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グレートリセットと移民問題と新世界秩序

皆さん、こんにちは・こんばんは・おはようございます。「見たかな?観たよ!」の中の人、ひろ-macrobiworldです。

今回は急遽予定を変えて、このお題で幾つかのテーマについて考察して行こうと思います。

前半はグレートリセットについて、グローバル全体主義の中心とはの中で取り上げた、故ジェイコブ・ロスチャイルドのヘンリー・メイコウ氏に宛てたメッセージに出てきた「新世界秩序の忠実な弟子ジャック・アタリ」のワードに焦点を当て、

移民問題については、埼玉県川口市で問題になっているクルド人について、世界史や世界情勢の観点から、再度取り上げて行こうと思います。

なお長文記事の為、一気読みがキツい方は目次機能をご利用いただき、分割して読んでいただけるとありがたいです。


マクロンを見出したジャック・アタリ


最近ウクライナ侵攻に関して突然強硬派に変身した…と世間を騒がせているマクロン仏大統領ですが、このマクロンをサルコジ政権時代に見出し したのが仏の経済学者ジャック・アタリと言われています。

ジャック・アタリ氏自身は、仏のミッテラン政権時代に顧問を務めており、その後欧州復興開発銀行の最初の総裁を経て、サルコジ政権下でアタリ委員会を率い、マクロンは委員会のメンバーとなり、その報道官を務めていたそうです。

この時代の仏政権が何をして来たか?については下記のトマ・ピケティの記事が説明してくれています。
EUのルールが租税ダンピングを助長し、タックス・ヘイヴンを発展させた | クーリエ・ジャポン

この様に仏の政策に大きく関与して影響を与えてきたジャック・アタリ氏ですが下記の様な本も出版しています。

通りでジェイコブ・ロスチャイルドがジャック・アタリのことを「新世界秩序の忠実な弟子」と名指しで言ったわけですよね。

ジャック・アタリの未来予測


Amazonではアタリ氏のこの著書が、この様なメッセージを添えて掲載されています。

〜日本のみなさんへ――ジャック・アタリ
人類の歴史とは、帝国による世界支配の歴史であり、世界秩序の変遷の歴史です。現在、帝国の攻防は激化し、世界はカオス化し、世界秩序は大きく転換しようとしています。20世紀に、アジアの小国から世界の主役の一人と言われるようになった日本は、いかに21世紀の新世界秩序に対応していくべきか。今こそ、明治維新以来の智慧と決断が求められているでしょう。〜

アタリ氏のベスト・セラーには
2030年ジャック・アタリの未来予測
があり、予言者扱いされることが多い様なのですが、実際には予言ではなく計画なのでしょう。

因みに計画は幾つもあって、AがダメならB、BもダメならCと幾つかのプランが想定されていることは、上記の本の一部を紹介しているクーリエ・ジャポンの過去記事からも窺えます。

ジャック・アタリが警告「北朝鮮は日本に核戦争を仕掛けるだろう」 | クーリエ・ジャポン

忘れてならないことは、DSは密室で色々決めてはいても、そこで決められた計画は必ず公表ないしは公開されているということ。

でもそれって、裏を返せば文句があるなら抵抗しろ、抗議しろーーーってことなんですよね。

それでいて、DSは各国の政府や官僚を買収などの形で配下に組み入れちゃっているから、議会で抗議して修正すると言うことが出来なくなっているわけです。

となると理不尽なことを変えさせようとするならばロスチャイルドが広めた共産主義の本質「暴力革命」しか、庶民側が取れる手段は無くなることになります。

でもそれだと叩かれた側、潰された側の遺恨や禍根を残し続けることになり、いつまでたっても人々は平和と安寧を得られないことになってしまいます。

日本のシラスがどれほど素晴らしいものか。

偽ユダヤと言われるアシュケナージ・ユダヤやハザール・ユダヤ(ハザール・マフィアとも呼ばれる)が、どれほどユダヤの理想の王様(国家の在り方)のことが理解出来ていないのか、

何故ルソーが君民共治という理想の統治の在り方を記しながらも、それは不可能だから共産主義が次善の在り方だと言ったのか?

