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圧縮言語で支離滅裂な文章を作ろう

補語です。普段は絵を描いています。
さて、私は幼少期より極度の臆病であったがために、「如何に斜め上の言動を働き相手の価値観から逃れ、煙に巻くか」という事ばかりを考えて生きてきました。今回はそのノウハウの一端を紹介しようと思います。つまりは怪文書の書き方です。予想の通り無益なので何かを察した方は退出した方がいいです。
今回はその中でも比較的簡単かつそれらしく見える(はず)の圧縮言語(長文を無理やり圧縮して短文にする要約とも違うディスコミュニケーションの一種)を基本としたやり方をご紹介します。まずは以下の例文をご覧ください。

例文

(「お米美味しい」という文章に対して)
「五穀米、健康体!?コメのコメ笑笑」

さて、この例文はどういう意味でしょう?これは比較的解読が容易かと思われますが、「白米もいいけど五穀米も健康になれて良いよ!っていうかこれ、米に対するコメントじゃん!ウケる!」となります。善人であることは確かなのですが、考えた事をあまりにも圧縮して一気に伝えているせいで意思疎通が不可能になっているという状態ですね。今回はこれを比較的再現性のあるであろうやり方に言語化していきます。

3ステップ先まで考える

まず、とにかく与えられた話題に対して、一人で何ステップも先回りして思考し、圧縮する材料を作ることが大事です。
例文だと「お米が美味しい」という話題に対して「白米は美味しい→五穀米も美味しい→美味しいし健康になれる→おすすめしたい→ってか米に対するコメントだなこれ→ウケる」の5ステップを一言に収めてぶつけている事になりますね。とにかく他人の介入を許さず一人で連想ゲーム的に思考を加速させることが大事です。
通常の会話ではまず「わかる!お米美味しいよね!」と共感などでジャブを掛け、そこから適宜質問などを挟んで話を膨らませますよね?そこを全て自己完結させ、初手で数ステップ先をいきなりぶつける事が重要です。「バナナと言ったら→黄色→キリン」を「バナナと言ったらキリン」と言うだけでも会話は破綻します。

圧縮

これは単純ですね。先程作った原文に対し「てにをは」をなるべく消し、複数の単語を出来るだけ一つの単語に圧縮して完成です。この時の単語選びの指標としては、なるべくうまい事を言おうとする事です。「うまい事」というのは得てして「それまでの文脈をうまく利用した圧縮言語」であるため、「それまでの文脈を破壊した上で放たれる圧縮言語」である怪文書と「圧縮言語」という点で生成プロセスが似ているのです。センスとナンセンスは紙一重ですね。
ちなみに、例文では一応「五穀米」と「健康体」で韻を踏んでいるのと「米に対するコメント」がそれに該当します。

おわりに

いかがでしたでしょうか?(まとめサイト)
このプロセスを踏むと、比較的簡単に「本人の中では文脈が通っているのだろうが全く支離滅裂な返答」に見えるものを作ることができるかと思います。小説などで支離滅裂な応答が必要で、でも完全なワードサラダでは人間味が足りない…といった時などに役に立つと思います。恐らくそのような時は来ない



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