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古い香水瓶に想いを馳せて。。。🥺💘

それは亡き義母の小さな形見。

小さな小さな香水を入れる為の容器。

プチポアンの香水入れ
後ろの香水達は既に廃盤になった香水…🍂
LANCOMEのトレゾアを除いて

Jean PatouのEau de Toilette
"Amour Amour"
今は誰も知るよりもない香水。

だけどJean Patou" JOY"
『ジョイ』
と聞いたら、ある程度の年代の女性ならその名前くらいなら知っているだろう!
また三島由紀夫の小説『美徳のよろめき』を読んだ者なら分かる筈…🍂

昔ながらのJoyの香水瓶
1930年の発売以来長きに渡って世界中の女性に愛されたとても上品でかつ華やかで甘美、なにより繊細な官能を見事に表す香りの芸術品と唱われた不朽の名香。

ジョイは三島由紀夫の小説『美徳のよろめき』の中の一節でこんな文句が…

「確かに、ジョイは節子のような優雅な上流夫人にふさわしい香水ではある」
と…
この引用がJoyの知名度は更に上げた!

小説の中の主人公 節子は人妻なれど結婚する前に接吻をした独身男性と姦通、背徳の恋、官能に目覚め溺れていく主人公のイメージに重ね合わせた香りがこのJEAN PATOU JOYだったという訳です!

そのJEAN PATOUの名もなき忘れ去られた香水と共に義母の沢山ある香水の中に見つけたのが今回のこのプチポアンの香水入れ。何度も何度も使われたであろう義母の大切な形見‼️

硝子瓶の裏は薄汚れているけど私にとってはとても愛着のある大切な物!

私の手元にある香水たちのほとんどは亡き義母の忘れ物(形見)。

こちらは義母が収集していたものと私が新たに買い足した香水たち。ほこりを被っていたので1つ1つ丁寧にほこりを払い、もとの位置に戻しました!
私の寝室に置かれた香水瓶達…🍂

今ではガラクタになったものや大切に保管された物が多数ある⬆️⬇️

今ではがらくたとしてぎゅうぎゅうに箱に納めされているもの‼️
もう半世紀は過ぎているだろう筈のその容器はフランス製のプチポアンに金色の金具で細工をされたもの!蓋を開けると義母がつけただろう筈の微かな香りが鼻を擽る‼️

注:)プチポアンとはフランス語で「小さなステッチ」という意味のこと。 18世紀にウィーンで大流行したとても細かい刺繍のことなんです。 上流階級の子女の優雅な趣味として愛された刺繍を指す。

Internet参照

もう半世紀以上使われた香水入れですが、今度は私が私の香りを入れる番。そしてその後は義母が残したこの宝物を次の世代の娘に託したいと思っています。。。🥺💘


きょうの出来事。追記!

先日頂いた誕生日のお花
最後まで慈しむ🌹
それが頂いた方への敬意🙏🎶✴




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