そのルソーが言った不可能だと言った在り方が、何故(不完全だったかも知れないけれど)日本で続いてきたのか。

不完全ながらもそれを具現化してきた日本を、何故、欧米は潰そうとするのか。

そこに今の状況を解く鍵があるのでしょうね。

Wikipedia露語版が面白い〜クルド人について


さてお次はクルド人についてなのですが、Wikipedia露語版をたまたま気が向いて見てみたら、これが面白かった!

いわゆる日本語版とか英語版っていうのは「西側のフィルター」を通した解説になっているわけです。

そう言ったフィルターがかかっていないロシア(ないしはソ連)目線の解説で、(英語版に書かれていた)あれはそういうことだったのか!とか、別視点からの解説が観れたりして。

ただ記述がとても長いので、
ーーー言い方を変えればとても内容が充実してはいるのですがーーー
今回はWikipediaクルド人の露語版ページから
「クルド民族主義」の項目に絞ってご紹介し、また同様に露語版のPKK(クルディスタン労働者党)についてもご紹介して、それをベースにそれぞれ考察して行きたいと思います。

また最後の方では今回のISのモスクワでのテロ攻撃との関連性についても触れて行きます。

それでは行ってみましょう。

17世紀の昔から変わらない特徴


露語版によれば17世紀後半にクルディスタン建国を提唱したアフマド・ハニもまた、クルド民族主義の創始者の一人である。彼の著作『マムとジン』にはこう書かれているのだそうです。

私たちの間に団結があれば、
私たち全員がお互いに一緒に従えば、
トルコ人、アラブ人、ペルシャ人、
誰もが皆、奴隷状態になるでしょう

つまり自分たちが周辺諸国から厄介者扱いされ、自国の再興さえ叶わないのは、自意識や主張が強過ぎて、バラバラで、クルド人同士で連帯出来ないからだと、17世紀からクルド人の知識人の間では自覚されていたのです。

PKKが創設された目的


露語版Wikipediaによれば、PKKには1978年当時には2つのプログラムがあったと言います。

それはミニマムプログラムとマキシマムプログラムで、

・党の最低限(ミニマム)のプログラムは、トルコ共和国内で政治的、文化的、国家的自治を達成すること。

・最大(マキシマム)のプログラムは、4つのクルディスタン部分から成る全国的なクルド国家の創設であり、その中に社会主義社会を建設すること。

1993年以来、RPK(PKK)は最初のプログラムに完全に切り替えました。1999年、PKKは、クルド人人口の大部分に緊密で理解できる要求を提起しました。すなわち、国家自治の提供、国民的アイデンティティの維持、トルコ人とのクルド人の権利の実用的な平等化、国立学校の開校、クルド語でのテレビとラジオ放送の導入した。

とのこと。

因みに別ソースによると、最後のクルド語での放送の件は現在トルコ国内で既に始められているとのことなので、要求のいくつかは実現していると言って良いでしょう。

PKKをテロ組織指定することには異論もある様ですが、露語版によれば

欧州連合司法裁判所は、PKKが正当な手続きなしにテロリストに分類されたという判決を下した。

国際的な計算は、PKKから「テロ」のレッテルを消すような問題を頓挫させようとするトルコの圧力のために、クルド労働者党を「テロリストリスト」から外すという問題を妨げている。

トルコはクルド語教育の要求をPKKの「テロ」活動への支援とみなすことが多い。

のだそうです。

PKKのテロ活動は何故止まらないのか


少し長くなりますが、露語版をAI翻訳したものから引用します。

クルディスタン労働者党は1978年11月27日に左翼社会党として結成された。トルコの軍事クーデター(1980年)の後、党のほぼ全指導部が逮捕されたが、アブドラ・オジャラン(クルディスタン労働者党の創設者)と多くの仲間の党員はシリアに避難することができた。

