感じることと厳密さ【システマをまなぶ】
朝日カルチャーセンターでのシステマのワーク。
2019年の7月から月2回参加して、ようやくメンバーの人とも打ち解けてきたなというところ。
完全にわたしの問題なのだけれど、なかなか打ち解けられないというか、二人一組でおこなうワークではいつも無意識に緊張してしまう。
これまでに武道じゃなくても、なにかペアになって行う競技などを経験していれば緊張しないのだろうと思う。しかし、過去を振り返ってみても小学生のころに体験したフォークダンスとか、運動会の組み立て体操くらいしか思い出せない……。
無意識な緊張は本当にムダというか、ワークの妨げでしかないのは分かっている。でも、無意識的に緊張してしまうので、やっぱり慣れるしかないんだなあと思っていた。ようやく馴染んできてるので、ほっとしている。
今回のワークはダニールの特別セミナーの総復習のようでもあり、基礎を再確認するような内容だった。
まずは姿勢に気を付ける。リラックスしている姿勢とはどんなものか。
自分が無意識にしている姿勢は、背骨が曲がっていて、肩甲骨のあたりに緊張がある。その姿勢だと、力を阻害してしまうので定期的に意識する。
自宅でできる四つのトレーニングがあるのだけれど、(プッシュアップとか、スクワットとか)それらも姿勢に気を付けること。
スクワットやプッシュアップも、ただ回数を重ねればいいというものではない。プッシュアップは姿勢が曲がっていたり、回数を重ねるとつらくなってくるため腕や身体をスライドさせて重心をずらすような動きをしてしまっていた。でも、それではプッシュアップとしてはNG。姿勢に意識を向けつつプッシュアップを行うように気を付ける。
緊張を感じるワークを行う。
システマには「コンディショニング」というものがある。ざっくりいうと身体の中にため込んでいる緊張を排出していく、というもの。緊張を排出する方法はいろいろあるのだけれど、まずは緊張を感じるところからスタート。
身体のどこに、どんな順番で緊張が溜まっていくか、緊張がどんなふうにほぐれていくかを感じてみる。
意識して自分の身体をすこしずつ緊張させたり、リラックスさせる。文字で書く分には簡単だけど、かなりむずかしい。でも、こうした感覚を磨くことが、システマの原理につながっている。このワークも自分一人でおこなえるものだから、毎日訓練していこうと思う。
ダニールのセミナーで、「インストラクターになるにはどうすればいいか?(必要なことは何か?)」という質問をされた方がいた。ダニールは、「トレーニング、トレーニング、トレーニング」と答えてらしたので、とにかくトレーニングあるのみ。
でもこれはシステマに限ったことじゃない。いろんな物事を上達したいとき、トレーニングを繰り返すしかない。客観的に自分の状態を知り、だれか信頼のおける人に師事することだってある。
そう考えると、もうちょっとトレーニングを増やさないと、システマやってますと言えるレベルじゃないな。お家でできそうなトレーニングも増えてきているから、もっとがんばろう。
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