つばめ、今年はあんまり飛来していないな……。そんな心配な記事を書いたのが、ちょうど二カ月前だった。

そして、その一か月後にはツバメたちの姿をあちこちに見つけることができて安心した。そんな記事も書いた。

そうして、また一か月が過ぎた。ツバメたちはぐんぐんと成長している。わが家から駅に向かうまでの道すがら、ツバメの巣ポイントをチェックしながら通勤するのが日課になっている。

駅の改札周りの物件（ツバメの巣）は、5月段階では「空室あり！」と掲げられていたのに、いまではもうすっかり満室。さらに隙間を見つけては、いくつかの新築戸建てまで作り上げられていた。

改札内につくられた新築物件。口を開きそうなヒナたち。ちなみに、この巣の目のまえにも、斜め前にも、ちょっと離れた柱の上にもツバメの巣がある。床にはフンがたくさん落ちているタイミングもある。でも、たいていはきれいに掃除されているので、掃除係の方にとっても感謝したい。

こちらも今年の新築物件。もう、ぎゅうぎゅう詰め。親鳥が何度も行き来していた。

毎年同じ季節のようでいて、飛来しているツバメたちはちがっているのだろう。この町で生まれたツバメがもどってくるのか、それとも二年連続で来てくれているツバメもいるのか。どちらにせよ「子育てしやすい、海辺の町」としてツバメたちに人気だというのは嬉しい。

どの巣にいる子たちみな大きくなってきているので、そろそろ飛びたつころだろう。楽しみだけれど、ちょっぴりさみしい。