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母、完敗。娘の英語力がただいま、爆進中

娘の高校留学を機にメルボルンへ移住して11ヶ月5週が過ぎました。今日から娘は秋休み。2人で初めてタスマニア旅をしています。


11年生になった娘。VCEが始まり、勉強モードに突入

メルボルンの学生は、今日から2週間の秋休みが始まります。娘は11年生(高校2年生)となり、1学期が終了しました(オーストラリアは4学期制です)。

今週の水曜日。
学期末ということで、各教科の先生とオンラインで三者面談がありました。これは、強制ではなく任意ですが、私は直接先生とお話したかったので、全教科(5教科)をリクエストしました。ちなみに、10年生の4学期(昨年の11月末)にも参加しています。

ここで少しだけ、ヴィクトリア州の高校生の授業についてお話しますね。娘は公立高校に通っていまして、全生徒は約1200名(7年生~12年生)います。メルボルンの中では比較的小規模の学校で、インターナショナル生徒の割合が1割程度です。

日本の公立中学校を卒業して昨年の4月に入学し、最初の3ヶ月は学校内にある英語集中クラスに入りました。その後、3学期から通常の授業に参加し、日本で言うところの一般教養(国語、数学、理科、社会など……)を勉強しました。

11年生になると一般教養ではなく、大学のように選択科目になります。将来の目標に向かって各々が学びたい科目を好きなように6コマ選択します。娘は、目標が定まっているので、さほど迷うことなく選択できたようです。10年生のときは、月-金でしたが、11年生で選択した科目のうち1コマが土曜日のため、週6で授業があります。ただ、これも大学のようですが、1時間目から4時間目までびっしりということはなく、曜日によっては1コマだけ、午前中のみの授業など、フレキシブルになりました。

11年生になると、VCE(The Victrian Certificate of Education)というシステムがスタートするので、10年生に比べると勉強量が増え、課題や提出物が多くなります。それぞれ授業のない時間を利用して図書館で課題をしたり、放課後は、“HOME WORK CLUB”という、インターナショナル生徒に向けた補修クラスを受けています。英語を第一言語としない生徒にとって、英語での授業はなかなかハードルが高いので、専門スタッフがサポートしてくれるのは、とてもありがたいこと。10年生から娘はこのクラブを利用しています。

1教科、7分間のオンライン面談。先生の会話スピードが早い!

そして、おとといのオンライン三者面談のお話。
1教科あたり約7分間の時間が決まっています。スケジュールは事前に私のほうで学校の保護者サイトにアクセスしまして設定します。

「ねえねえ、何で、今回も面談受けるの? たぶん、みんな受けてないと思うんだよなー」

娘はさほど乗り気ではありません。

「いやいやいや、受けるべきだって。だって、先生と話す機会なんてそんなにないでしょ。それに、どんな風に授業を受けてるのか、直接聞いてみたいし」

「まぁ、いいけど……」

面談を受ける場合は、“事前にいくつか先生に質問を用意するように”ということでしたので、私はどんな教科にも対応できる質問を4つほど用意して臨みました。

オンラインが始まる1分前にログインし、準備完了。
ほぼ時間通りにスタートしました。

軽く自己紹介すると、さっそく先生の話が始まります。内容としては、1学期に勉強した内容、授業態度、課題の評価・感想、次学期へ向けてのアドバイス……、などなど。
この段階ですでに5分経過。
先生の話がひと息ついたところで、いよいよ私の質問コーナーが始まると思い、頭の中で用意していたら、まさかの娘に質問を投げかけました。

娘はいくつか質問すると、先生は端的に答えていました。
そして、あっという間に7分経過、ちーん。

英語を話す娘を見ながら、私の役目も終盤であることに気づく

5教科のうち、私に質問をしてくれた先生は、1教科のみでした。
4つ用意した質問、結局、ひとつだけ……。

「せっかく質問作ったのに、残念だったね」

娘に慰められました。

「うっ、うん、大丈夫。そういうの、慣れてるから」

目をそらして返事をしておきました。

そんな私の質問のことはどうでもいいことなんですが、面談を受けていてあることに気づきました。

“娘の英語力がさらに向上している!”

正直、私は先生の話を半分ぐらいわかっている程度で、細かい部分までは聞き取ることはできませんでした。感覚としては、“何となく、こんなこと言ってるなぁ”という感じです。一方、娘は先生の質問に対して答えていますし、逆に質問をしていました。

娘の成長を見て、”大きくなったなぁ”としみじみ。
“私の役目もそろそろおわるんだなぁ”としみじみ。

小学生のとき、駅前のAEONに週イチで一緒に通っていたころが懐かしいなぁ。
レッスン終わりに同じビルにある、ドトールで一緒にごはん食べたころが懐かしいなぁ。
ミラノサンドA、よく食べていたっけ。

あの週イチのAEONに通っていた頃、まさか、こうしてふたりでメルボルン に住むとは思っていませんでした。人生って、何が起こるかわらかないものですね。

娘の高校留学もいよいよ中盤にさしかかり、2学期も課題、宿題に追われるでしょう。

大丈夫、夢と情熱を持っていれば、乗り越えられる。

娘よ、あなたは本当によくやっている。

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