なかじマダオ

かつて「バーチャルコンソールクエスト」というブログを熱心に更新してましたが、歳を重ねて…

なかじマダオ

かつて「バーチャルコンソールクエスト」というブログを熱心に更新してましたが、歳を重ねて最大HPが減る一方で更新する力がなくなり、こちらに隠居しています。ブロガーじゃなくてビデオゲーム随筆家でいいかな。

マガジン

  • ビデオゲームと見た風景

    ビデオゲームの周りにあった時間まで残したい

  • ゲーマー徒然草

    140字からはみ出した感想文

  • ゲームアニメ絵手紙

    主にZen Brush2で描いた、ビデオゲームやアニメのらくがき

最近の記事

ショーリンズロード(1985年:コナミ)

学生時代のアーケードゲームとの付き合い方は【遊ぶ30:見る70】ぐらいだった気がします。人気ゲームはみんな遊びたがるので待ち時間が発生します。順番がきてもゲームが下手な僕の番はすぐに終わり、そのうち手持ちのお金も尽きて、ギャラリーとして見てる時間の多かったかな。でも、ゲームセンターに来てるんだから待たずに別のゲームを遊ぶという選択肢もある。お小遣いも限られてるのでそんなにあれこれ遊べません。そこで遊ぶゲームを吟味します。ショーリンズロードは「どれで遊ぼうかな」と考えてる時によ

    • 「恋は光」に恋した話

      「ただ、可愛い」 「ただただ、可愛い」 『恋は光』を観た感想は以上です。 ネタバレなしで、完璧に僕の気持ちを表した言葉が出てきたので、もういいんじゃないかな。でもネタバレ全開で書いてみたい気持ちもあります。というか書きたい。なので、ここからは、ネタバレありで書こうと思います。さすがに結末は書かないでおこうと思うのだけれど、それ以外は書いちゃおう。予備知識なしで観たい方は読まないで。でも、多くの人にこの作品の良さを知ってほしいなあ。むむ、僕はどうすれば。 観に行ったきっか

      • 「両手いっぱいに芋の花を」が心に沁みました

        面白いゲームに出会えると、それだけで幸せになれます。毎日毎日、スマホにコンシューマにPCにとものすごい数のゲームが発売されてまして、ほんとに数が多すぎて、面白いゲームにたどり着くのは至難の業です。そんな中で面白いゲームにたどり着けるとそれだけで幸せになります。そして「面白いゲーム見つけた僕えらい!」と褒める。自己肯定感の低い僕が自分を褒められる数少ない瞬間を与えてもらって感謝です。 僕はダンジョンRPGが好きで、最近想定外の100円セールでTLを賑わせていたエクスペリエンス

        • 『RPGタイム!〜ライトの伝説〜』の素晴らしさを伝えたい

          なんのためにゲームの感想文を書くかと聞かれたら、まずは自分が読みたいからと答えます。自分が感じた感想を自分で書くんですから、納得感が違います。そりゃそうだ。で、次に何が来るかというと、友人知人に知らせたい。といっても、僕にはリアルでゲームについて語り合える友人はおりませんので、ここでの友人知人というのはSNSでつながったみなさん。今から20年ほど前、Wiiでバーチャルコンソールが登場た時、若い人にその魅力伝えたいと、今思い返すと無邪気すぎる思いを胸にブログ始めたりしまして、あ

        ショーリンズロード(1985年:コナミ)

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        • ビデオゲームと見た風景
          6本
        • ゲーマー徒然草
          22本
        • ゲームアニメ絵手紙
          16本

        記事

          三ツ矢クラフトコーラの懐かしさ

           くたくたになるまで働いて、夜にとぼとぼと帰っていると、なんでもいいので買い物したいなという気分になることが時々あります。そんな時に立ち寄ってしまうのがコンビニ。コンビニ楽しいですよね。甘いものが好きな僕は、期間限定のお菓子やアイス、スイーツやジュースを一通り眺めて、ひとつふたつ手にしてちょっと買い物したいな欲を満たします。ささやかなストレス発散です。僅かな年末休暇も終わり、家族と離れ東京に戻り働く日々を再開して、くたくたになったその日もふらっとコンビニに寄り、そこで見かけた

          三ツ矢クラフトコーラの懐かしさ

          ドラゴンクエストに出会った時のこと

          発売日に買いました。僕の記憶が間違ってなければ、福岡市は西新にあった、今はなきトポスで。もう35年前かあ。 ドラゴンクエストが世の中に出たのは1986年5月27日。そういえば僕はゲームの発売日をどうやって知ったんだろうか。多分ジャンプか。多分、そう。とにかく、学校終わって自転車飛ばしておもちゃ売り場に向かったっけ。「売り切れてないといいなあ」とドキドキしながら自転車こいでた記憶があります。転売屋に怯えることのなかった時代の話。でも、半年前に発売され大ヒットしたスーパーマリオ

          ドラゴンクエストに出会った時のこと

          アカネというゲームが大変面白かったので

          3月末、スイッチさんのストアに現れた黒いサムネイル。銀色の髪の女が煙草加えてる姿が描かれた上に、赤い文字で「アカネ」と書かれています。価格は500円。価格の高いゲームが面白いゲームとは限りませんが、価格が安いゲームは「安かろう悪かろう」と残念なゲームであることが多い。サムネのロゴがWordかExcelから飛び出してきたようなフォントの場合、残念なゲーム率さらにアップ。普段ならスルーか。でも何故か気になるアカネさん。ちょっとサムネの先を覗いてみましょうか。 まずは紹介動画をチ

