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悲しみの向こうに…。。🥺💘

親友のご主人が亡くなったと昨日訃報の知らせを受けとった。

お通夜は30日。告別式は31日とのこと。亡くなったのは25日に日付が変わってすぐだったそうで、式は東京の某斎場で執り行われるという。

私は関西。彼女は関東。もう長いこと会っていない。

本当はすぐにでも駆けつけなければならないのに、今は運悪く行けない距離ではないのに、こんな時ってなぜか色々なことが重なり今は行けない。

その友人はコロナ禍にあった2年半前に下のお嬢さんを脳腫瘍で亡くした。

その当時は人を呼んでお通夜もお葬式も出来ず寂しい家族葬で静かに見送った。

娘さんを亡くして、まもなくご主人の肺癌が見つかり、しばらく自宅での闘病生活を彼女(友人)が支えた。

彼女は辛抱強く、私には一言もご主人の病気のことは話さなかった。

それを知ったのはつい先月のこと。既に腸にも転移し、腸閉塞になりステントを入れたという。その後今年に入って喉にも転移し、喉も塞ぐようになったのでステント手術をしたという。

それ以後、飲み込むのが難しいらしく、医者に遺漏を勧められたそうだが、味覚まで奪われたら生きる価値が見い出せないと、

なんとか柔らかいものを口からとっていたそうです。

近くで少しずつ病気が進行し弱っていく夫を支える友人。わたしにも一言も愚痴らなかった友人。

下のお嬢さんも長い闘病生活の末亡くなり、少しは楽になるかと思いきや、今度はご主人の病気。立て続けに起こる不幸の連鎖。

私はかける言葉がなかった。

昨日彼女は淡々とまるで事務報告のように私にご主人の亡くなったことを伝えてきた。

本当は何もできなくても側に寄り添ってあげることが親友の務めなのに…

私も今はどうしても行けない事情があり行けない。

親友は一人っ子。上のお嬢さんがまだ側にいてくれるからそれだけは良かったと思う。

亡くなったご主人は会社の社長さん。きっと付き合いも多く、お通夜も告別式にもたくさんの方がこられるでしょう。

彼女は喪主として立派にご主人を見送ることでしょう…

今が一番助けを必要としているのにいけませんが、悲しみって、今より全てが片付いて一人になった時に襲ってくる。

だから、その時ゆっくりと彼女支えたい。
そのが真の友というもの。

人は悲しみが深ければ深い程涙などでない。

泣けたらまだマシ。

夫を亡くして全て整理をするのが残された妻の役目。

彼女が泣くのはずっと先。その時に支える友でありたい…






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