私には自分で自覚しない怒りの感情があるようです。それを溜め込んでいるようで、まだ解消できていないようです。

身体壊して２年近くゆっくりと過ごしていて、嫌な人間たちは消えていったのにどうしてなんでしょう。
楽しいと思えることを選んで、一緒にいて楽しいと思える人が周りにいてくれて、それでも解消できていない私のストレスって何なのでしょう。
確かに考えすぎることもあるし、相手の放つ言葉に対しても気になる時があるし、仕事をするにあたってはキチンとしようと思っています。こんなのでストレス溜まるのかしら。普通なのに。

昨年秋くらいから肩腕の痛みがひどくて、整形外科で注射打ってもらったり、鍼治療や整骨院行ったりして一向によくならずに、高校の先輩オススメの整形外科に行くようになりました。
着付師の試験のための練習とか、成人式もあってか、右肩が使い物にならなくなりました。
はじめに注射打って痛みだけ取ってくれたお医者さんのところでは水が溜まっていると言われました。「運動もしていないのに、アスリートみたいやん」って、ちょっと自虐ネタでした。

ただ痛みおさえただけでは、すぐにぶり返してしまい、次は根本治療だと考えて整骨院へ。整骨院では骨の位置を元の位置へ！と言われて遠いところを整えられる繰り返し。

その治療では日常生活での痛みがつらくて、今の整形外科に至ります。
おじいちゃん先生です。本当にものすごいおじいちゃんです。なんか、なんか、研究室にいそうな博士って感じです。白衣にもポールペンの跡がたくさん付いているし、使っている鉛筆も真ん中のところが折れてるし。握力がめっちゃ強いと？ウケます。

「少し腕を動かしますね〜」と言われて先生に手を預けると、おじいちゃん先生の手がものすごい震えていて、ブルブルブルブルの振動で、痛いのかどうかもわかんない。ブルブルブルが気になります。肩甲骨のところに血流良くするための注射も毎回打たれるけれど、針刺した後のブルブルブルがまた気になってしょうがないです。おかげさまで、針の痛みがわからんという。

カーテンの向こうでは別のおじいちゃん先生が診察しているみたいな声も聞こえてきます。どうやら転倒して支えた手にヒビが入っている患者のおじいちゃんの声。
なんだか、志村けんさんとか出てきそうな嘘みたいな整形外科、まこの妄想族発動です。

ともあれ…なんか今までの先生方と違うぞ！という気がしています。
漢方を処方されます。それだけでは効きがゆっくりだからと西洋の薬も一粒。

昨日、また通院日でした。先生は、現状の確認や注射を終えた後にベッドに横になるよう言われました。
お腹の触診でした。左側で嫌な気持ちになる場所がいくつかあって吐き気すら覚えました。
「カンウツです。知らない間にストレス溜めているんでしょうね。カンは、怒りの感情のところです」と言われました。そして、面白いことを教えてくださいました。
「カンウツの人は、夢を見ると名前がわかる人が出てきます。知っている人が出てくることが多いですよ」
確かに…昨日の夢も職場で仲の良い子や、オーケストラの人達と一緒にいました。知らない建物の中でウロウロしていたような。

え…お医者さん、何でわかるのだろう。すごいと思いました。怒りは自覚ないけれど、２年前から長らく通院したメンタルのお医者さんにもその感情のことを言われたことがありました。

話してもない過去を言い当てたおじいちゃん先生は、「ここが滞っているから、薬が効いていないので、漢方もう一つ出しときます。これでどんどん肩の方、効いてきますよ。血が巡り、水が（腫れ）がとれてきます」とおっしゃいました。

整形外科で診察前のアンケートには、別で入院した病気のことは書きましたが、メンタルの通院は、昨年春に卒業したから書いていませんでした。
肩腕の痛みとは別物だと私は思っていたから…

何なんだろう、何にも過去を知らない整形外科の先生が言い当てるなんて、お医者さんてすごい…としか思えず。それと、私はまだ自分の問題点が解消できていなかったことにちょっと落ち込みました。
こうなったら、整形外科でメンタルケアするぞ。
不思議なことになりましたが、全ては巡って繋がっているのだなぁと、ぼんやり何かをずーっと考えた1日となりました。

我慢したり、笑顔作ったり、何十年も続けてきたらもう、本当の感情がストレートに届かなくなってしまっているのかな。いつもニコニコ笑っていることが、転校してもたくさんお友達つくる術だったから。「いいよっ」て、ニコニコ。穏やかに。
嫌なことされたら、怒るよりも悲しむ人な私。

私は、私の感情がわからないです。
いえ、感情はあるのだけれど、わかっていないところがあるところが、わからないです。
私、怒っているのかな…わかんない。

でも、良いお医者さんに出逢えたみたい。先生ありがとうございます。

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トップの写真は
太宰府天満宮の梅
2024.2.28撮影