1980年代初頭から、シリアはトルコとイラクのクルド人の自治主義の願望を支援することで近隣諸国を弱体化させようとしてきた。

〜中略〜

1980年代から1990年代初頭にかけて、シリア政府は、シリア軍に占領されたレバノンのベカー渓谷のキャンプでメンバーを武装させ、訓練することで、トルコに対するPKKの行動を支援した。1980年代半ば以来、PKKはすでに何千人ものゲリラ軍(クルディスタン人民解放軍と呼ばれる-(Artêşa Rizgariya gelênクルディスタン-ARGK))とクルディスタンの民族解放戦線(Eniya Rizgariya Netewên Kurdistan-ERNK)で団結した分岐した政治構造を持っています。

同時に、シリアはイラクのクルド人に支援を提供しました - 1975年にダマスカスでジャラル・タラバニによって設立されたクルディスタンの愛国連合。このため、トルコとイラクのクルド人は、シリアのクルド人に対するリーダーシップのすべての主張を放棄した。しかし、1998年、シリアはトルコからの強い圧力の下で、PKKへの支援を停止し、

〜中略〜

PKKはキャンプをイラクのクルディスタンに移した。しかし、シリアとPKKの協力はそこで終わらなかった。シリア当局は、トルコと戦うためにPKKの仲間に加わりたいというシリアのクルド人の願望に反対しなかった。シリアのクルド人は、トルコでのテロ攻撃にも参加した。

ね?詳しいし分かりやすいでしょう。

要はシリアやトルコは、ある意味PKK(クルド人)を使って代理紛争の様なことをさせていたわけです。

さらに引用を続けます。

1999年、クルディスタン人民解放軍は、プロの戦闘機で構成され、クルディスタンの到達困難な高地地域に基地を備えた人民自衛隊(NSF)に変身しました。PKKの政治構造は、トルコ自体とヨーロッパのディアスポラの両方でクルド社会を支配している。PKKには多額の予算があり、党が支配するビジネスマンを通じて流通しています。主な戦闘目標はトルコ政府の治安部隊です。

さあ、これで川口市のクルド人(主にPKK党員や支持者)が現在置かれている状況も少し見えてきましたね?

即ち川口市では既にクルド人のメフメット・ユセル氏が経営する解体業者、ロジャヴァ株式会社が存在していますし、日本クルド友好協会の会長で日本クルド文化協会の事務局長ヴァッカス・チョラク氏は、東京でメソポタミア料理のレストランのオーナーをしています。

そしてチョラク氏と日本クルド文化協会およびユセル氏はPKKとの関係から、トルコ政府はチョラク氏とユセル氏と日本クルド文化協会をそれぞれテロリスト・テロ組織指定しているのです。(つまり党が支配するビジネスマンに相当する。)

私は前々回で日本でトルコとクルド人は場外乱闘をやらかしているーーーという表現を使ったわけなのですが、その表現がほぼほぼ当たっていそうだということが、図らずも露語版Wikipediaの記述から分かったわけです。

そしてこうした場外乱闘は、シリア内戦から始まった様です。このことがトルコ軍のシリアのクルド人居住区への越境侵攻に繋がっている様ですね。

PKKと対立する、トルコ政府が支援したクルド人ヒズボラ


トルコ政府は、PKKと戦うために軍事力を使用するだけではありません。トルコの諜報機関は、PKK活動家の殺人と誘拐を犯した代替グループ「クルド人ヒズボラ」の創設の背後にいると考えられている。

しかもトルコ政府は、このクルド人ヒズボラもテロ組織指定しています。(PKKは極左、クルド人ヒズボラは極右団体。)

「なんじゃい、それ⁈」ですよね。

クルド人ヒズボラをテロ組織指定しておきながら、PKKを叩く道具として利用したってこと?

