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そもそも品質工学f 何を測りたいの? (82)

またまた、ゲーム内で何かに気が付いたわたる君
じっくり考えた後、風呂に入っているとか、寝る前にぼーっとしている時に意外とアイディアって生まれるんですよね

でも、風呂を上がったり、朝起きた時には、そのアイディアを忘れてたりしますが笑

フイルムを重ねる方法は、体重計の校正で有名(?)な方法ですね
真値不明でも校正できる方法だと、私のお師匠様がよく言っていました

・Aさんの体重
・Aさんの体重+バケツの水
・Aさんの体重+バケツの水+バケツの水
これで3信号を作り、動特性で評価するという方法です

前提としては、バケツの水の両方が同じであること
これは、校正前の体重計でも調べられますよね
同じ重さであるかどうかを調べればいいので

でも、体重計は、1点の評価ではダメです
体重は変化しますし、家族の体重はそれぞれ異なります
だから、動特性でないとダメなのです

それに近いアイディアをわたる君はだしたのですが、上手くいかなかったようです
ようは、バケツの水が軽すぎて、信号因子にならなかったということですね

で、CI03は問題の本質を突いてきたわけです
動特性にこだわるなと
何が欲しいのかと
何が問題なのかと

ここでは、「無し」と「透明フイルム」の差を明確にしたい
その差が明確でないので、判断できていない
その違いを明確にする技術開発をしろと
そう言っています

やっているのは、デジタルのSN比
しきい値をもっとも明確にする点を探せと
そういうことになります

問題の定義が最も最初にあります
その後で、機能の話になります
ここで、エネルギー視点で考えることに

しかし、最初の問題の定義を無視して、いきなり機能だとか、エネルギー視点だとかは飛びすぎです

また、この問題の定義をせずに、いきなり動特性だとか、静特性だとか、計算方法を語りだすコンサルタントの話は、無視していいです

困っている時に、「こういった方法でやったら解決するよ」なんて、耳障りのいい言葉を聞いたら、ついつい信じちゃいそうですが、それはダメ
ちゃんと、問題の本質を考えるクセをつけないと!

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