マウイの山火事。その後も気になるけど、今回はハワイの思い出。

せっかくだから

20歳か21。ちょっと定かではないけど（どうした？記憶力モンスター！）当時の友達の友達で、僕も少しだけ親しかった夫妻が企画してくれて、それに乗っかってハワイに行った。

みんなが行きたがる夏休みや年末年始じゃない、いわゆるオフシーズン。おまけに当時は円高、確か1ドル100円ちょっとで“お得に”行けた時期。6月のハワイもまた日本でいう梅雨、雨季らしかった。

僕自身、いつか行きたいなぁとかまるでなく。まあでも、せっかく誘ってくれてんだからという感じで。

10日間くらいだったかな。

僕らのトゥワーはだいたいスケジュールの前半で組み込まれたアクティビティが終わった。

次は飛ぶ！

前の年だったか。まったくやったこともないのに、台風が去ったばかりの波の高い伊勢の海で果敢にもサーフィンに挑み、あわや海のもくずとなりかけた僕はワイキキの穏やかな海でウィンドサーフィンはしなかった。

トゥワーのアクティビティでは、ヘリに乗ってオアフの上空をラウンドしたくらいしか覚えてない。

なにしに行ったんや？（笑）

パラセイリングはしたかったんやけど、僕がエントリーした日にかぎって天気がすぐれなかった。雨季とはいえ行程のほとんどは晴れたのに。

帰国後、

「次は飛ぶ！！」

といったことは今でもはっきり覚えている。

スプリンクラーと虹

10数名で行ったうちの僕を含めて4人は同い年。3日目くらいからほぼ自由時間で、僕ら4人はみんなと離れて動いた。

その中のリーダー格TはLA留学経験もあって僕らよりは英語力もある。日本での“仕込み”ではなく現地調達のレンタカーを使ってワイキキの真裏ともいえる海岸まで行った。

そこはサーファーの聖地ノースショア。

海岸沿いの岩場で海を眺めていた。数名のサーファーがいた。

はじめてのハワイなのに、なぜか詳しい“現地ガイド”のTのウンチクに聞き入る僕ら。
すると、その海辺の少し上の邸宅からのスプリンクラー散水。

毎日定刻にまかれるものか、はたまた

「Get Away！！」

的な意味か。おそらく後者。僕らは知らずのうちに私有地に入り込んでいたのかもしれない。

アメリカは銃社会。あのまま居続けたら次は実弾が飛んでくる？まあ、いきなりそんなことはないか。

しかし散水されたあとの空にかかった虹はきれいだった。

東洋のガキどもは、虹のきれいさと濡れたことでハシャいでいた。

ヤングガールズ

ノースショアへはフリーウェイを通って。

多分僕らと同年代くらいのこれまた4人組のヤングガールズが僕らを追い越す。

彼女たちの

“ウェーイ！”

的なノリに僕らも同じようなテンションで。

少しの間並走している間、Tがなにやら話し込んでいる。

彼女たちが去っていったあと、なにを話していたか聞いたら、

ええぇーっ！！

僕以外の2人は勝手に決めんなよ、相談しろよ、と少しオカンムリ。

僕はといえば、こんな洋画の青春ムーヴィーみたいなことって実際にあるんだねって思ってたな。まあ、日本じゃあり得ないか。

『ABCストア』攻防戦

ここまで書いてきてしっかりと思い出した。はっきりと。

あれは21歳の時やったな。ホノルル市内に点在するコンビニ『ABCストア』でビールを買おうとした時のエピソード。

女性店員さんに歳を聞かれ「21だ」といっても信じてもらえず、年齢確認できるものを見せろといわれたんだった。
ハワイ州では21歳未満はアルコール類の購入はできない。僕は実年齢より幼く見られる東洋人。

ものの1時間もしないうちに店に舞い戻った僕はふたたびレジカウンターにバドワイザー6缶パックを持ち込む。

みたいなことをいわれたと思う。

ニヤリ。

すかさずパスポートを見せる。

「OK」

さっきはごめんなさいね、的な意味を勝手に感じて。

このことがきっかけで彼女と少し親しくなり滞在中何度か通ったな。

Hi〜！って。

映画『スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム」ラスト近くのMJとネッドみたいに。

まあ、滞在先のホテルに近かったしね。

ノースショアへ行くのも目的の一つではあったものの、その道中にあるかき氷ショップに行くのも目的だった。
日系の方がやってる店で有名らしかった。

タイトル、決着

そんなハワイの思い出。次行く時は定番のド観光旅行もいいかな？（笑）

はっきりと21歳だと思い出したことでタイトルも89年に確定。しかし見栄えというか、体裁といいますか、ハイ（笑）

よかったことだけ思い出して
やけに年老いた気持ちになる
（くるみ / Mr.Children 2003）

まさに。

ちなみに？僕にくるみという名の知人はいない（笑）