ソースによってはクルド人ヒズボラを組織するにあたって、トルコ政府の関与があったと書いてあるものもあって、

なんだかなあ…。

PKKが闇側DSにコマとして使われている可能性


基本的にクルド人に対する対応についてはイランとトルコは似ていて、同化・イスラム化しないクルド人勢力に対しては強い弾圧や迫害があり、それだけにイランとトルコは協力関係にあって、イランはKPPの入国を拒否しています。

ですが、こうした高圧的な同化政策や弾圧は、歴史的に見ても却ってクルド人のナショナリズムを刺激し高揚させ、逆効果になってきた事実があります。

(例えて言うならば、「あんな奴やめろ」と国民から結婚を大反対されたにも関わらず、最終的に国民に啖呵を切って結婚を強行して、後ろ脚で砂をかける様に NYに出て行った挙句、数年後の現在、後援者の破綻で窮状が伝えられる元秋篠宮家の内親王眞子さんの様なもの。)

その一方で、
シリアとイラクはイスラム国(IS)との戦いの件もあって、上記2カ国に比べればクルド人に対する対応は、実はそれほど悪くはありません。

シリアについてはシリア政府とクルド人民防衛隊は対立していましたが、トルコが避難してきたPKKの後を追う様に、シリア領内のクルド人居住区に越境侵攻したことで、対トルコでシリア政府(軍)とクルド人民防衛隊は協力関係を結んでいます。

イラクについて言えばフセイン政権が崩壊した後、紆余曲折を経て自治区よりも強い権限を持つクルディスタン地域政府が生まれており、イラク中央政府にもクルド人議員や政党が生まれています。IS掃討で活躍した女性部隊が活躍したペシュメルガもイラク領クルディスタン地域(南クルディスタン)の正式な武装組織としてして活躍している様です。

しかしながら同じクルド人同士であるにも関わらず、PKKはイラクのクルディスタンに攻撃を仕掛けており、非常に強い緊張状態にあるとのことです。

特にPKKがキルクーク油田から産出される石油を送るイラク連邦ートルコ間にあるパイプラインを爆破したことで、一気に緊張が高まったとされています。
(フセイン政権崩壊時、ペシュメルガは米軍と呼応して、イラク北部すなわちクルディスタン南部の主要都市キルクークを制圧した。従ってキルクーク油田は南クルディスタンの経済的自立や復興に大きく寄与してきたとのことです。

なお油田の権限を巡ってはクルディスタン地域政府とイラク連邦政府との間で争いがあるものの、全体として見ればイラク連邦政府とクルディスタン地域政府の関係を損なう様なものでは無さそうです。

事実2023年11月には合意形成がされていた模様。)

この石油パイプラインはその後も何度もPKKからの攻撃に遭い、2023年現在では操業を停止しているとのこと。

これを読んで「あれ?」と思った方もいるのではないでしょうか?

クルディスタンを擁する4ヶ国それぞれの正式名称は
「イラン・イスラム共和国」「イラク共和国」
「トルコ共和国」「シリア・アラブ共和国」で、このうちイラクのみ連邦共和制をとる。他の3ヶ国は共和制。

そう、ウクライナのノルドストリーム・パイプラインの爆破です。当初露の攻撃と思われていましたが、実際には英米が絡んでいたことが分かっています。ただし日本のマスコミは決して報じませんが。

以前クルド人について書いた時、トルコ政府はKPPにブラックウォーター(米の民間軍事会社で設立者は元C⬜︎A。)が関与していると指摘していたことに触れました。

米国のDSの代名詞であるロックフェラー財団やジョージ・ソロスなどは、石油・ガス利権なのだと言います。

キルクーク油田には、米国の石油メジャーも関わっています。

ペトロダラーシステム(ドル基軸通貨体制)の崩壊は、石油の売買をドルで行う体制が崩れることを意味しますから、彼らにとっては痛手でしょう。その結果、医療利権にシフトしたとも解釈できるわけです。

と同時に、PKK(クルド人問題)に対する日本政府の動きが鈍いのはこのせいか?(これも“やらされてるの?キッシー”???)とも思ってしまうのです。LGBT法案なんかと一緒なの?ってね。

問題はトルコも日本同様に米の同盟国だと言うことです。

PKKとの一連の紛争は、もしかしたらイスラム国(IS)やハマス(※)との戦いと同じで、米の闇側DSが関与した、石油・ガス利権を巡ってのマッチポンプな紛争のひとつなのかも知れませんが、残念ながら私が調べた限りではその確証はまだ出てきていないのです。

