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“いつものように”することが難しい時もある

娘の高校留学を機に、メルボルンに移住して1年と1カ月3週となりました。先週、急きょ一時帰国していたこともあり、いつになく心がざわついております。


突然の一時帰国に、追いつかない自分

もやもやもや、ざわざわざわ。

心が、どうしようもなく、揺れています。じつは先週、夫の母が他界しまして一時帰国していました。急いで荷物をまとめ、チケットをとり、乗り継ぎを経て日本に帰り、そのまま主人の実家がある山口県・萩へ。もう何度となく来ている場所ですが、今回は一生忘れることのない帰郷となりました。

娘の学校も始まっているので、一連が終わるとすぐにメルボルンに戻りました。もちろん、私たち親子は直行便ではなく乗り継ぎ。それでもカンタス航空だったこともあり、“いつもの”ジェットスターと比べて座席のシートが広かったぶん、移動の疲労は少なかったです。

そんなこんなで、一昨日、メルボルンに戻りました。
荷物を開け、洗濯ものを洗濯機に入れているときです。

“あれ、私、相当疲れている……”。

13時間超のフライトもありますが、精神的に弱っている自分がいるのです。メルボルンの真っ青な空を見ても、どこまでも続く水平線を見ても、元気がでないのです。

いつもやることが、どうもスイッチにならない


昨日は疲れているはずなのに早く起きてしまいました。こちらは、ANZAC DAYという国民の祝日で学校がお休みなので、もっとゆっくり寝ていたかったのに……。一度目が覚めると、二度寝ができない年齢なので、ベッドからむくっと起きて、いつものようにコップにお水を汲んで一気に飲み干しました。いつもなら、ここでスイッチが入って洗濯機をまわすはずなのですが、どうもやる気が起きません。

“まだ、私、疲れている”。

とりあえず、パジャマを脱いでいつものようにスパッツとトレーナー、ディズニーランドで買ったお気に入りの靴下を履いてテンションをあげてみることにしました。靴下は三匹の子豚なんですが、そのキャラクターを見たとき、ちょっとだけ楽しくなったことが救いです。あまり食欲もなかったのでいつものスムージーは作らず、いつものように朝のウォーキングに出かけました。

いつものこと、に没頭するのがいい


祝日だったせいか、通りに人はほとんどいませんでした。いつものようにポッドキャスト『SAKURA ENGLISH』を聞き、声に出してブツブツ英会話の学習をしながらもくもくと歩きました。そのときだけ、不思議といつもの自分に戻っているような気がして、ほっとしました。1時間ほど歩いて自宅に戻り、朝食のスムージーを作りました。特に用事はない1日でしたから、溜まっていた原稿をひたすら書きました。パソコンの画面に向かっている間は、もやもやが消え、ほっとしました。その日の夜は、早々にベッドに入り、日本で買ってきた本を読みました。この時間も、もやもやが消えていました。

無理をするのはよそう。いつもの自分に戻るのを待とう


そして、今日。冒頭でお話したように、まだ心が揺れています。娘の進路のことで午前中、学校へ行く用事をこなすだけで、何だか精一杯の自分がいました。

“私、まだ疲れている”。

こんな気持ちになるのは、久しぶりなことなので少し、いやいやかなり不安になっています。正直、noteに綴るのをためらいましたが、でも、当初お話した通り、これは50歳で初めて海外移住をした記録であり、正直な気持ちを書いています。

明日、いつもの自分に戻っているのか、わかりません。

それでも、明日、私はいつものように起きて、2週間ぶりのボランティア活動に行って、いつものように大好きなスタッフたちと働くつもりです。
がんばれ、私。

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