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Winter Tour 2018 "MANIJU"

2/12 佐野元春 & The Coyote Band at 福岡国際会議場メインホール ライヴレポート

リピート アフター ミー、(マにアクセント置いて)マニジュ。マは“んマ”と言う感じで発音してください。良いですか?じゃあ、もう一度。

何だ?この出だし(笑)

2017年夏。結構自信があると自ら語るニューアルバム『MANIJU』が前作から2年を経て遂にリリース。その後のプロモーションで訪れた各地で「来年この街でライヴをやる」と告げ、具体的な日程が出てるところもあり早くもファンの間では騒然となった。そして11月。全日程のアナウンス。今回は6大都市を巡る6公演。(のちに東京追加公演を発表)

2017年◯月△日 都内某所 コヨーテバンドミーティング

レフティF田くん「この日程だと、この日とこの日はオレ、無理っすね。別のバンドと被ってんすよ」

「ほんとに?でも会場抑えてるしなぁ。OK、大丈夫!だよね?」(F沼くんをチラ見)

F沼くん「あ、はい…」(えーーっ!マジかよ?35周年、大変だったんだぞ…)

これはある種パワハラだ(笑)

※妄想です。いつだって真実は妄想とは違う(笑)

そんなこんなで初日も終わりスタートしたトゥワーはこの日福岡で2本目。場内暗転したのはほぼ定刻。ほどなくバンドメンバー登場。初日欠席のアッキーも含めて全員揃い踏み。がしかし。
おい、スパム。何してくれとんねん!コヨーテバンドの入場は右手を上げた沼くん先頭に決まってるだろ。あ、いや。スパムごめん。

そして佐野先輩も加わってライヴスタート。オープニングは僕の予想どおり。感涙ポイントは早くも2曲目に。続く3曲目は故大瀧御大の歌。(厳密には違うが)僕も自分のルーティンで。

うかつだった。コヨーテバンドでリードコーラス担当している?のに、冒頭2曲は一緒に歌ってしまった(笑)前作『Blood Moon』の中でいちばん好きな曲のあと黒のグレッチを手にした佐野先輩。スーパーだかブルーだか知らんけど、先日のあの月の歌。これも良いね。さらに数曲の後、

「ここでインターミッション。10分か15分後にまた戻って来ます!」

第1部終了。時間にして40分弱。20分後に第2部スタート。10分か15分後って言ったよね?ねえ、言ったよね?(笑)第2部は(ん)マニジュからのナンバー。詩を知ってる人は一緒に歌ってと「新しい雨」の次は、

「一つ遡ってBlood Moon。さらに遡ってZooey!」

キリンさんとスパムの方を振り返って、合ってるよね?うんうんと言う感じで頷きながら『Zooey』から2曲。いやぁ、ここで別アルバムの曲挟むかぁ?なんて思ったけど、元春パンチも出た(笑)

続いて現代の少年少女たちに向けたアルバムのリードトラックは2度目の感涙ポイント。なんでかね?(^_^)

「もう一曲。ロックンロール行くよ!」

いったい、あの人は何者なんだろう〜♫ 僕は貴方を指差して(笑)からのタイトルナンバーで第2部終了。

三度メンバーがステージへ。この時先頭は「はい、どお〜も〜」て感じで拍手しながら小走りのシゲ。思わず若手漫才師か!ってツッコミ入れてしまった(笑)

ダブルアンコール。コヨーテバンドヴァージョンのBridgeも好きだなぁ。ローディさんが赤いヤツを持ってきた。

え?終わり?でもラジオの歌はもうお腹いっぱいだなぁ。(←コラッ!)

1曲終わって、「Dance!って感じ?」
始まったのはマジックナンバーのバディ・ホリッシュなジャングルビートの曲。その終盤。ここで、はい、出たぁー!ハプニング。段取り飛んだのか、間奏中、早く歌に入ってしまった佐野先輩。他メンバーは普通にプレイしてて、えっ?何?何で?って感じが見れた(笑)まあ、佐野先輩の場合は別に珍しいことじゃないし、こうしたハプニングもまたライヴの醍醐味。むしろ僕は、それを期待している(笑)

オールアップ。全編にわたりMC少なめで、今回は最近の定番、後ろで売ってますのトップセールスもなかった(笑)

「結構自信あります!」自らそう言うMANIJU。早く福岡で演奏したかったと何度も言ってた。いやいや、僕の街でも演ってよ。

前日から九州でも雪。最後のMC。

「雪はもう降ってないと思うよ。もし降ってても、ライヴで火照った身体を冷ましてくれる… 雪なんて、降ってても降ってなくてもどっちでもいいんだ!」

沼くん、スパム爆笑。場内も(^_^)

不謹慎ながら、この雪で機材車がもしも着いてなかったら中止かなあ、なんて考えてた。むしろ、アンプラグドで演ってくれんかな?って。

しかしよくよく考えると、ソウルボーイトゥワーまでは未加入だから、アッキーがいないコヨーテバンドは見たことがない。グランドロッケストラはコヨーテバンドじゃない。だから、いない2公演は可哀想どころか、むしろレア。

で、そのアッキー、キレッキレで。“すべてうまく動き出すように”でピョンピョンピョン!してたけど、タイミング見るためか沼くんの方見てたね。“空を見てごらん”で天井見上げて、紅い月が浮かんでるぅ〜ってマイク外して歌ってた。ある曲のギターソロを、やるね!って感じの親指立てるGoodサインを佐野先輩から貰った時凄く嬉しそうにガッツポーズしてたね。

個人の勝手な想像だけど、第1部でキリンさんのマイク音量下げてあった?あまり声聴こえなかった。喉の調子が良くなかったのかな?違ってたらごめんなさい。

シュンスキーはお馴染みのスナフキン帽。第2部からは佐野先輩と同じようにシャツとベスト姿。コヨーテバンドの時はあんまりヤラかさないね(笑)ドゥンドゥクドゥン ドゥドゥンドゥドゥンドゥン(←何の曲か分かりづらい。笑)のソロパート、アレンジ変えた?

コヨーテバンドの佐々木助三郎(笑)、沼くんは見落としてなければ1曲以外は終始ゴールデンレスポールで、やっぱ、沼くんと言えばこれだよなぁ〜って。

圧倒的なパフォーマンスとか重厚なサウンドとか、僕が言うことでもないし、そんなの分かってるだろ?(笑)

身体を絞った分、動きが軽かったようだ。しかし、あの、くねくねダンス、お気に入りみたいだね(笑)

佐野先輩、バンドも終始ご機嫌。僕らもハッピー。オールウィンだね。

僕らにはこの音楽がすぐそばにある。それを享受して共有して実感できる喜び。それは荒地のようなこの世界に生きる僕たちの道しるべとなる。

何だよ、最後だけ取って付けたように(笑)

Photo:オフィシャルFBより

The Coyote Band
佐野元春 ヴォーカル、ギター、キーボード、タンバリン、ハープ
深沼元昭 ギター、バッキングヴォーカル
藤田顕 ギター、バッキングヴォーカル
高桑圭 ベース、バッキングヴォーカル
小松シゲル ドラムス、バッキングヴォーカル
渡辺シュンスケ エニィキーボーズ、バッキングヴォーカル
スパム パーカッション

…and
サカグチマコト(福岡公演のみ。笑)エアギター、バッキングヴォーカル


#佐野元春 #ライヴレポート #cakesコンテスト



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