注※;ガザ沖合にはガス田がある。
↓戦争前の2023年6月のニュース
イスラエル大統領、ガザ地区のガス開発を容認、安全保障の確保を求める|ARAB NEWS


成功例だった、イラクのクルディスタン地域政府


またイラクのクルディスタン地域はクルド人にとって、政治的にとても上手く行っている地域なだけに、大クルディスタン構想の実現に向けてモデルケースとなり得る存在でしたが、

この様にPKKが攻撃を仕掛けてしまったことで、PKK自体が設立当初に最大目標に掲げていた、

「4つクルディスタンの部分から成る全国的なクルド国家の創設であり、その中に社会主義社会を建設すること。」

の将来的に達成に向けた足掛かりを自らぶち壊してしまっていることは、クルド人全体から見て非常に残念なことと言えるでしょう。

この意味においてPKKはクルド人の独立国家の再興・建国を願う他のクルド人の同胞たちを、裏切っている
(トルコ憎しで盲目的になっているが故に、自分たちの行いが、肝心なクルド人の願いの成就を妨害する結果になっている。)
と言っても良いのではないでしょうか。

しかもそれは、ひょっとしたら外国のガス・石油利権争いのコマとしてPKKが外国勢力から利用される形で行われている可能性があります。

そういう意味ではPKKは日本やその他の外国で難民を装って場外乱闘をやらかすのではなく、自分たちのやっていることが本当に自分たちクルド人の為になっているのかどうか、よくよく考えてみた方が良いのではないかと思いますけどね。

川口の件の報道を受けて思うこと


ましてや世話になっているどころか、ルールを守れずに世話になっている地域の人たちに迷惑をかけている側なのに、日本国で「日本人の方が合わせろ」などと侵略者紛いの言動をするなんぞ、言語道断の話ですよ。

人として、まるっきり礼儀がなってない。

ものを知らない人間ほど、傲慢で横柄な態度を取るものです。

そんなことをするから、当初は同情的に接してくれたであろう日本や他国の人たちも、結果的にクルド人に愛想を尽かして距離を置いたり、不満を訴えて嫌がられて敵対する様になるのでは。

同じ工作活動(?)をするなら、日本人の役に立つ様な形で日本人に感謝されるようなことをして、日本人に気に入られ、味方になってもらえる様なことをすれば良いのに。

別にPKKに限らないけど中東の過激派やテロリストって、そう言うところが馬鹿だな…って、思いますね。

時々私が例えに出す
ヤンチャ坊主が同じクラスの女の子のことを好きになって、その子の気を惹きたくて、その女の子の髪の毛を引っ張ったりスカート捲りしたりして、かえってその女の子から嫌われるパターンですよね。

そんなことしないで、何かとその女の子に親切にしたり、困っている時に助けてあげれば「〇〇くんって優しいから好き」って言ってもらえるかも知れないのに。

わざわざ、好きな子に嫌がられ、嫌われてしまう様なことをする。

馬鹿だから何者かに騙されて、外国に出てまでそう言うテロ行為をして敵を増やしてしまうのか、

それとも本当に無知で馬鹿だから、短絡的にテロ行為に走って却って世論を敵に回すのか、

どっちなのかは分からないけど、いい加減にしなよ…って思います。

イラク領クルディスタン地域政府樹立の成功はペシュメルガのIS掃討作戦の参加が鍵になっていた


昨日(2024/03/24)、モスクワでのテロがISによる犯行であることが、ISの犯行声明によりわかりましたね。
アフリカに逃れたISを追って、ロシアがワグネルを使って現地の国軍と一緒に戦っていたわけですし、そのワグネルのトップがあんなことになってしまって力を削がれたわけですから、こうなる事態には驚きませんけどね。

