じずー

マドリディスタ。アーセナル、ローマも応援しています。

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最近の記事

「トルコの構造的欠陥」EURO 2020 トルコvsイタリア 【マッチレビュー】

パンダくんとビーバーくんが話しています… ビーバー「まず、パンダくんの印象はどうだった?」 パンダ「前半はトルコがよく守っていたねえ。トルコはほとんどの時間を守りに費やしていた印象だったよ。」 「パンダくんのその印象は正しい。前半のシュート数は14-0だったし、キエッリーニのヘッドとインシーニェのシュートは惜しかったね。」 「そんなにシュート数の差がついていたんだ! びっくりだよ。」 「そう。でもイタリアは得点できずスコアレスドローで折り返し。後半に3点も決まったわけだ。」

    • 「勝利の裏の駆け引き」20-21 Genoa vs AS Roma 【マッチレビュー】

      パンダくんとビーバーくんが話しています… 選手を「消した」ローマ パンダ「ボクが見ていた感じだと、前半のうちはローマがずっと攻めていたんだけど、それはどうしてなの?」 ビーバー「そうだね。たしかに前半はローマがずっとボールを支配して、ジェノアの選手はボールを持ちながら効果的にプレーすること、つまりボールを前進できなかったよね。」 「そうそう。それはどうしてなの? ジェノアの選手の能力が低いからなのかな。」 「いやいや。ジェノアの選手の問題というよりも、むしろローマの選手が

      • 【19-20 UCL マッチレビュー】Man City vs Real Madrid ~敗北を知ったジダン~

         19-20シーズンのCLラウンド16の2nd legは、2-1でシティがリードの状態ではじまった。対するマドリーは最低でも2点は取らねばならず、試合前の予想では、マドリーが積極的にプレーし、ゴールを奪いに来るだろうと予想されていた。しかし結果は2-1でシティが勝利し、マドリーは大会を去った。ペップのチームはいかにしてゲームを攻略したのか、その様子を振り返ってみよう。 スタメン  マドリーは左WGにアザールを、右WGにロドリゴを起用した。アザールは怪我明けでコンディション

        • How to Beat Man City ~実戦編~

           前の記事ではシティの強みと弱みを明らかにしたが、ここではマドリーが実際に用意しているであろう(するべき)シティ対策をプレビューする。 リーグ戦再開後のシティの公式戦の戦績は9勝3敗で、負けたのは31節のチェルシー戦(CHE 2-1 MC)、33節のサウサンプトン戦(SOU 1-0 MC)、FA杯準決勝のアーセナル戦(ARS 2-1 MC)だ。これら3チームはいかにしてこのチームに勝ったのか。ここではまず、FA杯準決勝のアーセナルを対シティのロールモデルとして紹介する。 シ

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          How to Beat Man City 19/20 ~シティの弱みと強み編~

           19/20シーズンのCLが戻ってくる。多くのビッグマッチが控えている中でも注目なのがManchester City vs Real Madridの2nd Legだ。1st Legの結果は1-2でシティの勝利。マドリーが駒を進めるには、最低でも2点とる必要がある。絶対的カピタンのセルヒオ・ラモスが累積で出場停止の中、マドリーはペップのチームをどう攻略するだろうか。本記事では、マドリー目線でシティの強み、弱みを探っていく。次編はこちら。 シティの強み① ハイプレス どんな相手

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          【マッチレビュー】Manchester City vs Arsenal 両者の命運を分けたもの

           新型コロナウイルスの感染拡大によるプレミアリーグの中断期間が終わった。再開初戦はいきなりのビッグ6対決。またペップ・グアルディオラ監督とミケル・アルテタ監督の師弟対決でもあった。  結果は3-0でシティの圧勝。スコア上で大きく差が生まれたわけだが、両者の命運を分けたのは何だったのだろうか。 スタメン  シティはラポルトが復帰、期待の若手エリック・ガルシアが先発。CFはアグエロではなく、ジェズス。  アーセナルはティアニーが復帰し、左SBを代行していたサカが右SHに。フラ

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          メトロポリターノに沈んだユベントスの欠陥

           18/19シーズンのUCLのノックアウトステージが開幕し、平日の寝不足に悩まされる日々が始まった。そんな中で注目されるビッグマッチ、アトレティコ・デ・マドリーとユベントスの一戦が、エスタディオ・メトロポリターノで行われた。結果は2-0でアトレティコの勝利。下馬評を覆し見事なゲームを見せたホームチームが先勝した。  では、なぜ”あの”ユベントスが2失点もして敗北したのか。そこには明らかな欠陥があった。 アトレティコの右を集中砲火したユベントス キックオフ時にユベントスの選手

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          カンプ・ノウで何が起きたか?【クラシコレビュー】

           18-19シーズン最初のエル・クラシコはカンプ・ノウが舞台。昨季スペイン王者と、低迷する欧州王者が相見えることとなった。  結果は5-1。蓋を開けたらバルセロナの圧勝・マドリーの惨敗という結果に終わった伝統の一戦であったが、果たしてカンプ・ノウで何が起きたのか?  前半は全体を通してバルサが安定したポゼッションを維持し続けた(支配率62%)。それに対してマドリーはハイプレスをかけず。ボール保持を放棄したかのような姿勢であり、もしかするとこれはロペテギの狙いだったのかもしれ

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