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照明はアート -IDEE ICOSA Lamp-

こんばんは。
私の好きな照明を少しずつ紹介する『照明はアート』シリーズ Vol.3、今日 はIDEEのICOSAランプについて書きます。

Vol.1ではFLOSのCoordinates、Vol.2ではFOSCARINIのAplombを紹介させて頂きました。

照明への「愛」についてはこれまでも綴ってきましたが、実は照明が好きになったのは注文住宅で家を建てる遥か前に遡ります。
約15年前に初めて一人暮らしをした際に買った照明が、FLOSのGLO-BALL(確かBASIC ZERO)でした。当時はFLOSという名前も知らずに、どこで見つけたのかも記憶が定かではないのですが、その後引越をしたり、結婚をしても、持ち続けているのは、とてもシンプルで使い勝手が良いからだと思います。良いものはすたれないですね!
今でも一番好きな照明ブランドはFLOSなので、なんだか不思議な縁を感じます。

そして、FLOSのGLO-BALLの次に「この照明が欲しい!」と強く思ったのが、ICOSAランプです。学生時代から仲良くしていた建築家の娘である友人と素敵なカフェを見つけ、そこに飾られていたのがICOSAランプでした。
初めて見た時の情景が今でも脳裏に焼き付いているのですが、それまで照明器具をあまり意識したことがなかった私に、こんなにも存在感のある照明があるんだ!と衝撃が走りました。初めて見る光の色、フェルト素材を通して放たれる柔らかい光、そして見たことのない形をしたランプシェード、全てが合わさって、それまでの私には存在していなかった新たなジャンルを発見した感覚。今でもこのランプは唯一無二の存在だな、と思います。

憧れは持っていたものの、実際購入することになるのは10年以上後、しかもオシャレな北欧テイストのカフェとは全く異なる、和室に飾る照明として選びました。そして、一昨年引っ越した新居に和室を作りましたが、やはりそこにはICOSAランプを飾ることにしたのです。

少し見切れていますが、こちらが新居の和室とそこに飾っているICOSAランプです
とても柔らかいフェルト素材で出来ており、三角形が組み合わさった正十二面体になっています。
和室は天井を低めにしてもらい、さらにペンダントとして吊るしているので、大人だと頭がぶつかる高さです。が、このランプの良いところはぶつかっても全く痛くありませんし、壊れませんw
点灯するとフェルトを通して柔らかな光が広がります。この一灯では部屋全体を明るくするほどの照度はありません。ですが和室の客間、という性質上、そこまで明るさは必要ないかな?と思い、足りない時は他の灯りを足すようにしています。(それこそ床置きのGLO-BALLとかでも良いですね!)
フェルトを通すと光の色が絶妙なオレンジっぽい光に。ヤコブソンランプのような薄い木を使ったランプシェードと似たような光りかたです。

デザインを手がけたのは、ニューヨークを拠点に家具にとどまらない精力的な活動を行うロス・メネズさん。Tom Dixonさんとも一緒に活動していたようです。

今回ご紹介したICOSAランプ、調べてみたところ現在は残念ながら販売されていないようです(涙)、なんでだろう。
私に照明の魅力を気づかせてくれた作品、これからも大切に使おうと思います。

皆さんもぜひ、自分が見ていて癒される、心が温かくなる照明を探してみてください!昼間は日光に、そして日が落ちた後は自分の好きな照明に照らされ、穏やかな日々を過ごして頂けたら嬉しいです。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

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