          アカネというゲームが大変面白かったので

          さよならクター、こんにちは

          クリック クリック クリック 1999年、ディスプレイの前で、なわとびをするためにマウスを連打する手は止まらず、気づいたらマウスが壊れていました。 「一体ぼくはなにをやってるんだろうか」 そう思いながら、バスに乗り、新しいマウスを買いに向かうのでした。 新型コロナの影響で本当に大変だった2020年もあと2日で終わります。そして、2020年とともに終わるものがもうひとつ。Adobe Flash Playerのサポートが2020年12月31日をもって終了します。1996年

          さよならクター、こんにちは

          『MOTHER』のラストバトルを受話器越しに聞いてた話

          「キーン、キーン」という音が、受話器越しに聞こえてきます。 「準備できた?」 「できた」 「それじゃ、始めますか」 受話器の向こうに、MOTHERのラスボス、ギークと対峙する僕のファミコンの弟子がいます。 ことの発端は、数時間前にかかってきた弟子からの電話。 「ししょー、マザーの最後のボスが倒せん」 彼女はそう言って僕に助けを求めて電話してきました。 僕より二回り以上年上の弟子でした。母の友人で、小さなお孫さんがいて、僕が遊び相手にということで親交があったんですが、弟子

          『MOTHER』のラストバトルを受話器越しに聞いてた話

          ゲーム絵手紙#14

          ゲーム絵手紙#14

          『renal summer』 犬の腎臓として生きた7日間の記録。

          現実の世界で私以外の何かになって生きるのは不可能な話ですが、ビデオゲームの世界であれば性別や職業・人種に留まらず架空の生き物から惑星まで想像できる範囲で、ありとあらゆるものになって生きることも可能です。僕も沢山のゲームで遊んで鳥になったり魚になったりしてきましたが、犬の腎臓になる体験は今までやったことありませんでした。そもそも犬の腎臓なってみようと思ったことすらない。しかし世間は広いもので、腎臓病を患った犬の腎臓になって、犬の寿命を少し伸ばしてみようというゲームを作った人が現

          『renal summer』 犬の腎臓として生きた7日間の記録。

          ゲーム絵手紙#13

          ゲーム絵手紙#13

          ファミリージョッキーで遊んでみたver.note

          数時間前にアメブロへアップした感想文をこっちにも上げてレイアウト比べてみようと思いやってみるなり。こっちに合うようちょこっとだけことば変えてます。 ということで、ゲームの感想文です。 それでは。 ファミリージョッキー。Wiiでバーチャルコンソールのサービスが始まり、バーチャルコンソールの魅力伝えたいと思ってバーチャルコンソールクエストというブログを始めた頃から「バーチャルコンソールで出ないかなあ」と恋焦がれたタイトル。今でもファミコン版手元にあるんですが、現行のハードで手

          ファミリージョッキーで遊んでみたver.note

          ビデオゲームと見た風景#2「テラクレスタ」

          中学生ぐらいまでは友達とゲーセンに行くことも多かった僕ですが、高校になると家から遠かったり、バンド活動や女の子追っかけるのに忙しかったりと休日共に過ごす友達はほとんどいなくなりまして、僕は家でゲームしてるかゲーセンに行ってるかとゲーム三昧の日々。当時僕が主に通ってたのは福岡市早良区西新周辺のゲームセンター。数年前西新パレスというボウリング場の一角にアストロシティが2台ほどあったのを目にしてますが今もあるのかなあ。ということで2020年現在ほぼ絶滅してしまった西新のゲームセンタ

          ビデオゲームと見た風景#2「テラクレスタ」

          ビデオゲームと見た風景#1「カンガルー」

          懐かしさのあまり購入する。ビデオゲームと共に過ごして40年以上にもなるとそんな動機でゲームを買うことがあります。先日もそんな動機で1本ゲームを購入。ハムスターが現役ハードに向けて配信しているアーケードアーカイブスで1982年にサン電子(サンソフト)からリリースされた「カンガルー」が配信されまして、こりゃたまらんと購入。 カンガルーをゲームセンターで実際に遊んだことある人はどのくらいいるんでしょうか。タイトー、セガ、ナムコ、コナミ、アイレムに任天堂とアーケード界にはビデオゲー

          ビデオゲームと見た風景#1「カンガルー」

          「のぼる小寺さん」を観に、映画館へ

          久々に、半年ぶりぐらいに映画館へ。ボルダリングと原作とルパンイエローが好きな父さんが、伊藤健太郎くんが目当ての次女連れて、ニューライフ仕様の映画館へ。前の人の頭が邪魔にならない配置はいいなと思うも、次女が隣にいないのはちと寂しい。そんなこと思いながら席に着きます。 予告!予告!CM!CM!上映マナー!CM!CM!予告!予告!本編! かつてはそんな形だったように思う。けど、今日は予告少なめ。途中劇場ロゴの時間があり「広告は空き枠かな」と思ったりして、ニューライフの大変さを思

          「のぼる小寺さん」を観に、映画館へ