になってしまっても、
孤独の部屋から飛び出してしまえば、
またそこから歩き出せるのに。

中々言い出せなくて寂しさを
抱えてしまっているあなたに、
イタリア系ぶっきら棒男の
ヴァレロンガのさりげない言葉が、
あなたの肩を押してくれます。

”寂しいってのはさ、
先手を打つのが良く効くんだよ”

映画は何でも知ってるね。