昨年12月にはこんな報道もあった様です。

米軍がイラン系民兵を空爆、ワグネル参入の情報も――ウクライナ、ガザに続く「第三の戦線」は開くか(六辻彰二) - エキスパート - Yahoo!ニュース

結果的にガザ-イスラエル戦争を機にイラク連邦・南クルディスタン・PKK・トルコ・米国・ヒズボラ(イランがバックか?)が入り乱れ小競り合いが続いていたイラクでの本格紛争ではなく、直接モスクワに飛び火した(飛び火させた?)とも言えるのかも。

過去の米民主党政権(ここでは名指しで書くことはやめておきますが)が、裏でISに資金提供していたと言うのは、陰謀論界隈では有名な話ですし。

ウクライナがこれ以上使えそうに無いので、再びISに触手を伸ばしたんでしょうか。

そのISとフセイン政権崩壊後のイラク内戦とシリア内戦で、最前線で戦ってきたのが現地のクルド人の武装部隊ペシュメルガです。

でも米の同盟国であるトルコは、米がクルド人部隊を投入することを決めたとき、米国を批判したんですよねえ。

「イスラム国」と戦う、クルド人自治区の治安部隊「ペシュメルガ」の女性兵士たち | Business Insider Japan
(2017年の記事)

ペシュメルガはIS掃討作戦でそれ(イラクや米国の人たちに気に入られ、受け入れられた)をやったから、南クルディスタンに居住するクルド人はイラク国内に地域政府を持ち、経済的に自立出来るところまで行けたのでしょう。

(でもPKKがパイプラインを爆破して、それをぶち壊しにしたみたいですけどね。

私が去年盛んに言っていた「ネガティブな意識や刷り込みからは、ネガティヴな未来しか作れない」の典型でしょう。

政党としては国内だけの問題しか扱えないから、一旦は引っ込めたであろうPKKの当初の最大目標を今でも忘れていないなら、

そして今でも内々には目標として意識しているのなら、普通は成功したイラクの現状を壊し発展を阻害する様なバカな真似はしないでしょう。

むしろまともな思考の持ち主なら、イラクの成功例に学ぼうとして、イラクのクルディスタン地域政府と連携・協力しようとするはずですが、PKKが取ってる行動は真逆ですからね。)

何故PKKは、その成功例に学ぼうとしないのですかね…?こんなところにも「親族しか信じられない」から、他のクルド人一家とは疎遠でバラバラ…と言うクルド人の欠点が現れているのでしょうか。

それともPKKって、単なる馬鹿の集まりなの?

各国に散ったクルドのディアスポラファミリーたちが、散った先でトラブルを起こし迷惑をかけ続けるなら、やがて敵対しているトルコ政府やイラン政府が望む様に、クルド民族は消されてしまいかねないでしょう。

PKKを始めとするクルド人のテロ組織がそのことに気付くのは、いったいいつのことになるのでしょうか。
それとも一生気付けないままで終わってしまうのでしょうか。

【その他の参考資料】


北部クルド人自治区油田の生産再開で3日以内に合意へ=イラク石油相 | ロイター

原油輸出停止で隘路に陥るイラク・クルディスタン地域の石油・ガス部門:イラク石油・ガス産業集権化への機運?|JOGMEC石油・天然ガス資源情報ウェブサイト

クルド対クルド:イラク北部での本格的な戦争拡大の恐怖|紛争ニュース|アルジャジーラ

ANF |HPGゲリラはボタシュ石油パイプラインを標的にしている

海兵隊、ビクトリア・ヌーランドと夫を逮捕 | Real Raw News 日本語版

オバマ・クリントン両氏はISの共同創設者? トランプ氏が「共同創設者」と発言 | ロイター | 東洋経済オンライン

日本語字幕付き↓
https://youtu.be/CQeiv-U5nPw?si=LH0aSu6F2YG5n3aO

注;ムジャヒディンはアルカイーダに不満を持ったアルカイーダのメンバーが構成、そこからISが生まれた。

と言うわけで、今回はこれで終わりです。

最後までお付き合い頂きました皆様には、大変ありがとうございました。

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次回の予定はまだですが、良かったら、また次回も会いにきて下さいね。

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