物体が持つエネルギーを考える

位置エネルギー

高い位置にある物体がもし落ちてきて、それが足の上であれば大怪我してしまう。

3階や4階建のグレーチングの現場では、ボルトやナット、ましてやスパナ等の質量値の大きい物体だと、より衝撃が増す。

電子に電圧(電位差)を与えた時というのは、物体を持ち上げた時のエネルギーと同じように考える事ができる。

運動エネルギー

運動中である物体がもし自分の体に衝突した場合、吹っ飛んでしまう。

スピードが速いほど、その衝撃は大きい。

加速度

物体が加速している時(速度が変化している時)、力が加わっている。力が加わっていないと、速度は変化しない。地球は空気抵抗、地面との摩擦抵抗、軸などの回転機構の摩擦抵抗がある為、加速に必要な力は真空中よりも余計に必要だ。

これらはF=maという公式で表される。ニュートンがまとめ上げた公式だ。

(参考)加速度によるエネルギー

力Fで物体が距離d(m)動いた時、そのエネルギー(成した仕事)はF×dで表される。

ニュートンの公式の両辺に距離dを掛け算すると

F×d=ma×d

※加速度a×距離d=1/2 v^2
(これは覚えなくていい。興味ある人のみ。動画解説します)

何が言いたいかというと、F×d=仕事=1/2 mv^2という運動エネルギーに式展開でき、加速度もエネルギーとして計算できるという事。

参考

F×d=ma×d の式に

直線加速度a=角加速度a'×距離dを適用し、さらに慣性モーメントJを用いれば

T=md^2×a'=Ja'

回転運動の方程式が導かれる。

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